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2020年07月28日 イイね!

S209を見にやっぱり行くべきかな〜

S209を見にやっぱり行くべきかな〜「22B」「S209」「レガシィのWRCマシン」! STIギャラリーがスバリストならずとも「お宝だらけ」だった!

新しい生活様式に合わせて土日のみオープン

 SUBARUのモータースポーツやカスタマイズパーツ、コンプリートカー開発などを担うスバルテクニカインターナショナル(略称、STI)を知らないというスバリスト(スバルファン)はいないだろう。そのSTIの本拠地に隣接しているのが「STIギャラリー」と呼ばれる施設で、STIの歴代マシンやパーツなどを間近に見ることができる場所として、スバリストなら一度ならず何度も訪れたい聖地となっている。

 現時点での常設展示としてはSTIにWRC初勝利をもたらしたレガシィRSなどのモータースポーツ車両が中心で、多数のトロフィーも展示される。中には手に取って記念撮影可能なものもあるというのはファンにとって一生の記念になりそうだ。実際、海外から訪れたるファンも多く、ゲームの中でしか知らなかったSTIの伝説的コンプリートカー「インプレッサ22B STI Version」をじっと見つめ感涙するスバリストも少なくないそうだ。

 そんなSTIギャラリーは新型コロナウイルスの影響でしばらく閉鎖されていたが、2020年7月1日より営業再開している。新しい生活様式に合わせて入場者数を制限するなどしているが、貴重なマシンへの乗り込み体験などはスタッフの消毒作業などにより対応可能となっているのは嬉しいところ。

 なお、そうした対応の関係もあり、当面は営業するのは土日のみ、営業時間は10時~17時となるという。ちなみに、入場料は無料だが、駐車場は用意されていないので、公共交通機関を利用するなどして訪れたい。

企画展「TRY&ERROR 創造の軌跡」

 さて、STIギャラリーでは再開を祝うかのように新しい企画展「TRY & ERROR 創造の軌跡」が始まった。そのメインテーマとなっているのは、2019年に北米市場でローンチされたコンプリートカー「S209」。

 STIコンプリートカーとして北米に初めて投入されたモデルであり、また初めてSTIがマニュファクチャラー(製造者)となった記念すべきマシンでもある。それだけに、多くのトライ&エラーが繰り返されたということで、そうしたエンジニアの苦労やSTIの成長が感じられる展示となっており見ごたえは十分。

 なにより、北米専売で日本ではまず見る機会がないであろうコンプリートカー「S209」に触れることができるというのは、おそらくここでしかできない体験。265幅のタイヤを収めるためのワイドボディや、フロントのカナード、リアのカーボンウイングといったエアロパーツのディテールまでなめるように見ることができるのだ。タイミングが合えば専用レカロシートに座ることも可能かもしれない。

 さらに貴重な機会といえるのは、このコンプリートカーに使われているフレキシブルタワーバー、ドロースティフナー、専用サスペンション、ターボチャージャー、エアクリーナー、フロントフェンダーといったパーツの単体を、エンジニアのメッセージと共に見られること。ターボチャージャーにHKSのロゴが入っているのを確認すれば、ジャパンパワーを感じることもできるだろう。

STIの思いはユーザーが満足すること

 そのほか、STIの未来を示すインスタレーションも企画展には展示されている。とくにSTI全社員を対象とした「あなとにとって理想の運転とは」というテーマに対する直筆メッセージによる展示は、STIファンならじっくりと読みたくなる内容。

 そのインスタレーションの横には2018年の東京オートサロンでお披露目されたコンセプトカー「SUBARU VIZIV PERFORMANCE STI CONCEPT」が展示されているのも、コンプリートカーだけでなく、モータースポーツ活動やカスタマイズパーツの開発に伴うトライ&エラーが生み出す未来を示していると感じられた。

 まだまだ新型コロナウイルスを完全に克服したわけではなく、いろいろと気をつけながら行動していく必要はあるが、スバリスト、STIファンであれば営業再開したSTIギャラリーに是非とも足を運んでもらいたい。

【詳しくこちら】

■STI Gallery所在地:東京都三鷹市大沢3-9-6HP:https://www.sti.jp/gallery/
Posted at 2020/07/28 20:53:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2020年07月28日 イイね!

2022だからまだまだ先って気もするな

2022だからまだまだ先って気もするな2022年登場予定『BMW M4 GT3』がロールアウト。初ドライブはファーフス

 BMWの次世代GT3カーで2022年に登場が予定されている『M4 GT3』のシェイクダウンテストがドイツで行われ、開発車両の一部が初公開された。

 2022年に導入されるFIA-GT3の新しい車両規則下でのデビューを予定しているBMW M4の新型レーシングカー。このマシンの初ドライブを担当したのは、BMWワークスドライバーのアウグスト・ファーフスだ。

 7月18日にドイツ、ディンゴルフィング工場で最初の確認テストが完了したニューマシンは、すぐに次のテストが予定されており来週にはトラックテストがフランスのミラマスで実施されるという。

「新しく開発されたBMWのレーシングカーが初めてコースに出るとき、それはいつも感動的な瞬間だ」と語るのはBMWモータースポーツでディレクターを務めるイェンス・マルカルト。「しかし、今回は特に誇らしい」と彼は続けた。

「我々は新型コロナウイルスの“パンデミック”期間中、BMWグループの厳しい安全衛生規制を遵守する一方で、BMW M4 GT3の発売に向けた開発プログラムを計画どおりに実行し、当初想定されていた期日をなんとか守ることができた」

「ここ数カ月の困難な状況を考えると、注目に値することだ」

 BMWがM4 GT3の開発をスタートさせたのは2019年初頭。最初はCFDコンピュータシミュレーションを用いた車両設計から始まり、同年2月には500馬力以上のパワーを発揮するエンジンがベンチに載せられたという。

 また、BMWの次世代GT3カーのベース車両が『M4』になるという計画が明らかになった2019年中頃からは、60%スケールモデルでの風洞テストが開始されている。

 その後、BMWは12月にプロジェクトを公式に発表。最初のテスト用シャシーが今回のロールアウトに先立ち、2020年初頭にレーゲンスブルク工場で製造された。

 ニューマシンの初テストを担当したファーフスは、プロジェクトに関われたことをうれしく思うと語っている。

「新型BMW M4 GT3で最初の数メートルを運転できたことは、僕にとって素晴らしいことであり、とても名誉なことだ」とファーフス。

「僕はこれまでにもいくつかのBMWレースカーの開発に携わっており、そのような重要なプロジェクトに参加できることをつねにうれしく思っている」

「ロールアウトでの主な仕事は機能テストだが、最初に乗ったときからクルマに良い感触を持ったので、これから数カ月にわたって予定されている開発テストを楽しみにしているよ」



BMW M4 次期型、「GT3」レーサーの写真…市販車と直6エンジンを共有

BMWは7月20日、次期『M4クーペ』をベースとしたレーシングカー、「M4 GT3」のプロトタイプの写真を公開した。2022年シーズンのモータースポーツに投入される予定だ。

◆現行のBMW M6 GT3の後継モデル

BMW M4 GT3は、現行のBMW『M6 GT3』の後継モデルとなる。現行のM6 GT3は、2016年から世界のモータースポーツシーンで活躍してきた。スパフランコルシャン24時間レース、マカオでのFIA GTワールドカップなど、多くの国際レースシリーズで成功を収めている。

BMW M4 GT3は、BMWのカスタマーレーシングサービスの新たなトップモデルに位置付けられる。2022年シーズンから、世界中のプライベーターは、次世代のBMW M4クーペをベースにしたGT3モデルで、モータースポーツに参戦する機会を得ることができるという。

◆S58型直列6気筒エンジンを搭載

BMW M4 GT3のベース車両となる市販モデルが、次期BMW M4クーペだ。BMWによると、市販車のエンジンとシャシーは、M4 GT3の開発において、重要な基盤になるという。この目標を念頭に置いて、BMW Mのエンジニアは、優れたエンジン特性と動力伝達を持つS58型エンジンを選択した。次期型では、市販車とレーシングカーで、エンジンを共用することになる。

次期BMW M4クーペには、最新のMツインパワーターボテクノロジーと高回転コンセプトを採用する。このパワーユニットは、すべての速度域でレスポンスに優れており、2つのパフォーマンスレベルが用意される。標準仕様は最大出力が480hp。コンペティションでは、最大出力が510hpに引き上げられる。最大トルクは66.3kgmを引き出す。

現行M4クーペには、直噴3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する。最大出力は431hp/5500~7300rpm、最大トルクは56.1kgm/1850~5500rpmを引き出す。次期型では、標準仕様で49hp、コンペティション仕様で60hpという大幅なパワーアップが図られることになる。

なお、M4 GT3は2020年、プロトタイプによる集中的なテストを行う予定だ。2021年には、レース条件での定期的なテストも計画されている。

◆新型コロナの影響でバーチャルでの開発に取り組む

BMWは今回、このM4 GT3のプロトタイプの写真を公開した。このプロトタイプは、BMWグループのドイツ・ディンゴルフィンク工場で組み立てられた。

開発は2019年の初頭に、コンピューターシミュレーション(CFD)によって開始された。最大出力500hpを超えるエンジンは、2月にドイツ・ミュンヘンのテスト施設に持ち込まれた。初期のテストはBMWグループの風洞実験施設において、2019年の半ばから60%に縮小されたスケールモデルを使用して行われた。

BMW M4 GT3の最初のテストシャシーは、2020年初頭にBMWグループのドイツ・レーゲンスブルクの工場で生産された。その後テスト車は、BMWモータースポーツのワークショップで、約6週間をかけて組み立てられた。

その後、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響により、数か月にわたってバーチャルでの開発に取り組んできた。そして今回、BMWワークスドライバーのアウグスト・ファルファス選手が、M4 GT3を初めて走行させた。多くの課題に直面しているにもかかわらず、BMW M4 GT3はこれまでにすべての開発ステップを計画どおりに完了しており、来週の初テストに向けて、フランスのミラマに移動するという。

なお、BMW は、M4 GT3をロールアウトしたことは、GTレースシーンの新しいアイコンの開発における重要なマイルストーン、としている。
Posted at 2020/07/28 20:48:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW | 日記
2020年07月28日 イイね!

栃木のショップさんなのか

栃木のショップさんなのか「EJエンジン最速計画の第二章がスタート」国内最速WRX STIの進化は止まらない!

最高速320キロ&タイムアタック仕様へとマイナーチェンジ!

フレンズのVABチューンドが再始動

最高速アタックやゼロヨンで数々の金字塔を打ち立ててきたフレンズ。マニュアルで乗れる新しいチューニングベースの可能性を模索するべくWRX STIのデモカーを新車で導入。以来、ブーストアップ仕様からタービン交換、そして排気量アップとステップを踏みながら最高速に挑み続けてきた。

現在の記録は、2018年にマークした299.64キロ。WRX STI最速記録であり、300キロ突破も時間の問題だったが、S15シルビアでのタイムアタックの方が忙しくなったためにプロジェクトを一時封印。そして1年以上の時間が経過した2020年5月、ついにWRX STIが再び動き出したのである。しかも、エクステリアを大幅にイメージチェンジして、だ。

「今度はサーキットを軸にしてみようかなって。もちろん最高速もやりますよ。320キロは突破させないとね」とはフレンズ猪瀬代表。それでは、改めてマシンスペックを確認していこう。

エンジンはEJ20からEJ25へと載せ換えた上で、腰下に東名パワードの2.6Lキットを投入。ヘッドも燃焼室加工やビックバルブ化などくまなく手が入る。

なお、EJエンジンは大径化した吸気バルブとプラグホールが近くなりすぎて、ノーマルでもクラックが入るケースが数多く見受けられる。そこで、放熱性の高いベリリウム銅合金のシートリングに入れ替えることで対策している。

タービンは等長EXマニを介してギャレットのGTX3582Rをインストール。ブースト圧1.6キロ時に500ps/65.0kgmを叩き出す。

エンジンの制御はモーテックの最高峰M150が担う。圧倒的な多機能さを持つモデルだが、それだけにセッティングするチューナーのスキルも求められるECUだ。

足回りはオーリンズの車高調でセットアップ。バネレートは暫定で前後20kg/mmの設定だ。機械式LSD(F1.5ウェイ R2ウェイ)と合わせて、旋回性能を重視した味付けが施されている。

ブレーキにはエンドレスのレーシングモノブロックを前後にセット。ローターもeスリットで大径化しており、サイズはフロント370mm、リヤ320mmだ。

セッティングの幅を広げるためにブレーキバランサーも備えているが、まだセッティングは万全ではないという。今夏中にサーキットでの走り込みを重ねながら、冬のタイムアタックシーズンまでに仕様を固めていくつもりだ。

ステアリングはモモのバックスキン。エアコンやオーディオ付きで軽量化も一切なしの快速スペックだ。ミッションも純正のままでファイナルも変更していない。

メインメーター前にはモーテックC125ディスプレイロガーをセット。その名の通り単なるマルチディスプレイではなく、検証用のロガーとして活用されている。

今回のリメイクの目玉と言えるのが、バリスのワイドボディキットを軸に構成されるエクステリアだ。タイヤ幅の拡大とダウンフォースの増強が主目的だが、フレンズ謹製のバイナルグラフィックとのコンビは攻撃的の一言だ。

大きく張り出したアンダーボードやカナードなどがタイムアタック仕様を。ウイングは、アンダー鈴木ブランドのドライカーボン製シングルエレメント仕様をインストール。フレームに固定された完全サーキットスペックだ。

なお、これまでの最高速アタックの障壁となっていたギヤ比に関しては、現在、海外メーカーにオーダーしているドグミッションで解決予定。

「ギヤ比で計算すると320キロの突破も見えているんだけど、サーキットアタック用に導入したワイドボディやエアロパーツが最高速には不利だからね。その分パワーを上げて引っ張るしかないかな」と猪瀬代表。

新たな課題や野望が入り乱れた状況ではあるが、第二章となる今後のチューニングでは、これまで以上に完成度の高いマシンへと仕上げられていくことは間違いない。さらなる躍進に期待したい。

●フレンズ 栃木県下都賀郡野木町友沼6602-4 TEL:0280-54-1650
Posted at 2020/07/28 20:45:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年07月28日 イイね!

元のファイヤーバードも良いけど、やっぱりKITTの方がイイね

元のファイヤーバードも良いけど、やっぱりKITTの方がイイね【本物】ナイトライダーの「キット」が、2000万円で落札された!

■自動運転はもちろん、会話もできる夢のスーパーカー「ナイト2000」がオークションに出品

 1980年代に世界中のティーンエイジャーを熱狂させたアメリカのTVドラマ「ナイトライダー」で、圧倒的な存在感を見せつけた超スーパーカー「ナイト2000」が、2020年夏のアメリカのオークショネア「ジュリアン・オークション」社によって、オンライン競売にかけられた。

 アメリカ文化が世界を席巻した1980年代のポップカルチャーを代表する劇中車両としては、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ3作に登場したデロリアンと双璧を成すともいわれる「ナイト2000」。その足跡を振り返るとともに、オークションでの展開を追ってみることにしよう。

●世界中の“男子”を魅了した、夢の超スーパーカー

 ジュリアン・オークション社は2003年に創業。ハリウッドを擁するロサンゼルス郊外の町、カルヴァーシティに本拠を置き、アメリカのエンターテインメント界やスポーツ界から集めたグッズ類を得意とするオークションハウスとのことである。

 そしてこの夏、新型コロナウィルス禍に対応してオンラインで開催されたオークション「Hollywood:Legends & Explorers」では、その名のとおりハリウッドを中心とする映画やドラマ、音楽イベントなどで実際に使用された衣装や小道具、台本や表彰状などのドキュメント類、あるいはアワード受賞時のトロフィーなど、アメリカのエンターテインメント産業とセレブレティたちの足跡を物語るような、貴重なメモラビリアたちが出品される。

 また、なぜかカップリングとして、NASA放出と思しき宇宙開発史を語る品々もこの競売の対象となっており、出品アイテムは900点以上にも及んでいた。

 そんな出品アイテムたちのなかでも異彩を放っていたのが、かつて世界的にブームを巻き起こしたTVドラマ『ナイトライダー』のシンボルともいうべき、漆黒のスーパーマシンであった。「キット(K.I.T.T.)」こと「ナイト2000」である。

 アメリカNBCネットワークで1982年から1986年まで全84話が放映された「ナイトライダー」は、母国アメリカやヨーロッパのみならず、極東のわが国でも大人気を博した、単純明快・勧善懲悪のアクションドラマである。

 そして、デーヴィッド・ハッセルホフが演ずるヒーロー、マイケル・ナイトと同等かそれ以上の人気を博したのが、マイケルの相棒となる「ナイト2000」。あらゆる特別装備のすべてをつかさどるA.I.システムの名から「キット」の愛称で呼ばれる、クルマを超えたクルマである。

 今世紀初頭に消滅してしまったGMのブランド「ポンティアック」が、1982年から1993年まで生産していた「ファイアーバード・トランザム」第3世代モデルをベースに、SF的な大改造を施したナイト2000は、ドラマの設定では「分子結合殻を組み込んだ特殊セラミックコートによる防弾・耐衝撃ボディ」や、「人間との自然な会話による指示・応答や自律での無人走行を可能とする高性能人工知能(キット)」などで完全武装した、まさしく夢のスーパーカーと謳われた。

 また、こちらも設定上の最高速度はノーマルモードで322mph(約520km/h)、シーズン4からアップデートされた「スーパー追跡モード」では、なんと450mph(約720km/h)を標榜。劇中ではマイケルとともに18輪トラックをヒラリと飛び越えるダイナミックなジャンプや、クロスカントリー車を次々と撃破するダート走行シーンなどを披露し、世界中の少年たちを魅了することになった。

 こうして1980年代のアイコン的存在となった「ナイト2000」は、4シーズン全84話(日本では74話)の放映が終了したのちにも、世界中でレプリカ車が製作されるほどの人気を博すことになる。日本でも熱心なファンの手によって、ほぼ完璧に再現されたレプリカが複数台存在しているようだ。

 そんなナイト2000のオリジナル車両が、オンライン限定オークションで入手できるというのは、当時マイケルとキットのドラマに熱狂したファンにとっては、なにがなんでも見逃せないものだった。

■3台製作された劇中車の1台、その落札価格は?

 今回ジュリアン・オークション社の「Hollywood:Legends & Explorers」オークションに出品された「ナイト2000」は、1983年に「ハリウッド・プロダクションズ」社が購入し、ドラマ出演およびプロモーション活動のために3台製作されたうちの1台。

●本物のナイト2000、その評価はいかに?

 北米で「ナイトライダー」全シリーズの放映が終了した1987年、ドイツ語圏ではロックミュージシャンとしても人気を博していたハッセルホフ氏が、自身のバンド「ナイトロッカーズ」のコンサートツアーに帯同するため、オーストリアにナイト2000を持ち込んだとされる。

 ナイト2000はコンサートツアーの終了後もオーストリアに残り、ウィーン近郊の小都市シュトッケラウの自動車博物館「Siegfried Marcus Automobile Museum」に、2005年ごろまで展示されていたという。

 その後、デーヴィッド・ハッセルホフと「キット」の声を当てた俳優ウィリアム・ダニエルズのサインが書き込まれ、証明書も添付されたこの「ホンモノのナイト2000」は、いったんアメリカに戻されていた時期もあったそうだ。しかし、NBCと同じ企業グループに所属する「ユニバーサルスタジオ」が自社企画の出張イベントのため、および「デーヴィッド・ハッセルホフ&ナイトロッカーズ」ツアーの目玉とするために、再びオーストリアに移送したとの記録が残されている。

 前世紀末から長らくアルコール依存症に悩み、このツアーに再起を賭けていたハッセルホフは「このクルマは2010/2011におこなわれた、私のカムバックツアーに帯同してくれたほか、たくさんのTVショーやコンサートでも私を助けてくれました。」と語ったとのことである。

 世界が注目していた「ナイト2000」の競売については、売り手であるオークションハウスがクラシックカー/コレクターズカー専門ではないことに加えて、いわゆる相場の無いクルマであるせいか、推定落札価格については10万?20万ドルという、かなり広めの幅が設けられていた。

 2週間にわたって展開されるオンライン競売は、まず2万5000ドルからスタートした。そののち数日で2件の入札があり、価格は3万2500ドルに上昇したのだが、さらに翌日には1件のみの入札で2倍に相当する6万5000ドルまで急騰。現オーナーとオークショネア側が最低落札価格を設定していなければ、入札終了まで12日を残して、そのまま落札の可能性も見えてきた。

 ところがその後もビッドは小刻みに続けられ、数日後には7万5000ドルに上昇。そして入札が締め切られる前日にはエスティメート下限に相当する10万ドル(約1078万円)まで届いたのち、7月17日午前10:00(現地時刻)の締め切り直前には、この種のオンラインオークションではお馴染みとなったビッド合戦が展開されたようだ。

 翌日発表された落札価格は、手数料を合わせればエスティメート上限に迫る19万2000ドル(約2054万円)となったのだ。

 日本円換算で2000万円を超えたこの落札価格について、驚きの高価格と見るか、それとも知名度と人気の割にはリーズナブルと見るかは、人によって意見が分かれるところだろう。

 それでも、同年代のファイアーバード・トランザムが概ね1万ドル前後。「デイトナ500」レースの元ペースカーなど、特別なヒストリーを持つ個体でも2万ドル以内で取り引きされている現況と比較すれば、やはり「ナイトライダー」の威光はいまなお健在と納得させられてしまったのである。
Posted at 2020/07/28 20:42:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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