先週あたり3時間ほど乗ってみたりしたのでそろそろレビュー的な物を書いてみましょうかね?
シトロエン初めてで色んな話やら逸話を聞くので色々と期待はしてたのですけど…。
正直ビックリ。
主にやはり足回りですがC3はハイドロでもなく極普通のサスペンションですが乗り心地は予想以上でした。
味付けが全然違う感じです。
柔らかいんですがふわふわと言う訳でなくなんかもっちりした印象です。
空飛ぶ絨毯なんて良くハイドロが称されますがそんな感じ。
路面の凹凸を感じさせない訳ではないんですが当たりが丸いんですね。
サスのストロークがたっぷりしてる印象でロールは結構するのですがこういうロールする感じのコーナリングは好みです。
ロールに関しては何処かパンダの45を思い出します。
やはりパンダは何処と無くフランス風味だったなぁ。
ただこれ他の車で同じ道を走らないとなかなか感じられない印象です。
実は購入前に試乗してるんですが中古屋さんが駅まで旧型のスマートで迎えに来てくれたんです。
その後C3試乗したんですが同じ道でスマートと全然違うんですよ。
購入決めて帰る際もお店(中古屋さんに自宅ですが)から駅までスマートで送ってもらったんですがこの時にC3の足回りの良さを再確認しました。
プジョーはなんか合わなかったけどシトロエンは良いですね。
今の自分はこっち寄り。
そろそろ家に来て一ヶ月くらいになるけどゼニスウィンドウも効果もあるけどなんか無性に気持ちいいんです。
この辺はほんと説明が難しい部分です。
楽しいとかいう方向とも違うひたすらに気持ちいいんですよ。
長距離走るならシトロエンと言うのが今ならすごく理解できます。
C3は初期型はシトロエンらしくないと言われてましたがこの二代目はシトロエンらしい足だと過去のレビューに結構書かれてるのでこれがシトロエンなんでしょうね。
想像していたよりもっと気持ちいいので長年イタフラ乗り尽くしてる自分もちょと独自の方向性の違いにびっくりしてます。
年齢的な物もあるのかな?
過去によく自動車趣味の上がりは「シトロエン」という話は聞いてきました。
実際仏車の集まりでC6のオーナーさんが一度これ味わうと他に乗れないという話をしてました。
C3だからそれほど濃くはないにしろシトロエンの片鱗を垣間見たような気はしてます。
深いなぁ。
2ペダルMTもイプシロンほど違和感は無いです。
多分これクリーブがある為じゃないかと思います。(半クラ使うのでクラッチの摩耗が心配ですが)
微速域でアクセル踏むとクラッチが唐突に繋がって急発進するようなことが少ないのです。
完全に無いわけではなくやはり微速域だと若干ギクシャク感は否めないです。
そういう際はMTモードを使ったりすれば良いわけですけど。
そうそうこの2ペダルMTの良い所はオートモードでもパドルシフトによる変速を受け付けてくれること。
オートモードで手動変速というのが案外便利で任せる所は任せてしまってこの辺はオートモードだと苦手だなとか前が詰まっているとか赤信号で減速したいとかでシフトダウンとか自由度が高いのはいいですね。
最初は結構MTモードで乗ってましたが最近はこっちで乗ることが多いかな?
パドルシフトの反応が結構良いんですよ。
シフトダウン時とかダブルクラッチとか使ってるようですし。
ちょっと強引かなと思っても結構上手くシフトダウンしてくれます。
ただイプシロンもそうでしたがエコエンジンの為なのかシフトダウンしてもエンブレがあまり効かないですよ。
ここらはもう少し効いてほしい所です。
やはり2ペダルMTで積極的に変速するならパドルシフトは必須ですね。
イプシロンではMTモードそんなに使おうとは思わなかったけどパドルシフトならすぐ変速できますし。
シーケンシャルのフロアシフトは感覚的に使いにくい感じです。
MTモードもシフトレバーをパタッと左に倒してやれば後はパドルシフトですし。
ただMTモードで走るとメーターのシフト表示部分に数字と共に回転数が上がってると変速しろという矢印が出るんです。
オートモードの方はもっと回転引っ張るような気がするんですがねぇ…。
この表示は親切だけどなんか急かされてる気がします。
ただステアリングコラムから左右6本もレバーが生えてるのはどうかと思いますけどね。
左がライトレバーとパドルシフトレバーとクルコンのレバー
右がワイパーとパドルシフトとオーディオコントロール。
試乗時に初見ちょっと面食らいました。
しかもオーディオコントロールのスイッチは206と一緒じゃないですか?
画像は取り外した206の物
オーディオ替えて無用の長物になったので苦労して外した思い出があります。
左側側にあるクルコンも同型のスイッチですがこのスイッチ一体何年使ってるんでしょうね。
仏車といえばシート。
206は正直期待はずれでしたが、C3は見た目は普通のシートですがこれが良いんですよ。
The仏車と言った印象のシートです。
肉厚だし適度に柔らかく少し沈みはしますが腰がある感じ。
調整式のランバーサポートがないなと思ったけど背骨あたりになんかスプリング的な感じの出っ張りが当たります。
これがなんか良い感じ。
シート自体もっちりしてる点ではイプシロンもそうでしたがC3の方が更に柔らかいです。
多分場所によってスポンジとかの硬さがかなり違うんじゃないかという感じで体の各部分を適切な感じで支えててくれます。
またレザー仕様だと印象違うんでしょうね…多分。
現行C3みたいにデザインがぶっ飛んでる訳でもなくゼニスウィンドウ以外は特に特徴のあるコンパクトカーじゃないけど乗り心地は今まで経験したことがないような印象です。
ゼニスウィンドウは明るくていいですね。
日差しも今ぐらいなら気にならないですし、意外にも雨天時とか明るくて良いんですよ。
信号とかも見やすいですし。
サンルーフやキャンバストップ好きですがこれはこれで良いですね。
走行中はシェードはずっと開けっ放しです。
コストと重量の問題らしいけどこのC3で終わらせたのはなんかホント勿体ないなぁ。
運転することもそうだけどそれより乗ってることがなんか気持ちよくて楽しいんです。
シトロエンにしては地味でなんか当時のホンダ車みたいな印象だったのですがこれは案外「穴グルマ」じゃないかと思います。
燃費も結構良さそうでオプティを超えて来そうです。(まあハイオクですけど)
今確かグッドイヤー履いてますがレグノ履かせてみたいな。
イプシロンもインチダウン同時とはいえ激変してますから。
(アレは元がカチカチの中国製タイヤでしたけど)
相性的な物があるかも知れませんがちょっと興味があります。
敢えて15インチの下位グレードであるセダクションを選んだかいがありました。
上級グレード(エクスクルーシブ)の自動防眩ミラーの配線がガラスを走ってるのもなんか嫌だったので…。
取り敢えずこんな印象です。
同乗者や今や自分以外でこれを運転する人物からも好評です。
正直あまりこの型のC3に良い印象を持ってなかったのですが実際乗ってみないとわからんもんですね。
選択肢としては最適解だったと思います。
内装はちとプラスチッキーだけど悪くはないし。
ただ気になったのは多分これも使いまわしなんだと思いますがパワーウィンドウスイッチだけが例のベトベト病を発症してます。
まあここらはムルや147で散々処理してきたので恐るるに足らずですが。
追々対策していきます。
とにかく乗ると気持ちよくて降りたくない感じです。
楽しいというのともまた違う感じです。
走る安楽椅子みたいな…。