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2020年01月09日 イイね!

日本のシトロエン 2019年新車登録台数4,000台の評価

シトロエンは世界規模で年間100万台規模のメーカーへと遂げ、また、日本では2019年の登録販売台数が4,000台を超えるに至りました。(JAIA発表4,113台)

最新の数字では、JAIA(日本輸入車自動車組合)発表によると、2019年は4,113台を登録し、3,560台を登録した2018年に比べると、115.5%の伸びとのこと。

なぜこんなにも成長に至ったのか。先日、来日したシトロエン グローバル マーケティング アンド コミュニケーション ディレクターのアルノー・ベローニ(Arnaud Belloni)氏のCarWatchによるインタビュー記事が興味深いので、取り上げます。(リンクは下に貼っています。)
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  ≪画像は拝借しました。≫

以下、記者との一問一答形式にて引用。


――シトロエンはグローバルで100万台規模のメーカーに成長している。この状況をどのように評価しているか。
ベローニ氏:結論から言うと非常によい成績だと思う。しかもここ5年間成長し続けてきている。現在、この中で約8割がヨーロッパ市場での販売なので、ほぼヨーロッパでの活躍が大きいということだ。(~中略~)さらに、アジアでは言うまでもなく、日本で2019年は4000台を達成する見込みで、過去最高の実績を目指している。
 唯一課題があるとすれば中国市場だ。そこは気になるところなので、これから力を入れていきたいと考えている。


いくらグローバルと言っても、ヨーロッパのブランドなので、ヨーロッパで占める割合が8割というのは当然のこと。残りの2割が日本を含めたアジアなどということですね。

中国市場を課題としているのはマーケティング担当としては懸念材料なのでしょうね。経済不況に陥っているとも聞きますし、販売戦略の見直しが迫られるのかもしれませんね。

続けて・・・

――2019年、日本市場では4000台を超えようとしているが、本国から見てその台数規模をどのように評価するか。
ベローニ氏:数字だけを見ると確かに少ないと感じるかもしれないが、数量そのものではなく、非常に重要で価値のある数字だと捉えている。その理由は、日本という国自体が洗練され、またデリケートな国というバックグラウンドがあり、しかも非常に数多くのメーカーがある自動車大国だ。そんな日本市場は決して簡単に台数を増やせるところではない。そこでシトロエンが成長し続けることができていること自体に重要な意味があることだ。
 お客さまの要求レベルが高い日本市場において成功することは、イコールどこの国でも成功できるという自負に繋がり、それを成し遂げている。つまり、過去数年発展し続けているということ自体に意味があると考えている。


こと日本ではコアな存在に捉えられがちのシトロエン。前衛かつ革新はシトロエンの根幹であり、決して他ブランドでは満足はできないオーナー含めてファンに支えられているのでしょう。

このことはマーケティング担当として誇るべきことであり、さらに緻密な販売戦略の下、攻めの姿勢に打って出るかもしれませんね。

さらに続けて・・・

――その成功要因は具体的にどのようなことなのでしょう。
ベローニ氏:日本市場で学んだことは、ある程度ニュースを継続的に発信することをキープしていかなければいけないということだ。これは日本に限ったことではないが、過去10年ほど、モデルを出した後はモデル末期になるまでそのまま出しっぱなしになっていた。その反省から、新しいものを継続的にどんどん市場に出していこうと進めてきた。そのことが日本市場でかなり大きく影響したのではないかと思う。

自動車事情ではかなり特異な日本市場で学ぶべきことがあったということは意外なことです。市場に飽きられることなく、常に新鮮さを持たせて、時にはPR方法を変えてみたのかもしれませんね。

続けて・・・

――ラインアップについて伺いたい。「ベルランゴ」が投入されることにより、ほぼフルラインアップになる。そこで、今後の日本市場における展開と、PSA内でのシトロエンのポジショニングについて教えていただきたい。
ベローニ氏:言われたとおり、日本市場においてもフルラインアップ化して、さらに次々とモデルを出していくことは確定しており、1年に1モデルは確実に出していく予定だ。また、フルラインアップ化のために、今何が足りないかと言うとセダンなので、今後はコンパクト系と大きめのセダンを導入する。

2019年はC3エアクロスにC5エアクロスと、一気に2モデルのSUVを日本市場に導入してきました。C3とC4スペースツアラーと合わせて4モデルなので、ブランド規模からすると、日本市場では「ほぼフルラインナップ」ということなのですね。

セダンは今一番期待したいカテゴリーですね。大きめのセダンとなると、やっぱり・・・
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  ≪画像は拝借しました。≫

C6の後継モデルに期待したいですね♪

ベローニ氏が導入すると言う「コンパクト系」ってC1? C-ZERO? E-MEARI?  いったい何なのか大いに期待したいところです(^^;

先のコメントの続きとして、次のことを発言しています。

 そして現在、PSAの中でブランドの差別化はしっかりできていると自覚しています。プジョーはプレミアム、DSはラグジュアリーで、競合メーカーは、プジョーの場合はフォルクスワーゲンやボルボ、DSはアウディとなります。では、シトロエンはどうでしょう。ポピュラーでメインストリート系に属しますので、ヒュンダイやセアト、シュコダと戦っていくブランドになります。その中で際立ったブランドにしていきたいという狙いは変わりません。

グループPSAは今やプジョー・DS・オペルに留まることなく、フィアット&クライスラーとも同じグループとなりました。その中でシトロエンとしてのブランド意義を鮮明に出すことは、今後必須となります。

100周年を迎え、さらに飛躍するであろう今後のシトロエンに期待したいですね。

Posted at 2020/01/09 22:19:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | シトロエン | 日記

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