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2021年09月03日

W201とW124の最終限定車カタログ

往時のメルセデスベンツの企業理念である「最善か無か」最後と言われるモデルがW201とW124、W126など。

日本で販売が終了してから彼これ30年近く経ちますが、それだけの歳月を経ても尚、まったく色褪せないのはさすがと思います。

個人的に今でも好きなメルセデスに数えられます。

W201は190Eと呼ばれ、日本では特に5ナンバーサイズに収まったため、子ベンツと揶揄されましたね。

W124はミディアムクラスとして、Sクラス(W126)と子ベンツ(W201)との間に位置付けられる重要な役割を担いました。

W201は1993年頃に日本で販売が終了しています。一方、W124は1994年頃に販売が終了しています。

どちらもほぼ同じ時代を生き抜いてきたメルセデスで、「最善か無か」の企業理念に共感するファンは今でも根強く存在するわけです。

先述のとおり、販売終了から30年近く経つわけですから、今でも大切に維持し続けているオーナーはいます。名車の域に達しているわけですね。

今回取り上げるのは、W201とW124の最終限定車と思われるカタログ。
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  左:190E LIMITED(W201)カタログ  右:E280 LIMITED(W124)カタログ

それぞれご紹介していきます。

■190E LIMITED(W201)カタログ  1992年6月発行
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「メルセデスの特別。」

ベースグレードの「190E」2Lをベースに仕立て上げた特別仕様車。それにしてもこの特別仕様車のためにわざわざ山地まで出向いて撮影したカットを採用しているのですね。

次のページ。
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カタログによると、全国限定500台とのこと。特別装備品は写真にあるとおり、レザーシート(ブラック)。センターパネルの明るい木目とのコンビネーションが絶妙です。

おそらくベースグレードですから、ファブリック(またはベロア)が標準装備のはずです。ベースグレードにレザーシートが選べるのは、当時かなり魅力だったでしょうね。

次のページ。
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このページには他の装備品が載っています。レザーステアリング&シフトノブ。ポップアップ式スライディングルーフ、SRSエアバッグといったもの。

現代のメルセデスにはフロアシフトから完全に消えてしまったシフトノブですが、当時はなくすという考えまではなかったようですね。

カタログによると、ボディカラーはブリリアントシルバー一択。現代メルセデスではホワイトが圧倒的に多いですが、当時はまだまだシルバーが幅を利かせていましたね。

後期型の190Eなので、サッコプレート装着です。あったらあったで良いのですが、ない方がすっきりしていて好みです。

ベースグレードがベースなので、右ハンドルの他に左ハンドルも選べました。


E280 LIMITED(W124)カタログ  1993年12月発行
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「マラカイトのボディカラーと、クリームベージュのレザーシート。個性がきわだつ特別なEクラスを、あなたへ。」

ボディカラーは上記のとおりマラカイトと呼ばれるグリーン。当時は結構さまざまなボディカラーの設定があって、シルバーを中心に満遍なく売れていたように思います。

シルバーではなく、あえてグリーンを設定したところに当時の販売元のヤナセの戦略が見て取れるのですが、好みのわかれるカラー設定ですね。

極め付きはレザーシートのカラー。クリームベージュはきれいですね。ボディカラーとのコンビネーションが何とも絶妙ですね。

カタログには次の記載があります。

深く明るいマラカイト(グリーン・メタリック)のボディと、シックな色合いのクリームベージュのレザーシートは、この特別なメルセデスだけの組み合わせ。街で見かける多くのクルマとは違う、特別な存在感を主張することでしょう。
(引用終了)

何度も言います。コンビネーションが何とも絶妙ですね。EクラスではベースグレードE280をベースに、さらにポップアップ式スライディングルーフ、ウォールナット製パネル、フロントシートヒーターを特別装備。

全国限定370台だったそうですが、多すぎず少なすぎずで、当時の販売実績から設定された台数だったのでしょうね。

最後に。旧き良き時代のメルセデスにはやはり味わい深いシブさがあると思います。また、それらが30年近く経った現代であっても十分通用していると思うのです。W201もW124も永久に不滅です。
ブログ一覧 | ドイツ車カタログ | 日記
Posted at 2021/09/03 23:42:14

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この記事へのコメント

2021年9月4日 5:39
おはようございます。
190Eは、今でも乗りたい傑作車ですね。
ウチの近所にも永らく水色の190Eが止まっていてイイなぁと思ってましたが、最近姿を消しました。残念です。
コメントへの返答
2021年9月4日 8:53
こんにちは。
当時はメルセデスと言えばSクラスが代表格たる存在だったので、コンパクトクラス190Eが登場した際は賛否両論わかれました。その系譜として現在のCクラスに至っているわけで、190Eが存在しなかったらCクラスは生まれなかったのではないかとすら思えます。

最も新しくて1993年登録車両とすれば、28年経つわけですから、現存車両は確実に減る傾向にありますね。維持は並大抵ではないでしょうけど、名モデルなだけに残念なことですよね。
2021年9月4日 10:46
おはようございます。

うちにも子ベンツ(父の拘りで右ハンドルマニュアル5速)ありました。
13年間中最後の2年間ほど私も乗らせてもらいました。

当時は、素の190Eは400万円を少し上回る程度の価格でしたから、今私が所有しているDS3 CBよりも安かったことになります。
コスパは抜群でしたね。いい時代でした。

(ドアの開閉が小さな子供ではできないほど重かったことを思い出します。塗装は10年以上ピカピカで、当時私が所有していたシトロエン各車の塗装とえらい違いでした。エアコンは8年ぐらいで壊れて、修理してもだめでした)
コメントへの返答
2021年9月4日 18:29
こんにちは。

前期型にはベースグレードと2.3-16Vに5MTの設定がありましたね。最近でもSLKにMTの設定があって、ちょっと話題になりました。メルセデスとMTという意外性がありますね。

ベースグレードの価格設定は安い方でしたが、それでもドイツ車ですから少々割高だった感は否めません。

当時のメルセデス(現代はわかりませんが)で感心したのは、ドアを閉めた時の重厚な音です。それだけでも安全性の高さが伝わってきます。塗装も何重にもしっかり塗装され、錆とは無縁だったでしょうか。
2021年9月4日 12:52
こんにちは。
2000年あたりにW201やW124を探していましたが、タイミング的に乗らずに終わってしまいました。201だとターボディーゼルに乗りたかったです。
今でもふっと乗りたくなります。
コメントへの返答
2021年9月4日 18:33
こんにちは。
W201とW124はこれまでずっと憧れの存在であり続けたので、所有しようという発想はありませんでした。

もし今仮に所有を考えるのであれば、W201ベースグレードの5MTまたは4ATでしょうか。普通のメルセデスを味わってみたいですね。
2021年9月4日 18:35
W201、欲しかったなぁ…
一度だけ買うチャンスがあったんですよね。
赤じゃ無かったら買ってたんですが。
コメントへの返答
2021年9月4日 21:16
こんにちは。
購入されるチャンスがあったのですね! ボディカラーで選択肢から外れるのは残念な話ですね。赤はTPOを選ばなければならないシーンがあるので、限られますね。

2021年9月4日 20:28
190Eは本当いいですね。コンパクトで使いやすいサイズで。
今こそ必要な車なのではないでしょうか。もう1回同じデザインで出してくれないかな、と思うくらい好きです。
コメントへの返答
2021年9月4日 21:23
こんにちは。
当時のメルセデスは無骨で質実剛健という言葉がぴったりハマっていたと思います。

W201はその後のCクラスへと発展し、現代まで存在するモデルにまでなりました。

W201では全幅が1,700mm内に収まっていたのですが、その後のW202以降は1,700mmを超えてしまいました。安全性を考慮した結果なのでしょうね。

現代メルセデスでW201に相当するサイズはAクラスセダンと思われますが、やはり何かが違うんですよね(^^;

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