スバル XV 2.0i-S Eyesight & 1.6i-L Eyesight 試乗記

本日は先日XV 2.0i-L Eyesight に試乗し、2.0i-S Eyesightや1600CCのモデルも試乗してみたくなったので、友人のクルマの補修やR2の点検のついでに試乗することとしました。1600CCの試乗車は上級グレードの1.6i-L Eyesightです。

エクステリア

2.0i-S Eyesight


1.6i-L Eyesight

18インチタイヤを装着するとやはりホイールハウスの隙間が小さくなってやはりエクステリアが引き締まる印象。クールグレーカーキはイイ色です。インプレッサシリーズに展開してほしいですね。

インテリア

1.6i-L Eyesight

1600CCモデルのインテリアはオレンジカラーのステッチが施されない分若干地味な印象。
ここの項目はその他はほぼ共通のため割愛。

シート

2.0i-S Eyesightのフロントシート


1.6i-L Eyesightのフロントシート

①2.0i-S Eyesight
合皮とダブルラッセルのコンビシート。掛け心地は2.0i-L Eyesightと比較して若干柔らかめの掛け心地になります。シートのメイン生地のダブルラッセルは2.0i-L Eyesightのトリコットよりも若干ザラついた印象。このグレードはパワーシートが標準装備なのでドライビングポジションが決めやすいのが好印象。

②1.6i-L Eyesight
シート生地はメイン・サイドともにトリコット。こちらのシートもメイン生地のトリコットは2.0i-L Eyesightのトリコットよりも若干ザラついた印象。掛け心地はほぼ2.0i-S Eyesightと同じ。
正直、シートの印象は2.0i-L Eyesightが一番ですね。

エンジン・トランスミッション
①2.0i-S Eyesight
直噴化された水平対向2000CC DOHCエンジンとCVTの組み合わせ。タイヤが18インチと大きくなり、グリップも17インチタイヤよりも強いことから、2.0i-L Eyesightよりも若干軽快さが無くなる印象。ただし、加速力そのものは2000CCという排気量どおりの加速を見せてくれるので不足はありません。

②1.6i-L Eyesight
ポート噴射の水平対向1600CC DOHCエンジンとCVTの組み合わせ。同じタイヤが装着される2.0i-L Eyesightよりも明らかに加速力は落ちるが、2.0i-S Eyesightとの比較では加速力が若干劣るように感じる程度。2.0i-L Eyesightと同等の加速を得るには500回転程度エンジン回転が高めになる。エンジンの吹け上がりは2000CCよりもスムーズ。
坂の少ない平坦路であれば、1600CCでもまずパワー不足に悩むことはない。ただ、走行中前車の左折などで減速した時の再加速時に若干もどかしさを感じるかもしれません。
山間地など坂の多い場所で乗られる場合は当然2000CCがおすすめです。

サスペンション・乗り心地

2.0i-S Eyesightに装着されるタイヤはブリヂストン DUELER H/P Sporｔ

18インチタイヤが装着される2.0i-S Eyesightの足回りは他グレードが突き上げのほとんど無い「優しい」乗り心地とするならば、「しなやかで骨太」な乗り心地と言えます。突き上げは路面の荒い道路を走行すれば若干コツンコツンと角の無いものがあるものの、むしろこれくらい突き上げがあったほうが路面んからの情報量も多く走りやすい印象。また、タイヤのグリップ力も向上しているので、ステアリング操作に対してフロントノーズも素直に入っていく感じです。全体的な印象としてはお世辞抜きでフォルクスワーゲン ティグアンに迫るような操縦安定性と乗り心地の両立が図られている印象。ショックアブソーバーがもう少しイイものを使っていればなぁと感じました。
1.6i-L Eyesightについては2.0i-L Eyesightと同じ足回りのため割愛。

総括
今年試乗したSUVでは走りの面ではトヨタ C-HRのスポーティな走りが印象に残っていましたが、XV 2.0i-S Eyesightの足回りの完成度の高さもオオっと思わせてもらいました。改めてスバルグローバルプラットフォームの凄さを体感しました。スバル車の中ではベーシックなXVがこと実力なので、今後登場するスバルのクルマが楽しみですね。