今日は二つ目、
先日、インタークーラーをあることをやりたくって中古品を入手し、
フィンの修正までやりました
そのやりたいことの効果ってそもそも
どの程度見込めるのかを知りたくてやってみました。
いつもの流体解析ソフトFlowsquare4.0です。
モデルはノーマルイメージと
フィンの前後を大きくR付けしたモデル
通路長さは計算時間を短くするために短縮していたり、コアの段数が少ないですが
比較して大きく効果の傾向を見るだけですから問題ないでしょう。
はっきり言って絵は感覚で書いたので適当です(*'▽')
いきなり結果です。定常流で安定したところの比較となります。
条件は、右下からエンジンが吸い込むイメージで下向きに流速を与えています。
レヴォーグはターボなので左下から密度の高い空気を流入させるのでは?
と思った方鋭いと思いますが今回知りたいのは過給がかかっていない時の
イメージなので右下抜きにしました。
違うかもしれませんが(;^ω^)
ノーマルイメージ
フィンの前後を大きくR付けしたモデル
色で比較してしまうとほとんど大差ない結果に見えてしまいますが
よーく見るとそれぞれの速度のカラーバーのスケールが違うのがわかります?
R付けした方が同じ位置でも2割ほど流速が早くなっています。
次はその時の圧力分布を見てみます。
ノーマルイメージ
フィンの前後を大きくR付けしたモデル
圧力の分布も見た目あんまり代わり映えしませんね、
でも先ほどと同じようにカラーバーの値を見ると違いが判ります。
最大負圧(青色)は、-1.119x10^3 と -0.9094x10^2 で、
R付けの方が値が値が高く、
最高圧(赤色)は、1.144x10^2 と 1.078x10^2 ということで、
それぞれの形状で、最高圧と最大負圧の差が圧損とすると、
ノーマルは、2.263kPa
R付けは、 1.9874kPa
ということで、R付けした方が圧損が低いですね。
まとめると、
R付けした方が流速が20%増え、圧損は14%くらい低い結果となりました
ここまでは傾向としては予想通りなのですけれど大きく異なったのは入り口側の流れ方、
R付けをすると縮流が大きく軽減して実際に流路として使われる有効面積が増した
結果、流量が増えたり圧損が減ったりすると思っていましたが、縮流はあんまり
変わっていないですね。
あくまで入力した条件・形状での結果で熱交換も解いていませんですから
絶対値は信用せず、大きな方向性としての傾向をつかむくらいと思っていますが
効果はありそうですね( *´艸`)
定常流でこれですが、アクセルを踏み込んだ瞬間の流れの応答性がどうなるかはまでは
詳細分析できていませんが、流速増、圧損低減していますから、その分を考慮すると
同じ流速、同じ圧力になるまでの時間は早くなっているはずですよね(*'▽')
今回のスバル君
またまた登場ですけれど、こんばんはって(^^)
つづく
Posted at 2020/05/27 21:38:02 | |
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