早速次期愛車候補探しの旅に出ました。
欲しいブツが近くに無いので147で早朝から主に多摩から埼玉方面へ向かいました。
ニューパンダは最近流通数が少なくなりつつあるようで一時はアレだけ出回っていたのに探してみると案外少なくなってます。
多分元が安いからデュアロジなんかの不具合で商品化される事無く潰されちゃうんだろうなぁ。
主に後期型を狙ってますがほんとに少ないです。
最初の訪れたのは小平でパンダを見るため。
小平の中古屋さんは中古屋さんと言うより自動車整備工場ですね。
整備の片手間に中古車を扱ってるんでしょう。
販売車は展示もされてなくただ駐車場に置かれてます。
価格も表示されてないし…。
さてさて…激安に近い価格で掲載されていた後期型のオレンジ色のパンダです。
ちょっと汚れてますが素性は良さそうです。
駐車場の奥に埋もれていたのをわざわざ引っ張り出して見せていただきました。
このオレンジ内装は良いなぁ。
これはオレンジのパンダだけです。
何よりサンルーフは良いなぁ。
ダブルサンルーフだけどムルと違い後ろは固定式で開閉しません。
しかし、パンダはムルより車幅が狭いので車幅に対してサンルーフ開口部の幅が広く感じます。
ムルは運転席に座るとちょうど頭の上辺りまでしか開いてなかったような気がします。
流石に車両サイズに対して後席広いです。
小型車メーカーフィアットの本領発揮と言えます。
着座位置が高めで立たせて座らせる…正しくフィアットの王道の手法。
小ムルと称される(正確にはムルが大パンダなんだと思うけど)のがよく分かる車です。
ただ、やはり年式なりのヤレはありますね。
走行数は大して行ってないと思うけど経年劣化はやはり相応に見られます。
まあ、だから安い訳ですけど…でも自分が今求めてる方向性の車なのは間違いないです。
やはりニューパンダは良いなぁ。
パンダと名乗ってしまったので初代と比較されるけどジンゴだとすれば良い車です。
逆にでもこれがジンゴだったら果たしてここまで日本で売れていたが…更には正規輸入さたかどうか…。
さてパンダの感覚を忘れないようにしながら次へ向かいます。
お次は所沢の極めてわかりにくい住宅街にある一軒家の中古車屋さん。
最近良く見かける自宅兼用のほぼ無店舗に近い個人の営業形態です。
店は構えてますが「シーコネ」に近いような業態なんだろうと思います。
整備も委託だそうです。
その工場が某老舗の欧州車専門店。
自分が4フルゴネットを買った店であり、ムルから車検でお世話になってる工場の方もこのお店出身だと聞きました。
やはりこの世界は極めて狭く30年以上も乗ってるとどっかで繋がってるケースが凄く多いんですね。
ここでの目当ては「クライスラー・イプシロン」
一度だけクライスラーとして正規輸入される前にランチア版の並行物を某ショップで見かけた事があるだけです。
外から見るだけだったけど、後席特に座面が狭いなぁと言うのが印象でした。
この個体はシャンパンゴールドっぽい色。
多分以前の自分なら絶対選ばない色ですが、この車には一番似合ってるような気がします。(限定車のパープルを除く)
内装がちょっと不思議な色合いでブラウンと言うよりカッパーという感じの色合いですね。
相変わらずのセンターメーターです。
ただ、先代程メーターは凝って無くてシンプルな表示になってます。
オーディオとエアコン操作部辺りのセンターコンソール部は所謂ピアノブラックですが、これが正直好きじゃない。
今の欧州車これを多用してるんですよね。
埃がつきやすいし指紋など汚れが目立つし…とてもこれに高級感を感じないですね。
自分が最近の欧州車にあまり興味がわかない理由の1つでもあります。
自分が買ったらラッピングでもしてしまおうかなぁ。
ただ、流石にランチア、シートが良い。
上級仕様じゃないので革ではないけどむしろそれが良い。
上級仕様(プラチナ)はプライバシーガラスや16インチホイールなんで選ぶなら迷うこと無くこの仕様(ゴールド)です。
流石に新しいだけあってパンダと大して価格が変わらないのに立派です。
ナビが取り付けられないとかサンルーフが無いとか問題はあるけど、これは結構刺さります。
なんせこの値段でツインエアに乗れる。
それだけで十分だ…。
だけど、ちょっとアイドル時のエンジン音がディーゼルっぽくランチアというブランドと若干キャラ的に似合わない気はします。
これがパンダ3や500ならむしろキャラ付けとして好ましいんだろうけど…。
クライスラーブランドでクライスラーに乗る旦那さんの奥様に売ることを目論んだようだけど見た目は良いけど試乗してダメ出しされるケースが多かったと聞きます。
この要因がデュアロジ(クライスラー版の名称は忘れた)とツインエアの個性ですね。
これが容認できないというケースが多かったと聞きます。
しかし改めて見ると良い車だ。
中古相場を考えると有りえないレベルのお買い得車だと思います。
まあ、それに気がつくと流通数が少ないから相場が上がってしまうかも知れませんが…。
これはちょっと惹かれます。
同価格帯だと考えるとパンダは霞みますねぇ。
パンダ3は導入時期が遅めで未だ高いし。
ほぼ同年式で相場は半額以下ですよ。
ただ、実用車ではないので後席は狭めでパンダよりより立っていて座面が狭いのでベンチに腰掛けてるような感覚です。
後席頭上高は問題ないレベルなんですが、比較的窮屈な姿勢で座ることになります。
前席だけなら快適なんですが、今回は自分が後ろに座る可能性もあるんですよね。
しかしこれは価格も含めてかなり魅力的です。
出た当時はこれがイプシロンなのか?って感じましたが、今改めてよく見てみるとY10から初代Yから二代目と引き継がれたイプシロンの意匠が残ってますね。
リアドアが浮いてる感じ(これは黒塗りされた初代Y10からの流れですが)、やはりY10からの特徴である立体的な厚みのあるボンネットとか…紛れもなくこれはランチア・イプシロンです。
特にイプシロンらしさを感じたのはリアデザインです。
バンパー下部のアーチ型の意匠と、テールゲート部の下向きの円弧が対峙するように配置された双曲線のようなデザインになってる。
これを見てあーやはりイプシロンなんだって思った次第です。
三軒目はさいたま市の欧州車専門の普通の中古屋さん。
ここはチャチャチャアズールの500を見に行きました。
この色は初期にしか無かったので探すと案外無いですね。
ここは比較的安かったけどまだまだ500は相場が高い。
500Cなんてとても手が出ないです。
この薄水色は良いなぁ。
この後マイナー後水色でも濃い空色(ヴォラーレ)になってしまいました。
考えてみたら500の後席に座るの始めてでした。
試乗のときはいつも運転席ですしね。
座るのは良いけど頭が当たるなぁ。
これはちょっと厳しい…。
500は3ドアでもあるし今回は除外しようかと思ってます。
展示されてる他の車を見たらイプシロンがいた…。
前のと違い今度は白です。
白も良いなぁ…こちらもゴールドで仕様は一緒です。
しかしなんちゅう値段なんだろう…(笑)。
一度プラチナの革シートにも座ってみたいな。
今回はこんな感じです。
関係ないけど久しぶりに147に長く乗りました。
帰ってきたら走行距離は下道だけで150キロになってました。
正直疲れたというより面白かったという気持ちが強い。
やはりMTだし147の1.6は運転楽しいですね。
かなり排気音が勇ましいけどね。
帰りは環八が少し混んでました。
自衛隊車両を多く見けけたのはトランプさんの来日のためかな?
窓全開なのでエアコンは無いのかな?
多くは軍用トラックと民間用はメガクルーザーと呼ばれた車両だと思われますが、一台だけ軽装甲車だろうと思われるゴツい車両…多分銃座と思われるものがカバーが掛けられて上部に鎮座してました。
多分銃自体は外されてたと思いますけど。
なかなか普段見れない車両なので信号待ちなどで並ぶとマジマジと見てしまいます。
今の所イプシロンかなぁ。
限定車のパープルがあると良いんだけどね。
あれは紫の外装色と言うよりアイボリーと黒の内装色が良いんですね。
あちらの方がイプシロンっぽいと感じます。
本国だとアルカンタラとかあるんかな?
また暇があったら中古車屋を巡る旅に出てみましょう。
流石に妻も付き合ってくれないので…たった一人でこんな長く車に乗るって何年ぶりだろう???