またアナログ嗜好の悪い癖です。
プレオバンでカセットテープを聴きたくなってしまいました。
特に理由はないのですが、カセットテープのしゃがれた音質ってどんな感じだったっけ?と気になるとどうしても止まらなくなってしまい。
最初はLonesome Car-Boyにしようと思ったのですがちょっと高い。
純正のカセットデッキで安く上げる方法も考えたものの、Bluetooth接続でiPhoneからも流したい。純正デッキはAUX入力端子が付いていない。
そもそもこれらの選択肢では、ショボいとはいえサブウーファーの接続も出来なくなりそう。
何気なく今使っている中華Bluetoothオーディオを見るとAUX端子付いてるじゃないか!
発想を変えてWALKMANを車載することにしました。これはこれで懐かしい。
ヤフオクで探すと結構いいお値段しています。
ベルト交換済みの程度の良さそうな中古を購入、しかし聞くものがないことに気付きました。
慌ててカセットデッキも購入。
マイナーなMarantzですが3ヘッドなのにお値段もお求め安くこれに決定。
せっかくアナログを買ったのですからと、レコードから録音をしてみたのですが、いまいち録音レベルが上がらず。この辺は少し時間をかけてセッティングをしたほうが良さそう。
どうせプレオバンの雑音の中で聴くので、この際ソースはデジタルでもいいやと割り切り、逆にiTunesでダウンロードした音楽をテープに落とします。
一応BIASを調整し、見よう見まねでキャリブレーションもして、レベルをギリギリまで上げた上での録音です。
カセットテープはマクセルのXL1-S、ノーマルポジションです。
ノイズリダクションはDOLBY BとHX-PROを選択。
AIRPLAYを録音するつもりだったけど、なんとなくはっぴいえんどにしました。
早速WALKMANで聞いてみると、めちゃめちゃ遅い!整備済みだと書いてあったものの所詮はヤフオク、過剰な期待は禁物ですね。
ネットで調べると回転数の調整方法がありました。
赤マル部分に調整ネジがあるので、オリジナルを同時に聴きながらクリクリと調整しました。厳密では有ませんがポータブル機ですから雰囲気さえ良ければいいでしょう。
改めて聞いてみるとピッチはおよそ違和感なくあっているものの、曲や音調によってワウフラが目立ちます。
ま、いっか!
これを車に積んではっぴいえんどを流しながらうだうだ走ってみたい。
ごちゃごちゃうるさい感じですが余っていたスマホホルダーにくっつけてみました。
このWALKMANは縦開きなのでスマホホルダーに設置したままでも開閉がワンボタンで可能です。
ついでにACアダプターも探して設置。ACアダプターは終息してしまい探すのに苦労しました。お値段もバカ高い。
そんなこんなでプレオバンにとりあえずのカセットテープデッキを用意できました。
そのうちグローブボックスに配線を引いて見えないようにしてしまおうと思います。
はっぴいえんどを聴きながら気だるくドライブをすると、やっぱり70年代〜80年代の空気は尖っていて凄いなと気付きます。しゃがれ気味のワウフラが追い討ちをかけてきます。
ワウフラ以外の音質は厚みのある音質で想像以上に良いです。カセットテープの低音質のイメージって、きっと中学生の頃のラジカセやミニコンポから来るのでしょうか。確かに細かい描写はデジタルの方が良いですが、低音域のみならず中音〜高音域もコッテリとした厚みがあります。
CDが水出しコーヒーだとしたら、カセットテープはこってり点てたネルドリップのデミタスコーヒーって感じでしょうか。
Posted at 2021/02/08 22:32:21 | |
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