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2024年03月31日 イイね!

大昔に愛用したトランジスタラジオを入手! オーディオの話番外編②

大昔に愛用したトランジスタラジオを入手! オーディオの話番外編②50年以上前の学生時代に愛用していた、トランジスタ・ポケットラジオを見つけて入手しました!
私が電気工作やオーディオに興味を持ち始めた、中学から高校生時代には誠文堂新光社の「初歩のラジオ」を愛読していました。 ある時読んでいた「初歩のラジオ」のニュースに、「台湾製格安トランジスタラジオが、秋葉原でなんと500円で新発売!」の記事が出ていました。
当時ラジオの深夜放送が生き甲斐の、10代の青少年達にとってのトランジスタラジオは必需品でした。 しかし国産メーカー品は最低でも5,000円近くしたので、おいそれとは購入できない高級品でしたから、500円というのは驚愕の価格設定でした。 さっそく秋葉原に出かけ、とても小さなオレンジ色のトランジスタ・ポケットラジオを購入しました。
  購入したラジオはトランジスタ 6石(懐かしい言い方)のスーパーヘテロダイン式で、単3電池1本で受信できました。 小さなケースにメカがギュッと詰まったポケットタイプで、感度も良かったですが各部の取付けなどが甘くて、何度も修理した思い出があります。 結局修理不能になりもう1台購入した覚えがあります。 左写真は外見がほとんど同じの香港製類似品です。
今回たまたまリサイクルショップで、同じ色のケースに入った、改良型のポケットラジオを見つけました。 ジャンク品でしたがとても懐かしくて購入しました。
(分解すると右写真の、矢印部分の裏蓋をケースに止める、ツメが2ヶ所折れていました。)
  
購入したポケットラジオは、香港製の「AITRON」というブランドでした。 本体ケースやオレンジの色は、昔持っていたラジオと同じですが、チューニングとボリュームのダイアルとパネルがメタル調です。 また同じ6石のスーパーヘテロダイン式ですが、単3電池を2本使う3V電源方式に改良したモデルでした。 よくまぁこの狭い中に電池を2本れたなと思いながら、裏蓋を空けて電池を入れて、おもむろにボリュームスイッチを入れると、ちゃんと音が鳴ってラジオ放送を受信しました。 やや不安定ですが、50年以上経過したトランジスタラジオとしては立派です。
  このラジオの様に非常に古い乾電池を使う商品は、電池の液漏れで電池収納部周辺が、ダメージを受けている場合が多いですが、このラジオは電池を抜いて保管していたらしく、奇跡的に全く液漏れの跡がありませんでした。 
各部の状態をチェックするために、基板を取外して内部を見ていきます。 昔のラジオに比べ今回のラジオは単3電池2本になり、基板が電池1本分小さくなったため、コードも短く配線がギリギリです。
このため分解時に誤って断線したので(右写真の矢印)、外れそうなコード類も一緒にハンダ付けをし直し、またテフロンテープで絶縁部分も補強しました。 ケースなどの外装は50年以上経過している割に綺麗ですが、一応クリーニングして新品同様?にしました。
  
入手したAITRONラジオの唯一の問題点は、裏蓋をケースに止めるための、ケース側の2ヶ所ツメが折れていることです。 この原因は電池を2本にしたため、裏蓋の取付けがきつくなり過ぎたせいだと思います。 そのため反対側の折れていないツメを参考にして、型を作り「プラリペア」で新らしいツメを作り、無理無く取付けできるようにしました。(写真左と中央)
全体のリペアが完了してから、再度電源を入れて選局してみると、かなりクリアに各放送を受信出来るようになりました。 また、電池2本の3V仕様のため、1.5Vよりも高感度になっているようで、私の住んでいる柏でも全放送局を室内で受信できました。
今回久しぶりに大昔のラジオを弄りましたが、デジタル全盛の現代でも、やっぱりアナログのラジオは楽しいなぁと実感しました。
Posted at 2024/03/31 10:37:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2023年08月29日 イイね!

ヘッドホンのイヤーパット交換です!  オーディオの話番外編

ヘッドホンのイヤーパット交換です!  オーディオの話番外編10年物の PIONEER 製ヘッドホン「SE-MJ522」のイヤーパットを交換しました。
私がオーディオを始めた昭和40年代は、完全に耳を覆う大型の密閉型のヘッドホンしかありませんでした。 しかも内蔵のスピーカーは、携帯ラジオ用と同じようなモノでしたから、それなりの音しか出ませんでしたね。
その後 PIONEER から本格的なオープンエアタイプのヘッドホンが発売され、再生音が気に入って長らく愛用していました。
10年ほど前にパソコンの視聴用に、昔のオープンエアのデザインに似ていた、PIONEER 製 SE-MJ522 を見つけて購入しましたが、これは中型の密閉式でした。
さて、先日のデジタルアンプの熱対策をしている時に、棚から暫くぶりに SE-MJ522 を取出してみたところ、なんとイヤーパットの合成皮革部分がボロボロになっているじゃありませんか。
  これはいわゆる加水分解という、自然に発生してしまうダメージで、補修することはできませんので交換することにしました。 とはいってもネット検索でも、10年前の PIONEER 純正交換部品は見つかりませんので、やはり信頼?の Amazon で、使えそうな汎用イヤーパットを探すことにしました。
Amazon には多くの汎用イヤーパットが出品されていますが、どれも中国製のようです。 Amazon が発送するの商品の中から、SE-MJ522 のスピーカー外径に合いそうな、「 jubel 75mmイヤーパット」送料込み899円也を注文しました。
  
交換の手順はとしては、まず古いイヤーパットをヘッドホンのスピーカーから剥ぎ取ります。 次に手間の掛かるかなりキツイ作業ですが、写真の黄色い矢印のように、スピーカー周囲の溝部分へ、新しいイヤーパット内側の、外周にあるヒダ部分を差し込みます。 反対側のスピーカーも、同じように作業すれば交換は完了です。
交換した新しいイヤーパットと、古いイヤーパットを比べてみると、新しい方はパットが太いので、付け心地はソフトな感じになりました。 ただしその分音が通る開口部の直径が細くなりましたが、耳の穴より遥かに大きいので、音が変化したのかは私には分かりませんね。
今回は「オーディオの話番外編」として、ヘッドホンの修理でしたが、今は変わったパーツでも、通販で直ぐに入手できるので便利になりました。
Posted at 2023/08/29 18:56:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2023年08月27日 イイね!

今年の夏は暑すぎる! なので熱対策なのだ! オーディオの話⑭

今年の夏は暑すぎる! なので熱対策なのだ! オーディオの話⑭今年の夏は本当に暑すぎる、冗談抜きでデジタルアンプが熱で不調の兆しが現れたので、急遽熱対策を実行であります!
連日続く猛暑のせいで、リタイヤした高齢者としては、昼間は本当になんの作業も出来ないので、エアコンの効いたオーディオルームで、CATVなんぞをを観て過ごしております。
ところが先日CATVを続けて数時間見ていたところ、デジタルアンプ接続のスピーカー音に僅かな歪が発生しました。
ヘッドホーンで聴いたり、LINE OUT接続のアナログアンプで、同じスピーカーを鳴らしても歪が発生しないことから、デジタルアンプのスピーカー出力時のみ発生しているようです。 一旦OFFにすると歪は消えますが、しばらくするとまた発生します。
オーディオルームは人に適温の、28℃にエアコンを設定していますが、各種オーディオを置いている出窓の棚は日が当たることもあり、特にデジタルアンプを置いている裏側付近は、カーテンを閉めていても結構な温度になる場合もあります。 夏前までは問題なく作動していましたが、やはり猛暑の影響が原因じゃないかと思い、取敢えず熱対策を施すことにしました。
  
とはいえ本当に熱のせいか確認するため、デジタルアンプ背面の通気口スリットの大きさに合いそうな、60mm×60mmサイズのUSB電源DC 5V 冷却ファンを、Amazonで購入してテストすることにしました。 しかしコードとコネクターが安っぽかったので、手持ちのUSBコードに交換しました。
一旦KENWOOD R-K731-Bアンプをリセットし、冷却ファンがアンプ内部から吸い出す送風方向で、背面通気口スリットに両面テープで仮止めします。 冷却ファンを作動させながら、実際に3時間以上連続視聴した結果、音の歪は全く発生しませんでした。 冷却ファンの効果を確信できたので、取付位置や方法を考えます。 また、デジタルアンプを置いている棚は、以前のSONY CDデッキに合わせて作ったので、周囲のスペース狭すぎるので、この辺も一緒に対策をしていきます。 
  
R-K731-Bデジタルアンプは天板と背面板に、冷却用の通気口のスリットがあります。 天板カバーを外して内部を見てみると、トランスと背面板の間に15mmほどの隙間があり、ここに冷却ファンを内蔵することも出来そうです。(黄色矢印) ただアンプ内部に駆動部品を入れるのは、別の意味で故障誘発の可能性があり、あまりよろしく無さそうなので、今回は背面板スリットの外側に取付けることにしました。 ただ仮止めテストの時は、スリットに直接両面テープで貼り付けたため、スリットとファンが近すぎて結構な風切り音が発生しました。 そこで、スリットとファンの間に深さ10mmのエアチャンバー部を設けた、冷却ファン用取付マウントを1.2mm厚のアルミ板で作ることにしました。
  
アルミ板を30mm×250mmの細長サイズに切り出します。 中央の幅10mmをエアチャンバーの部分とし、その両側にマウント取付け部と、冷却ファン取付け部をそれぞれ設定して、アクリルカッターや小型金ノコなどでカットしていきます。 カットしたら棒ヤスリやサンドペーパーで切り口を均し、両サイドの取付け部を、それぞれ逆向きに直角に折り曲げ、最後にエアチャンバー部のプレートを四角く折り曲げます。 組立て用の穴と冷却ファン取付用の穴も空けます。 四角く折り曲げたマウントの両端をネジ止めし、マウント部に冷却ファンを取付ければ、ユニットが完成します。 冷却ファンの下側の10mmのスペースが、冷却効率を向上させ、風切り音を低減させるエアチャンバー部となります。
  
冷却ファンの作動をデジタルアンプと連動させたかったので、当初は背面にあるPC接続用B型USBコネクターを利用しようと思いましたが、残念ながら5V電源が供給されていません。 そこでフロントパネルのUSBコネクターを、USBハブで分岐して使用することにします。 左写真はマウントに取付けた冷却ファンと、分岐用の横向きUSB延長コードとUSBハブの配線状態です。
冷却ファンのマウントは4か所の取付け部を、両面テープでR-K731-Bの背面スリットの周囲に取付けます。 取付けたマウントに冷却ファンをネジ4本で取付けます。 フロントUSBに接続した横向きUSB延長コードは、アンプ側面でUSBハブのコードに接続します。 
  
USBハブは天板上部前面に両面テープで取付けます。(最初はバッファロー製のUSBハブを使いましたが、接続したUSBを認識しなかったので、エレコム製に変えて認識させましたが、パソコン以外のUSB機器ではたまにありますね。) アンプ背面に取付けた冷却ファンのUSBコードは、天板上部を這わせてUSBハブに接続し、動作を確認したら冷却ファンの取付作業は完了です。
次にデジタルアンプの収納棚を改良します。 この棚は元々SONY製のCDデッキに合わせた高さで作りましたが、R-K731-Bには高さのゆとりがありません。 そこで今回アンプ上部に空間を設けるため、棚の側板を25mmの角材で嵩上げして、下駄を履かせることにします。
  
角材は木工接着剤で棚の側板の下へ貼付け、接着剤が乾燥したら表面をサンドペーパーで均し、ストーン調艶消しブラックカラースプレーで塗装しました。 改良した棚はデジタルアンプの上部に25mmの空間ができたので、かなり通気性は向上すると思います。
また、アナログアンプのPAIONEER SA-6700も、熱対策のための配置レイアウトを変えることにしました。 アナログ時代は長年アンプの上に、チューナーを載せるのが定番でしたが、やはりアンプの放熱を向上させるため、通気口のある天板の上には、何も載せないように配置し直しました。
各熱対策を行った結果、現時点では何の問題も無くオーディオを楽しめています。 また最初気になっていた冷却ファンの風切り音も、エアチャンバーの効果でエアコンの音で聞こえないほど静かになりました。
よくネットなどで、アンプなどのオーディオ機器は熱対策を考慮した設計なので、冷却ファンの設置などは無用という意見などを拝見しますが、熱対策を十分施しているカーオーディオと違い、家庭用オーディオのような家電的機械物は使用環境により、ケースバイケースで条件が変化しますから、それぞれに合った対策はした方が良い気がしますね。
さらにデジタルアンプの容積は、出力が同程度のアナログアンプの容積の半分程度が普通ですから、空間的なゆとりは少なくなるため、放熱などの熱対策はより難しいでしょう。
車で考えてみれば、ボンネット内部でエンジンの周囲にスペースが少ない車と、バレーノ君のように、ボンネットのエンジン周囲に十分なスペースがある車では、加速力やエアコンの効きなど様々な面で、違いを体感できますからね。

◎関連のブログは下記をご覧下さい。
①レコード・カセット・CD&メモリーコンポをゲット! オーディオの話①
②CDマルチミニコンポをレベルアップ中! オーディオの話②
③今度はD.D.プレーヤーを復活であります! オーディオの話③
④久々にオーディオの話④、トールボーイ・スピーカー導入であります!
⑤「KENWOOD R-K731-B」導入であります! オーディオの話⑤
⑥スピーカーセレクター組立てました! オーディオの話⑥
⑦色々と聴き比べてます! オーディオの話⑦
⑧ハイレゾ対応ラジカセ「TY-AK2」導入です! オーディオの話⑧
⑨Bluetooth オーディオ・レシーバー導入であります! オーディオの話⑨
⑩愛用パソコンもBluetoothでオーディオに接続です! オーディオの話⑩
⑪音楽CD取込み(リッピング)ソフト変更しました。  オーディオの話⑪
⑫プア・オーディオ・ビジュアル化であります。  オーディオの話⑫
⑬アナログ・アンプをオーバーホールであります。  オーディオの話⑬
Posted at 2023/08/27 10:15:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2023年03月18日 イイね!

アナログ・アンプをオーバーホールであります! オーディオの話⑬

アナログ・アンプをオーバーホールであります! オーディオの話⑬不調のPIONEER製プリメインアンプ「SA-6700」を半世紀ぶりにオーバーホールしました!
学生時代にアルバイトして購入したPIONEER SA-6700は、結婚してからは使用せず仕舞い込んでいましたが、7年ほど前に「プア・オーディオ」の構築用に復活させていました。
さすがに購入からほぼ半世紀も経っているため、最近は片側スピーカーが鳴らないなど、左右のチャンネルに接続不良、不安定さが顕著になってきました。
alt7年前の復活時には、一応スイッチやセレクターの接触部などに、CRCの接点復活剤を差して騙し騙し使ってきましたが、もはや限界と判断してオーバーホールをすることにしました。
SA-6700などの昔のアナログアンプは、全体的にしっかりとした造りですが、セレクタースイッチやロータリースイッチが、密閉式でないため長年の経時変化で、接点部分が酸化し接触不良が発生してしまいます。
そこでネット情報なども参考にして、アンプを分解して内部の機械式スイッチを取り出して、接触部のパーツ類をバラバラに分解して、オーバーホールすることにしました。 また折角なので、4年前にオークションで見つけ350円で落札した、PIONEER製TX-6300チューナーも一緒に簡易オーバーホールをすることにしました。
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今回、SA-6700アンプをオーバーホールする部分は、左写真の矢印の、スピーカーセレクター、入力セレクター、トーンスイッチ、LOW FILTER スイッチ、テープモニター1、テープモニター2の6ヶ所です。
写真中央のように、本体サイドのネジを外して本体カバーを取外します。
次に右写真のように、各ダイアルとツマミ、スイッチノブを取外します。 その後アルミ製フロントパネルの四隅のある、矢印の六角ネジを外してフロントパネルを取外します。
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露出したフロンとシャーシから左写真の矢印の、各ボリュームとヘッドホン端子の12mm六角ナットと、パワースイッチ取付けネジを外し、底板前部のネジも2本外します。
次に中央写真の矢印部分の、フロントシャーシを固定しているネジを外します。
写真右の矢印のネジと、バランス・ボリュームの六角ナットを外し、部品固定用の黒色金属プレートを取外します。
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写真左の矢印が、今回オーバーホールする6個の部品です。
最後に底板を固定している、写真中央の矢印のネジを外します。
右写真のようにメイン基盤の底部が露出しますので、先ずは黄色の円で囲んだ、トーンスイッチとLOW FILTER スイッチを取外します。
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まずは左写真のようにLOW FILTER スイッチを外すため、スイッチを基盤に接続しているハンダを熔かし、ハンダ吸引機で除去しますが、なにせ古い基盤なので、出来るだけ熱のダメージを避けるため、30Wの半田ごてをパワーコントローラーで70%位の熱に調整しながら作業します。
綺麗にハンダを除去できれば、写真中央のようにスイッチを簡単に取外せます。
右写真の矢印のある、外したスイッチケースの下側にあるツメを、ラジオペンチなどで内側に曲げると、スイッチ基盤とスライド部品を取り出せます。
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スイッチ基盤からスライド端子を外すと、写真左の矢印部分のように、通電接触面が酸化して非常に汚れています。
写真中央のように、通電接触面の汚れを「サンドシートSHINEX3000」や2000番サンドペーパーで除去して磨きます。
磨いた通電接触面には酸化防止のために、接点復活剤を薄く塗ってから、元通りにスイッチを組立ててから、写真右のように基盤にハンダ付けしたら、隣のトーンスイッチも取外して同様に作業します。 なおオーバーホールする部品は、正確性のため一つづつ外して行います。
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次に写真左の基盤の反対側にある、黄色の円で囲んだテープモニタースイッチを外します。 テープモニター2のスイッチをトーンスイッチと同様に接続しているハンダを熔かし、ハンダ吸引機で除去しますが、テープモニター側はハンダ付け端子の数が倍になるので根気が必要ですね。
写真中央のように、外したスイッチケースからスライド基盤とスライド端子を外すと、やはり通電接触面が酸化して非常に汚れています。
写真右のように、トーンスイッチと同様に通電接触面の汚れを、「サンドシートSHINEX3000」と2000番サンドペーパーで除去して磨いた後、綿棒で通電接触面に接点復活剤を薄く塗り、スイッチを組立ててから基盤にハンダ付けしたら、隣のテープモニター1のスイッチも同様に作業します。
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スイッチ系のオーバーホールが完了したら、ロータリースイッチも分解してオーバーホールします。
左写真はスピーカーセレクターの、ロータリースイッチを分解したところです。 矢印の各部接触面の間に、2000番サンドペーパーを差込んで、汚れを除去して磨いたら、ロータリースイッチのボールクリック部も、清掃し注油したら組立てます。
写真中央のように、入力セレクターのロータリースイッチも、同様に分解して各部接触面をオーバーホールします。
写真右のように、各ロータリースイッチも組立てる前に、綿棒で通電接触面に接点復活剤を薄く塗っておきます。 
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各スイッチのオーバーホールが完了したら、アンプ背面の各種接続部端子も、清掃と研磨をしておきます。
写真左はピンプラグ用の接続端子ですが、どれも表面がくすんでおり通電が悪そうです。
写真中央はサンドシートSHINEX3000を、テープ状に切断して接続端子の外周を磨いているところです。 中央の接続穴は細めのリュータービットと綿棒などで磨きます。
写真右はA・Bの各スピーカーのネジ式接続端子ですが、表面が非常に汚れていました。
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写真左はテープ状に切断した、サンドシートSHINEX3000を接続端子の間に入れ、割り箸の先端で擦って汚れを落としているところです。
写真中央は汚れを除去して、表面を磨いて綺麗に復活した各接続端子です。 仕上げにはやはり酸化防止のために、綿棒で通電接触面に接点復活剤を薄く塗っておきます。
折角オーバーホールをするので、SA-6700アンプとTX-6300チューナーの、アルミ製フロントパネルを留めている、真鍮製六角ネジのメッキがくすんでいたので、写真右のように、ついでにニッケルメッキで仕上げ直しました。
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SA-6700に比べるとTX-6300チューナーは、バンド切り替えスイッチを手入れするくらいで済みそうなので、先ずは写真左のように本体カバーを取外します。
次に写真中央のように、アルミ製フロントパネルを外すと、チューニングメーターの針とチューニングダイアルが連動するための、糸とガイドプーリーが現れます。 ガイドプーリーの軸受け部には動きを良くするため、潤滑用に少量のシリコンオイルを付けておきます。
写真右の手前の基盤には、バンド切り替えスイッチがあります。 矢印の通電接触部に接点復活剤を、少量吹き付けて通電性を向上させました。 このTX-6300は350円で落札した割には、予想以上に内部が綺麗でしたね。
alt alt altオーバーホールが完了したSA-6700アンプとTX-6300チューナーを、写真左のように雑多な配線を全て接続し、やっとプア・オーディオセットに戻しました。 さっそく音を出してみますが、ありゃ~なんとスピーカーセレクターを回してもAしか鳴らず、しかも鳴っているのはBスピーカーであります。
どうやらアンプの組立てをミスったようなので、配線を外してアンプを分解してみると、スピーカーセレクターのロータリースイッチの配線基板を、裏表を反対に組み込んでいました。 さっそく正しく組み込み直し、またまた雑多な配線を全てやり直したところ、今度はちゃんとABそれぞれのスピーカーから音が出ました。 また、各入力と出力とも全て正常に作動することが確認できました。
写真中央はようやくプア・オーディオセットに戻った、SA-6700とTX-6300です。 フロントパネルも清掃し取付けネジも再メッキしたので、新品?並みにピカピカであります。
写真右は久々にボールド・ホルストの「惑星」のLPを再生しているところです。

実は2020年にデジタルアンプのKENWOOD R-K731-Bを導入した時に、正直アナログアンプよりも音が良いのかなぁ~と感じていましたが、今回オーバーホールしたSA-6700で「惑星」を再生しながら、スピーカーセレクターでデジタルアンプのR-K731-Bと切換えながら聴き比べてみると、どうもアナログアンプのSA-6700の方が、音に奥行きがあり良い感じに聞こえます。
まぁ個人的な考察ですが、半世紀の間に徐々に通電接触部が酸化したことで、通電の悪化が進行し、結果的にスピーカーへの通電不良が発生しました。 このため理想的な通電環境がスポイルされ、徐々にSA-6700本来のパフォーマンスを発揮できなくなっていったと思います。 今回各通電接触不良部をオーバーホールしたことにより、電気の流れが改善されてSA-6700本来の性能が復活し、再びいい音を聴かせてくれたような気がします。
※因みに古いアンプの分解オーバーホールは、技術的に非常にリスクが高いので、あまりお勧めはできません。

◎関連のブログは下記をご覧下さい。
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⑫プア・オーディオ・ビジュアル化であります。  オーディオの話⑫
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Posted at 2023/03/18 13:36:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2022年02月12日 イイね!

プア・オーディオ・ビジュアル化であります! オーディオの話⑫

プア・オーディオ・ビジュアル化であります! オーディオの話⑫8年使用してきたCATVセットを、4K対応の新型へ機種変したのを機に、プア・オーディオセットに組み込みました!
8年程前からJ:COMのCATV「Smart J:COM Box」を使用してきましたが、先月に4K対応「J:COM LINK」に機種を変更しました。 通常なら機械を入れ替えて終わりですが、J:COMのCATVは接続したハードディスクに録画した番組を、新しい機種に引き継ぐことが出来ません。 8年間で録画した番組は200近くあるので、全部消しちゃうのは何とももったいない話です。 録画した番組をDVDへダビングする方法もありますが、そのためにDVDレコーダーを買うのもなぁ~と、J:COMの担当さんに相談してみたところ、月々500円で古い機械も残して置けるとのことでした。
  今回4K対応「J:COM LINK」に変更したついでに、テレビも32型Androidシステム搭載FHDモデルに変えたので、旧CATVセットをテレビごとプア・オーディオルームになっている、嫁に行った娘の元部屋へ、設置することにしました。 また折角なので光デジタルケーブルを経由して、プア・オーディオセットにも接続して、オーディオ・ビジュアル化を図ることにしました。
プア・オーディオセットのトールボーイスピーカーの間には、キャビネットとレコード収納庫を置いているので、その上に「REGZA26型」テレビを中央にして、旧J:COM「Smart J:COM Box」と2台のハードディスクを設置しました。
  光デジタル端子はSmart J:COM BoxとREGZAにありますが、KENWOOD R-K731-Bデジタルアンプに近い、テレビ背面の端子を使用します。 R-K731-Bには光デジタル入力端子が2つありますが、取り敢えず使用頻度の少ない、Bluetoothオーディオ・レシーバー「B06Pro」から、光デジタルケーブルを外して接続しました。 やはりデジタルアンプにはデジタル入力した音源の方が、音質が良い気がしますね。
通常、テレビをメインに据えた場合、オーディオはサラウンド・システムを組みますが、やはりステレオ・システムを愛する、プア・オーディオマニアとしては、オーソドックスなスタイルのまま、ビジュアル化を目指したい訳であります。(要はお金が掛けられないのですね!)
  
もっともこの状態でも、録画した映画やCATVの映画チャンネル等を視聴すると、かなり迫力のある音で楽しむことが出来ます。 ですがやはり上の写真のような音楽番組の方が、映像と音楽の一体感が生まれるため、このシステムに非常に適していると感じました。 デジタルアンプでトールボーイスピーカーを鳴らすと、メリハリのある感じですが、アナログアンプへOUTして、色々な設定で聴き比べてみるのも面白いですね。 写真は左から、竹原ピストルさん、キーボード演奏、小田和正さんのライブです。
  折角プア・オーディオ・ビジュアルシステム化をしたので、今となっては骨董品のVHSビデオデッキも、下のキャビネットへ設置してシステムに接続しました。 やっぱり捨てがたい昔のVHSテープが残ってるんですよね。
今回4K対応「J:COM LINK」と一緒に、新しいタブレット「Galaxy Tab A」も導入したので、作業部屋でハイレゾ対応CDラジカセ「Aurex TY-AK2」に接続して、テレビや録画の視聴に使っている、前の「HUAWEI MediaPad 7 Youth」7型タブレットと入れ替えました。
「Galaxy Tab A」は10.1型と画面が大きくなりましたが、上の写真のように、同じシーンを見比べると画質もきれいです。
ちなみに旧「Smart J:COM Box」で録画したハードディスクを、「J:COM LINK」に接続することはできませんが、Wi-Fiネットワークを経由すれば、「J:COM LINK」や「Galaxy Tab A」で旧「Smart J:COM Box」にアクセスして、録画番組を視聴することが可能です。
今回、プア・オーディオ・ビジュアルシステム化のため、古くなったCATVセットを接続してみました。 また「REGZA26型」テレビは10年越えの古いテレビで、画面も今となっては小型の26インチのため、迫力ある映像は望めません。 しかし音楽番組をテレビ単体で視聴するのに比べ、目の前のアーティストを迫力のある音質で楽しめるのは、まるでコンサートを見ているようで、全く違う感覚で楽しめるようになりました。

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①レコード・カセット・CD&メモリーコンポをゲット! オーディオの話①
②CDマルチミニコンポをレベルアップ中! オーディオの話②
③今度はD.D.プレーヤーを復活であります! オーディオの話③
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⑤「KENWOOD R-K731-B」導入であります! オーディオの話⑤
⑥スピーカーセレクター組立てました! オーディオの話⑥
⑦色々と聴き比べてます! オーディオの話⑦
⑧ハイレゾ対応ラジカセ「TY-AK2」導入です! オーディオの話⑧
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