• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Alan Smitheeのブログ一覧

2024年03月19日 イイね!

デリカミニで本格的に車中泊仕様。

デリカミニで本格的に車中泊仕様。







さて、いよいよ他ではほとんど例に見ない、三菱デリカミニでの車中泊仕様も完成です!!

いや~、長かったなぁ…試行錯誤もあったし、何より他に全然事例も無いもんだから…
とにかく納車直後から手探りでアレコレやってまいりました(涙

というか、デリカミニでガチで車中泊しようとしてる人なんか自分くらいだよね、うん(大汗


というワケで、前回に引き続き…平面の設計図。

alt

やっぱりベッドキットだけでなく、こうした家電とかの配置についても図面作るべきですね(汗

今回ようやく車中泊に必要なアイテムを載せてみましたが…図面通りに行きました。
唯一計算違いだったのは…ポタ電の配置ですかね。配置出来ないこともないんですが…
これをやろうとすると一度配置するとサイズ的に簡単に取り出せなくなるので諦めました。

で、結局ポタ電の配置は助手席前でなく助手席後方…足元のところに決めました。



次に…素人丸出しなラゲッジスペースのラックと収納ケースなんですが…
こちらも色々変更しました。プラのラックなので当然、そのままだとどちらもグラグラです(汗

alt


で、写真のように補強の位置を変更したところ、以前より確実に安定しました。
一番大きいラックを固定する突っ張り棒の位置がフツーにあり得ない感じになってますが(爆
ラックの横幅とかデリカミニの天井の位置だとか考えるともう他に設置出来る箇所がなく…

ひょん軽なラックなので、以前のような設置だと、見た目的には安定感抜群に見えますが…

alt


これだとラックの足に荷重があまり行かないし、棚板の中央に圧がかかってしまうので
当然ながら時間が経てば確実にラックの中央が凹んできて傾くことが想像出来ますよね(汗


ということで、かなり強引ではありますが、4本の足に極力平均的に圧がかかるように、
ラックの両端に突っ張り棒をつけてみました。ラックの幅が数センチ足りませんでしたが、
以前よりもこの方がガッシリと支えられてて実際に運転してみましたが大丈夫そうでした。

alt


そしてラックに載せる大小の衣装ケースは実際着替えとか食料くらいしか収納しないので
あまり重量もかからないので小さい突っ張り棒を4個所も支えたらバッチリ固定出来ました。
さらにズレてこないようにケースの足元にもノンスリップのゴム板をセットしてみました。

ラック自体も足にノンスリップのキャップをつけて、さらにベッドキットのクッションで凹むのを
防ぐためにダイソーで売られているMDFの板っきれを挟んだおかげでより安定しました。

alt


このMDFという合板?は最近インナーバッフルとかでも見かけるので剛性は高そうです。


で、ラックの下…ベッドキットの床下については…こうしてみるとNボックスの時よりも
なんだか収納スペースが広い気がします。というか、いや、確実に広い。

alt


すっかり忘れてましたが…ここにRVボックスを積み込んでしまうのもアリかも??
ただ、RVの高さが33センチなので入るには入るけどかなりギリギリになるんですよね…


さて、次はようやく普段は外している助手席側のベッド床をセットしていきます。

alt


助手席を最前にスライドしてヘッドレストを外してリクライニングをめいっぱい倒してから
常設してる後席のベッド床の支柱からイレクターパイプを接続するだけですけどね(笑

ここでこのベッドキット設計上非常に悩ましい欠点として、赤い丸の部分を見ての通り、
アッパーボックスの収納が使えなくなります。でもこれは最大限長さを利用するという点では
仕方がない妥協ですね。但し、その下にあるダッシュボックスは常時利用可能なので、
車中泊仕様の場合はこのアッパーボックスの中身はそちらへ移しておけばOKですけどね。


で、イレクターパイプの上にベッド床を載せます。たったこれだけです(笑

alt


ポイントとして…赤い丸の部分、ルークス&デリカミニ系のエアコン操作部は結構大きいので
干渉しないように角はカットしてあります。なので、通常運転時でも全く問題はありません。
また、運転席の後部は車中泊仕様に於いて「玄関」となるのですが、普段運転をする場合は
シートポジションを合わせるので自分の場合だとこのくらい狭くなります。
というか、一番後ろまでスライドさせても一切干渉もせず、背面の収納にも問題ありません。


ベッド床は、載せるだけだとズレる場合もあるので、部分的にマジックテープで補助してます。

alt




で、肝心なサイズですが…この車中泊仕様の場合、最大の長さは180センチになります。

alt


なので、身長が180センチも無い小柄?な自分にとっては超余裕なスペースです(笑
巨漢だったり長身の方ではもはやこの車中泊仕様はストレスでしかないでしょう…(遠い目


写真の通り、ラゲッジ部分には大きなラックなども搭載しているので180センチになりますが
それらがなければ220センチにもなるので軽自動車とは言え、バカになりませんね。
これがジムニーやハスラー、タフトになるとこの延長分が削られるので…無理なんですよね。

alt


で、この写真は運転席側のスライドドアを開けた状態になるんですが…運転時以外では
運転席を前方へスライドさせるので、この玄関のスペースはかなり広々となります。
幅としては写真では判りにくいですが、最大だと50センチ以上になるんですよね(爆

なので、玄関から乗り込んでそのまま正面のベッド床に端座位になることが可能なんです。
これがとても重要でして…。自分はこの空間を利用してストレス無く着替えをしたいんです(汗


さらに…一番巨大でスペースを陣取る22Lの冷凍冷蔵庫も所定の位置に載せてみます。
そして、寝床スペースに今回新たに買い直したインフレーターマットも敷いてみます。

alt


見事なまでにジャストフィットです!まぁそれを計算して用意してるんで当たり前ですが(笑
当初、この冷蔵庫がデカすぎて玄関部分までハミ出すんじゃないかと心配でしたが…
このレイアウトだと冷蔵庫の正面にも十分なスペースがあるので電子レンジもすぐ使えます。


マットの頭の方は、というと…

alt


これも設計図通りですが、若干マットがエアコン操作部に被ってしまってますが…無問題。

これ、何故今回枕の位置をこちらに変更してるか?と言うと…頭上スペースの問題です。
Nボックスでは頭上空間に余裕がありましたが、デリカミニは残念ながら高さに余裕がなく、
ラゲッジ側を頭にすると、起き上がった瞬間に頭が天井に当たってしまうんですよね(大汗

なので、起き上がっても空間に余裕のあるこちらが頭の方が都合が良いワケです。
それでも頭上のサーキュレーターが若干邪魔なんですけどね。ほんと、コレ取り去りたい(涙


因みに頭上空間はこの黄色く囲った部分です。これ以外の場所では頭が干渉しちゃいます。

alt


なので、ベッド床上で胡座をかく場合は、この部分のみ…ということになりますね。
ここがやはり、いわゆるアトレーやハイゼット、Nバンのようなバンとの決定的な違いです。

頭上に余裕があればあるほど走行時には不利ですよね、空気抵抗やロール具合だとかで。
このあたりは一長一短なんですよねぇ…どちらがどうとかって話ではなくて。

そもそも自分がここまで車中泊仕様に拘るのにバンを選択しなかった理由というのが
車中泊があくまで「手段」だからなんですよね。車中泊を主目的にしている人とは違います。
なので、どうしても道中の移動…遠出というのが圧倒的に時間的にも占める割合が大きい。
だからこそ、その移動中の快適性を重視した結果、こういう高級な?軽乗用車を基とします。

alt


正直、長時間の移動も快適なのって、やっぱりそういうところが大きかったりするんですよね。
昨今の軽バンはかなり快適性UPしているので随分と見方も変わっては来てますけどね(^^;

ただ、やはりバンだとただでさえ薄い鉄板はもっと薄くてペコペコだし、運転席もペラいし…
何より走行性能も良くないので強風が吹くだけでも怖いし、ガタガタやかましいし…って(涙



話が脱線しました(大汗



で、寝床の話。

車中泊仕様のコンセプトとして、自分はとにかくラクがしたいんですよね、ええ(笑
で、運転していて眠くなったら即座に横になりたい。不眠症なので尚更そこが大事なのです。

なので、基本マットも出しっぱなしにしていました。いわゆる万年床仕様ってやつですね(笑

ですが、今回は一応片付けられることも念頭に置いてます。
今回用意したマットは厚さが薄いのもありますが、比較的折りたたみやすい材質なんですね。

alt


こうしてエアーは一切抜かず、満タンに注入されてる状態で二つ折りにして…


alt


このままラック脇のスペースにサクっと収納しちゃいます、これでバッチリ(笑

今まで使っていたインフレーターだと幅もあるのでこうして立ててやることも難しいし、
厚みも1~2センチある上にツルツルした面なので折り畳めなくて大変だったんですよね。
なので、マットを敷いた状態でその上にもう荷物を置いちゃったりしていたので大変でした。

表面がツルっとしているとそれだけでツルツル滑っていきますからね…
さらにエアが多いと確かに寝心地は良くなる分、ふわふわするしスペースも取りますからね。
実際にインフレーターって厚さが6センチだろうと3センチだろうと実は寝心地に大差はなくて。・
そもそも今回は高反発ウレタンフォームも入った寝床があるので、ぶっちゃけ要らないくらい(汗


あと、今回から導入することになったカセットコンロはこちらのスペースにスッポリ収まってます。

alt


収納ケースから出してる状態ですが、使わない時は専用のバッグに入れてるので無問題。
デッドスペースはガンガン活用していかないと軽自動車で車中泊はやってられません(笑


…そんなワケで、車中泊で使用する家財道具類も一式積載してみた具合はこんなでした。


運転席はいつでも移動出来る状態であることもコンセプトの1つです。これはとても重要。
ハッ!と目覚めていちいち片付けて…なんてね、やってらんないんですよ(爆

alt


昨今の車中泊ブーム?で、みんカラ内でも車中泊されてる方を見かけるようになりましたが、
先述した通り、「車中泊」自体が主目的であるか否か、っていうのはとにかく大きいです。

車中泊が主目的な方の大半は、1泊とか2泊なんですよね。それはまず間違いないでしょう。
しかし、自分みたいに撮影に出かけたり、登山に出かけたり、という人間はそれが目的であり
車中泊はあくまでそれをするための「手段」にすぎないんですよね。

なので、これまた最近流行りな「車中泊飯」というのも、実はそれほど重要視していません。
何故なら…車中泊飯はめちゃくちゃ大変だから(爆

車中泊で連泊したり、めちゃくちゃ遠くまで出かけるような人間は間違いなくそうでしょう。

例えば去年の東北~北陸周遊では1週間以上車中泊をしながら毎日山に登ってました。

そうなると、とてもじゃないけど狭い車内で食事の用意をする暇なんかとてもありません(爆
さらに、料理をするということは、どれだけ頑張っても水が必要になり、ゴミが大量に出ます。
1~2日であれば全く気になりませんが、1週間ともなればゴミまみれです。

さらに、自分は観光もしたい。となると、お土産だって買いたくなる。すると、荷物も増えます。

結局のところ、何に重きを置くのか?で、車中泊と言っても全然趣向も変わってくるので、
そこは本当に考えないといけないんですよね。

例えば今回電子レンジを導入したのに炊飯器は導入しないの?と言われた事がありましたが
それがまさに、車中泊が手段でしかないという理由になってます。
炊飯も考えたんですけどね、炊きたてのご飯を車内で食べれたら最高じゃん!って。

しかし、そこで米粒のついた御釜をどうやって洗う?炊いたお米が食べきれなかったら??

もうね、炊きたてだけの為にそれだけの問題を背負い込むのって、ほんと、馬鹿らしい(汗
だったらサトーのご飯をストックしておいて電子レンジでチンすればいいんじゃね?って。


そういう事もあるので、まぁ多種多様だよね~、って話(笑


なので、どれが正しいとか間違いというのもないんですが、何事でも「目的」が大事ですね。


そして、それらを色々と考えていった末…

alt

最終的にはこうなるであろう、というのが…構造変更ですかね。

正直、我が家みたいなリタイヤ間近な夫婦にとって、4人乗りとかもはやどうでもよくて。
昔は「大は小を兼ねる」というのがモットーの如く、やたら大きな車に乗ったりしましたが、
4年前に久々にZ4という2シーターのスポーツカーに乗り換えた事で考えも変わりました。

VWゴルフを購入した10年前でも、後部座席にアームレストがあるとか無いとか、
エアコン吹出口があるとか無いとかって話題にしていた事もありましたが…

今思えば、なんじゃそりゃ!?って感じなんですよね(爆

そりゃ日頃から後部座席に家族を乗せて走ってる人にしたら重要なポイントなんですが、
もはや夫婦2人しかいないのに、自分が座ることですら全く無いというのに、
後部座席の広さだの快適さだのって…"Whatever? Huh?"って感じですよ、ほんと(汗

なので、このデリカミニでも購入に当たって後部座席なんて、納車するまでろくに見てないし。
スライド量が凄いんです~ぅ!とか言われても、全くどうでもいい。だって使わないから(爆

そして、納車してしばらく経った今では、もはや後部座席そのものの存在が鬱陶しいほど(爆

…となれば、いっそ外してやればいいんじゃね?って話になりますよね、ええ。
というワケで、車中泊仕様としてはひとまず完成しましたが…さらなるアップデートとしては…

リアシート外し…です(笑

リアシートを丸ごと外せばベッド床下の収納スペースが200L分くらいは増える見込みです。
となると、わざわざ10万円近くも費やしてルーフボックスを乗っける必要もなくなりますしね。

冷静に考えたらルーフボックス、めちゃくちゃ面倒そうです。手入れもそうだし、準備だけでも。
つけっぱなしにもしておけないし、雨の日に道具の出し入れとか考えただけでも憂鬱そう(汗

当初、デリカミニはルーフレールがあるからルーフにラックとかつけるのラクそうだな~って、
何も知らないもんだからそう思ってましたが…別にルーフレールがあろうがなかろうが、
まるで関係無いやん!ってことがわかって愕然となりましたよ、ええ。

てっきりこれでルーフボックスつけるのも安上がりかな?と思いきやそんなこともなく…。

おかげでルーフラックもルーフボックスも一瞬で諦めることが出来ました。
だって、後部座席を外せばルーフボックス1つ分くらいの収納は増えるし、10万円は浮くし(笑
さらに、車重も30キロくらい軽くなるだろうから車重がキツいデリカミニにとっちゃラッキーです。
それと、軽乗用車から軽貨物車になれば当然、自動車税も半額になるのでありがたいです。
車検は1年毎になるかと思いきや軽自動車だと2年車検のままだっていうし…メリットばかり?

心配なのは構造変更による費用とか手間とかですが…調べてみると結構やってる人も多くて
いろいろ参考になりそうなので、今回はちょっと頑張ってみようかな、と思っております。

デリカミニでやってる人はまぁ全国探してもまずいないだろうけど…だから逆にやってみたい。

因みにNボックスの時でも少し話が出てたんですが、Nボックスみたいな省スペースワゴンでは
座席を外す意味があまり無かったりするのよね、実は(汗
めちゃくちゃ賢く設計されたダイブダウンシートなので、外した所で生まれる空間はごく僅か。

逆にデリカミニのように居住性の高い車の後部座席は他の軽自動車と比べても大きいので
撤廃したらその分生まれる空間はNボックスやいわゆる軽バンよりはるかにデカいんですよね。

今のところはシートを外さなくても何とか荷物が積められる計算ではいるんですが…
来冬になれば普段の車中泊以上にストーブやら防寒具やら何やらってギアも増えるので
とりあえず現状の車中泊仕様で実際に旅をして、不満点をいろいろ洗い出したいと思います。


デリカミニ…まさかの2シーターに(爆
Posted at 2024/03/19 23:41:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | デリカミニ | クルマ

プロフィール

「春の大遠征、北海道・東北周遊~2日目【後編】 http://cvw.jp/b/1930092/47679397/
何シテル?   04/27 12:56
・登山(日本百名山63座登頂、他約250座) ・車中泊(約30年前から始めてます) ・旅行(世界一周、日本一周達成) ・楽器(ギター、ベース、ドラム、ピア...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/3 >>

      12
34 56789
10 1112 13141516
17 18 1920212223
24 25 2627 282930
31      

愛車一覧

三菱 デリカミニ デリ三。 (三菱 デリカミニ)
それまで乗っていた新車で買ったオープンカーZ4も手放し、 メインで乗っていたNボックスも ...
BMW Z4 ロードスター Red Zeppelin号 (BMW Z4 ロードスター)
ほぼ衝動買いに近いカタチで無理を承知で購入。いわゆる一目惚れってヤツです。 ほぼフル装 ...
メルセデス・ベンツ Mクラス 白い戦車。 (メルセデス・ベンツ Mクラス)
Nボックス納車後、衝動的にゲットしてしまったSUVベンツ。 元々VWゴルフを買う際も、世 ...
スズキ ワゴンR スズキ ワゴンR
以前からもう面倒だし、維持費もバカらしいし、お金も無いし、と考えるようになっていて、 以 ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation