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2018年09月17日

「シトロエンXMで行ってみたい旅」レポート募集リーフレット ~やんぢさんpresents~

「シトロエンXMで行ってみたい旅」レポート募集リーフレット ~やんぢさんpresents~ 1989年まで製造販売されたシトロエンフラッグシップCXの後継モデルとして、その重責を引き続き担ったのがXM。

1990年に日本で販売を開始。販売チャネルは、マツダ(ユーノス)と西武自販の二つの取扱い。両者の仕様には、装備やボディカラーなど若干の違いがあったようです。しかし、最大の違いとなると、やはり信頼性でしょう。

当時、マツダはシトロエンの取扱いを始めたばかりのタイミングだったので、整備・メンテナンス・アフターフォローなどの面では西武自販の方が圧倒的にアドバンテージが高かったのです。

なお、ここでちょっと説明をしておくと、販売業務はあくまでマツダと西武自販ですが、両者の間を取り持つのはあくまでシトロエンオートモビルズ。なので、業務上の調整のため、それぞれ三者が出資してシトロエンジャポン社が設立されました。

ここでさらに誤解のないよう説明すると、プジョーシトロエンジャポン社以前のシトロエンジャポン社とは成り立ちが異なる会社なので悪しからず。(あぁややこしい、、、)

さて、先日やんぢさんからまたまたシトロエンに関するカタログなどの史料をたくさんいただきました。
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ただいま絶賛整理中! やんぢさん、本当にありがとうございました。

整理中に見つけた一枚モノのリーフレットが目に留まりました。
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これは、当時のシトロエンジャポン社が企画したもののようです。1992年7月末日が応募締切。

「XMで行ってみたい旅」のレポーターを大募集・・・ってことらしいです!!  シトロエンが夢を実現するというのはある意味約束されたようなものかな。

「このXMで行ったみたい旅」の応募要領というのが、簡単に言えば、XMでぜひ行ってみたいあんな旅やこんな旅ということ。またその旅が誰と行くのか、どんな内容の旅なのか。
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少々乱暴に言ってしまえば、応募者自身が旅行プランナーで、自由がかなり利く(やりたい放題?)の旅に仕立て上げられるというわけです。

記載にあるとおり、旅してみたい旅行地というのが、「日本国内またはフランス国内」限定らしいのですが、これは凄いこと!

最優秀作に選定された5名は、企画どおりの旅行をしてもらうという、他にはない、何とも斬新な?企画と言えるかもしれません。

そうなると、ぜひ最優秀作を狙いたいところ!  自分だったら、XMで誰とどこへ行って何をしようか?・・・と考え始めたら、キリがありません(^_^.)

行き先は夏の北海道っていうのは良さそうですねぇ。でもどうせなら、シトロエンの故郷のフランスでXMに乗って旅してみたい思いもあるなぁ。プロバンスとか。。。

日本国内はもちろん、フランス国内でもXMを貸与してくれて、旅行取材費を援助してくれるなんて、何とも太っ腹だと思います!

参加賞Aで賞金5万円とXMの一週間貸与なんですが、それでも十分なくらい。最優秀作だと雑誌等で旅行記をレポートしなければならないようなので負担がありますww

ところで、この企画がどのようにして生まれたのか。XMが当時日本でどれくらい販売されたのか販売台数からわかるのではないかと思い、ちょっと調べてみました。(出典:シトロエンの一世紀)

  1990年   287台
  1991年   581台
  1992年   542台
  1993年   223台
  1994年   136台
   以降は略

この企画が1992年7月締め切りなのですが、時代はバブル景気の終盤くらいのタイミング。1991年と1992年の販売台数は下がっていますが、1992年と1993年の販売台数はさらに激減しています(驚

この状況はBX・AXなど他のシトロエンにも同じことが言えました。ただし、ZXに限って言えば、販売したばかりとあって、1992年よりも1993年の方が販売台数は微増でした。

ということから、この企画は販売台数が落ち込む中で何とか盛り返そうという願いを込めたスペシャル企画(起爆剤?)なのかもしれません。
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最後に。この企画が当時どのくらいの人が応募したのかわかりませんが、憧れのXMで旅ができるチャンスなんてそう滅多にないもの。時代背景からしても、現在では提案しづらい企画なのかもしれません。

※こちらのブログもご参照ください。
西武自動車販売社の歴史をカタログから紐解いてみる・・・その13
ブログ一覧 | フランス車カタログ | 日記
Posted at 2018/09/17 20:51:38

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この記事へのコメント

2018年9月17日 21:30
こんばんは。
XMで行きたい旅、どんな企画が入賞したのか気になるところです。
私の場合、トヨタ博物館を見たついでにDSストアでds19のミニカーを貰う、櫃まぶしを食べる、翌日明治村に行く、くらいしか思いつきません(笑)
コメントへの返答
2018年9月17日 22:28
こんにちは^^;
26年も前の企画なのですよね。最優秀作がどんなものなのか気になりますし、審査員の評価の基準も気になります(^_^;)

私が先日訪れた際は、ミニカーもらい損ねて、ひつまぶし食べ損ねました、、、 リベンジしたいです(苦笑
2018年9月18日 7:18
おはようございます。

掲載されているXMの写真、おそらくデビュー当初のものだと思いますが、なんと前衛感があってカッコいいんだ!と見ていて感動しちゃいました。XMは今でもたまに街で見られますが、やはり日本の風景の中でその真価を発揮させるのは難しいかも。。そう思うほど、ベルトーネの仕事は見事にフューチャーリスタしてますよね(^.^)
コメントへの返答
2018年9月18日 20:32
こんにちは。

掲載写真は前期型でホイールデザインで識別できます。フロントグリルのダブルシェブロンが左にオフセットしているのも前期型の特徴ですね。

XMはちょっと前にデビューした同じベルトーネのBXにデザインの近似性を感じますね。前衛的かつ独創的なのがシトロエンのテーマなので、XMもやっぱりシトロエンですよね^^;
2018年9月18日 20:16
私、所有したことはないのですが歴代シトロエンの車はほとんど全部が好きです。特にこのXMはその筆頭に来るモデルです。そして一度だけ300kmほど峠を含む長距離を運転させていただいたことがあります。余計に欲しくなってしまいました(笑
当選者はどんな旅をしたのか気になりますね。
コメントへの返答
2018年9月18日 20:46
シトロエンのテーマともなっている、独創性と革新性はコンパクトクラスからフラッグシップまでどれにも共通しています。他の何にも似ないのがシトロエンの特徴ですね。XMもかなり個性的です。

XMは一度も運転した経験はありませんが、ハイドラクティブサスペンションと相まって疲れとは縁がなさそうです。

当選者の旅の内容がとても気になりますよね。実現したなんて羨ましいです。

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「インパネ&ナビ画面がしれっとフランス語表記に変わるのって、最近のシトロエンあるあるだよね😅」
何シテル?   05/19 06:07
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