名刺入れを始めて買いました。
正確に言うと2つ目で初めての名刺入れではないのですが、まともに選んだ初めての名刺入れということです。
今まで使っていた名刺入れは、20余年前新卒で働き出した時に用意したもの。
新卒者研修で必要と聞いて直前に研修所近くのスーパーで買ったあり合わせの名刺入れ。
後でちゃんとしたのを買おう、そう思って適当に選んだ名刺入れをまさか長年使うとは…
これがそのスーパーで買った名刺入れです。
写真で見るより相当安っぽいです。
VANSPORTSというものだと、今初めて認識しました。スポーツ?仕事なのに?
1998年4月ですから今から24年前か…
正直あんまり働きたくない心持ちで、嫌々就職したのを思い出します。
志も低く、協調性も無し。
単車のことばかり考えていたのでサラリーマンをどこか蔑んで見てたような気がします。
そんな私でも紆余曲折の中、どうにか働けてきたことはある意味奇跡です。
そんなこんなで心機一転、名刺入れを買い直しました。
GANZOのコードバンで少々値が張りましたが、50代にもなってスーパーの名刺入れももう卒業しても良いでしょう。クライアントに足元見られてしまうこともあるし、最初で最後の名刺入れです。
VANSPORTSの長年の愛用者の私からすると、圧倒的な存在感に威圧されます。
30代くらいからこうした物を使ってる方も多くいると思いますが、一目で信頼感が増しますね。
VANSPORTSの名刺入れだって機能面では遜色ないはずなのに、見るからに違います。
新喜皮革で鞣されたコードバンはレーテルオガワで染色されるそうです。
先日購入した、WILDSWANSのホーウィン社のシェルコードバンが持つヌメ革のような風合いとは全然違いますね。
やはり何事も適当に選ぶとことは、それだけ適当な雰囲気を身に纏うことになるのかと改めて感じました。
このコードバンも経年変化が美しい調度品です。人生は一度きりだからこそ、若いうちにこうした物を身につけ、日々の努力の体現を革の変化に映すと良いですね。
とはいえ、50代からだってまだまだやっていきましょう。成長できる50代ってのは決して美しくはないけれど、それなりに楽しい人生ではあります。
Posted at 2022/08/31 11:57:50 | |
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