なとりのブログ一覧

最近はすっかりN-WGNづいていましたが、N-BOXに乗ってみたくなり、フィエスタの試乗後、時間があったので、ホンダディーラーに。
後席の乗り心地を確認したかったのですが、こんなときに限って、セールス氏が同乗せず確認できませんでした(^^;





ターボグレードなのでアクセルペダルに反応してストレスなく加速していきます。
・・・あまりにスムーズなのでしばらく気付かなかったのですが、ECONモードはONのままでした。
N-WGNではECONモードONのままではエンジンが唸っていましたが、N-BOXではさらに車重が重くなっている筈なのにむしろジェントルなエンジンフィール。
ノーマルモデルの方なので、ホイールは14インチであり、N-WGNの試乗車の多くが15インチだったので、その差？とも思いましたが（最初のN-WGNの試乗（14インチ版）の時とフィールが非常に似ていた）
N-WGNとCVTの変速セッティングが異なるのでは、とも感じました（カタログ上は同じようなんですが・・・）。
これがまず何よりびっくりしたこと。

そして足回り。デビュー当初に試乗したときは硬い、というか、路面の凸凹に跳ねるような硬さがあった記憶がありましたが、今回試乗したところ、なんともしなやか。路面の凸凹を吸収して振動を上手に抑え込んで運転していて快適でした。

上記のようにエンジンが唸る機会が少ないので、静粛性も高いですし、乗り心地も快適。そもそも高い天井と広いガラスエリアは気分を高揚させてくれます。こうなるとN-BOXも良いかも、となってしまいました(^^)

N-BOXでの個人的な第1のネガが、後席が非スライドであること。今回試乗後に着席してみましたが、シート自体は基本的には悪いものではないと思います。
でも荷室を見ると、やっぱりスライドしてくれれば、かといってNBOX+ほど前でなくても良いんだけど、と、購入検討の答えは結局NOとなってしまうのです。
セールス氏も「発売前から（スライド式が良いと）お客様にずっと言われています」と苦笑い。

他にも試乗中前席シートがイマイチ身体に合わず、腰に違和感を感じたり、など細かい点もありましたが、やっぱりスーパーハイトの室内の佇まいは強烈ですね。何は無くても「これは良いかも」と思わせる不思議な魔力があります。
あのAピラーが左右二本ずつ配置され、フロントガラスが遠くでラウンドして配置された眺めは非日常感を漂わせており、これをタントにて最初に編み出したダイハツはスゴイと思いました。
今買うならG・ターボLパッケージで2トーンカラースタイルかな、とか気付いたらグレード選びとかしちゃっている自分がいました(^^;

そうそう、あと、N-WGNはドアを閉めたときの音が重厚だったのですが、今回のN-BOXは「バイイ～ン」と少し安っぽかったのも残念。
このあたりも次回MCで改善されると嬉しいなぁ、と思いました。

評判も高いので乗る前から「良いクルマ！」ということは分かっていたのですが・・・
確かにこれはもう「素晴らしい！」の一言に尽きるクルマでした。





キッチリとした造形や身体をしっかり支えてくれる硬めのシート、一見デザインコンシャスに見えてその実使い易いインパネなど、エクステリア・インテリアともドイツ車の優等生ですね。
車高はC４と同じ（正確にはフィエスタが5mm低い）のですが、サイドシルが低く乗り込み易かったです。
 
走り出せば、スタートした瞬間からアクセルペダルに反応してグイグイとトルクがかかり（かといって、ビュン！と安っぽく反応するわけではない）、高い静粛性も相まって早くもメロメロに(^^;
足回りはしなやかで格別ゴツゴツ感はありません。直進安定性も高いと思いました。
6速のデュアルクラッチトランスミッションは、シフトチェンジのギクシャクした反応は試乗中ついに感じることはなく、なおかつ高いダイレクト感で、「AT以上にATで、MT以上にMT」という印象。
パドルシフトはないですが、代わりにシフトノブにマニュアルモード用スイッチがあります。これが使い易かったです。エンブレをかけるギアのチェンジ時に自動で回転数を合わせて電光石火でチェンジされる上に、エンブレをかけているショックも皆無で、これら一連の挙動にもひたすらびっくりでした。
 
ブレーキのタッチもリニアで安心してペダルを踏み込めます。リアブレーキがディスクじゃなきゃイヤ！てな古い考えは捨てないといけないですね(^^;

後席は私の身長（175cm）だと髪がついてしまいますが、日本の平均的体型の女性や子供であれば問題ないでしょう。頭上以外はスペース的には私でも十分快適でした。
荷室も全長からは想像できない前後方向のサイズと、床下に20cm近い収納を持っていて、ゴルフバッグをいくつも・・・は無理ですが、核家族クラスで泊まりの旅行などは何の問題もなく行けそうでした。

1点、タイヤからのノイズが結構煩いです。セールス氏曰く、純正タイヤはハンコック製なんだそうで、これを履き替えるだけで大幅に向上させられそうです。
＃個人的にはミシュランあたりを履かせてみたい。

・・・と、とにかくフィエスタ、文句のつけようがない、今年ベストのクルマでした！
個人的にはこれまでBセグメントのベンチマークはVWのポロでしたが、自分の中でBセグの基本はフィエスタになりました。
独身の方やカップル、お子さんの小さい核家族の方とかにはとても良い選択になると思います。
我が家は選択肢にはならないのが残念です。ホント、これを愛車にできる人たち、羨ましい！！！

（オマケ）

ディーラーには既にこれが展示されてました！





5月下旬に発売予定のエコスポーツです！

前席はアップライトの上、フィエスタよりサイドサポート性が強いデザインで、正直、自分の好みはこちらですね(^^;
後席も当然アップライトですが、こちらは天井に髪が触ることなく、膝をしっかり曲げて座れて快適性が高いと思いました。
さらに後席はリクライニングが可能で、角度調整用のベルトが腰の横にあり、操作しやすかったです。（多くはシートバックの上端にレバーとかベルトがありますよね。後席に座っての操作は、上半身を大きく捻って調整するのでお年寄りなどは大変）
荷室は床下収納は三角板の収納くらいしかできませんが、全体のスペースとしては奥行き、幅とも十分。リアハッチが横開きなのも良い！
・・・てな具合で、こちらも期待大の導入です。

エコスポーツはコンベンショナルな１．５Lエンジンなのが、フィエスタを試乗後だとカタログスペック的な見劣りがしますね。エコブーストタイプのパワーパックの搭載を期待したいです。機会があればこちらも試乗したいと思います。