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2021年10月30日 イイね!

趣味の話 Ⅶ

趣味の話 Ⅶ1990年代のマルシン製COLT S.A.A.ケースレスガスリボルバーをカスタムして、ショートバレルのStoreKeeper modelを作っちゃいました。 
数年前に入手した昔のマルシン製S.A.A.ガスガンのジャンクをカスタムして、実銃のカタログ・モデルには無い、3 1/2インチ銃身のStoreKeeper modelを製作しました。
実銃のCOLT社公式モデルのSingle Action Armyは、4 3/4インチ以上の銃身を備えていますが、S.A.A. first modelの頃(19世紀後半)から、要望に合わせて3 1/2インチ以下の銃身にカスタムした、非公式モデルのS.A.A.が少数存在し、Sheriff's model、StoreKeeper、ShopKeeper(雑貨店等の護身用の意味)等と呼ばれています。
通称Sheriff's modelは3インチ以下が多く、ロッドが短すぎて空薬莢を押し出せないため、エジェクターが省かれていますが、StoreやShopKeeper modelにはぎりぎりエジェクターを装着できる、3 1/2インチ銃身のモデルが少数存在し、デザイン的にも良い感じです。
ちなみにエジェクターが無いモデルは、鉛筆等で空薬莢を排莢していました。(なおCOLT社以外のS.A.A.コピーメーカーの、US Firearms社等では21世紀でも、これら短銃身モデルが製造されています)
alt alt alt●左写真は1990年代中頃に一時期だけ販売された、マルシン製のCOLT S.A.A. 4 3/4 barrelの、ケースレス式ヘビーウェイト・ガスガンです。 ケースレスなのでカートリッジの代りとして、シリンダー内の6ヶ所に、BB弾を保持するゴムパッキンが付いた、金属パイプがインサートされています。 このモデルを元に各部をカスタムしていきます。
●写真中央は銃身やエジェクターセット等をカットして、3 1/2インチ・ショートバレルのStoreKeeper modelにし、外観などもGunblue & Case Harden風に表面を仕上げ、Xカートリッジにも対応したカスタム完了後の状態です。
●写真右からワンオフした作業のカスタム・アルバムになります。 StoreKeeperらしい長さや、刻印された文字を残すため、写真の3ヶ所で銃身を切断します。切断には刃が薄く目が細かい、クラフト用のOLFA製「ホビーのこ」を使用します。
alt alt alt●StoreKeeper 用バレルの長さに合わせ、エジェクターチューブとエジェクターロッドも、金ノコで切断した後、リューターで差し込み部分の仕上げをします。 いづれも上側が切断後です。(写真左側)
●切断したフロントサイト底部に、取付け用のシャフトを2本をインサートします。 オリジナルのインナーバレルは前後可動式で、周囲にリターン・スプリングがあります。 インナーバレルは固定式にするため、スプリングの代りに銃身長に合わせて、真鍮パイプで2種類のインサートを作り、細い方のインサート先端をフレーム接続用に加工します。 またエジェクターの可動範囲が減るので、ロッド用スプリングも細く短い物に変えます。(写真中央)
●銃身パーツを組立ててイモネジで固定した後、エジェクターセットを取付けてから、下写真のようにフレームに挿入します。 左右フレームを組立てる前に、銃身を差込こんで、フレームの内側からイモネジで固定します。 シリンダーベースピンの着脱が出来るように、ベースピンスクリューセットは実銃のようにライブです。(写真右側)
alt alt alt●3 1/2 インチのショートバレルだと、初速の低下が考えられるため、フレーム内部の狭く効率が悪いガスルートを、ガスの抵抗を低減させ流量が増える構造に加工をします。(写真左側)
●フレーム側のガスルートの効率を改善しても、銃身を短くすることによる、非力を補いきれない懸念が考えられるため、ガスタンクもカスタムして、容量をUPしました。(写真中央)
●ヘビーウェイト製銃身、シリンダー、左右フレーム、トリガーガード、バックストラップの表面仕上げの下準備で、表面の塗装を落としスポンジやすりやバフで研磨加工をします。 なお元々肉薄のマズル部には、切り落とした銃身先端の一部を加工し、内側に接着して肉厚の銃口に整形しました。(写真右側)
alt alt alt●マルシン製S.A.A.のフレームは左右分割式のため、合体時に結構隙間があります。 この隙間をヘビーウェイトの端材や、削りカス等で埋めて接着したら、滑らかに成形して研磨します。 その後BIRCHWOOD等の各種ガンブルー剤を使い分けて、Case Harden風の色合いに染めますが、ごく普通のS.A.A.的にしたいので、あまり目立たない感じに仕上げます。(写真左側)
●Case Harden風の色合いにフレームが染まったら、柔らかい布に超微粒子のコンパウンドを付けて、全体を磨いて表面のスス等を落としたら、リューターでバフ研磨して磨き上げます。 なお、開拓時代の町の雑貨店で、普通に使われている銃にしたいので、フレーム表面に光沢の出るクリアーコートは施しません。(写真中央)
●シリンダーをはじめ、銃身、トリガーガード、バックストラップは、フレームのCase Harden風の仕上げではなく、ガンブルー液をコットンバフに含ませて、均一なグレーブラックになるように染めていきます。(写真右側)
alt altalt●シリンダー等の残りのヘビーウェィトパーツも、フレーム同様に超微粒子コンパウンドを付けた布で磨き、表面のスス等を落としたら、リューターでバフ研磨して仕上げします。(写真左側)
●シリンダーベースピン等の金属パーツ類も、一度表面の着色をサンドペーパーで落とし、スポンジやすり等で磨いた後ブルーイングします。 ハンマーやシリンダーゲートは数種のガンブルーを使い分けて、フレームのCase Hardenに近い雰囲気に仕上げします。(写真中央) 
●各パーツ類をカスタムし、表面処理と仕上げが完了した、COLT S.A.A. 3 1/2 Barrel StoreKeeperの分解状態です。 なお、カスタムの加工にはデリケートで技術が必要な部分があるので、詳細については公開しません。(写真右側)
alt alt alt●マルシン製S.A.A.のフレームは左右分割式のため、ベースピンスクリューとナットは、フレームの前部を結合するだけで、ベースピンの着脱機能はありません。 そこでフレーム前方の見えない部分に、新たに隠しネジを設けて固定できるように加工し、実銃のようにベースピンスクリューを押込んで、ベースピンを着脱できるように、ベースピンスクリューセットにスプリングを加えて加工しました。(写真左側)
●元が25年以上前のマルシン製ケースレスS.A.A.なので、Xカートを使えるように、シリンダーからBB弾装填用の金属パーツを取除き、先端内部を加工・調整します。 また、以前に購入していたXカートがアルミ弾頭だったので、5倍に希釈したBIRCHWOOD製のアルミブラックを、綿棒に付けて染色して磨き、鉛色に仕上げました。(写真中央)
●組立調整が完了したCOLT S.A.A. StoreKeeperです。 ショートバレルのS.A.A.には、3インチ以下でエジェクターが付かない、Sheriff's modelもありますが、個人的にはエジェクター付の3 1/2 modelのスタイルが好みですね。(写真右側)
alt alt alt●カタログ・モデルの4 3/4バレルのCOLT S.A.A.と3 1/2 バレルのStoreKeeperとの比較写真ですが、銃身長の差が良く分ります。 右側のS.A.A. modelは4年ほど前に、「趣味の話Ⅲ」で同じくマルシン製S.A.A. ヘビーウェイトモデルをカスタムした、Full Blue Custom Modelです。(写真左側)
●ガスガンの宿命であるガス注入口が、グリップ底部にあるのが気になるので、M5ナットを加工した自作インサートを、バックストラップのガス注入口に埋め込み、同様に自作したスイベルリングをねじ込めるようカスタムしました。 実銃のStore Keeperの一部には、盗難防止のランヤードを繋ぐスイベルリング付も有ったようです。(写真中央)
●完成したショートバレルのS.A.A.ガスガンで、ツーハンド 6連射で標的に命中させてみたかったので、正確に射撃が出来るように、Laser Sightを取付けられるように加工します。 スイベルリングとトリガーガードの、取付けネジ穴を利用して、グリップ底部にアンダーマウントを取付け、Laser Sightの取付けを可能にします。(写真右側)
alt alt alt
●COLT SAA StoreKeeperガスガンに、Pinty Laser Sightを取付けた状態です。 Laser Sight照射口と銃口には、10cmほどの高低差が有りますが、3m位からターゲットに狙点を合わせられるので、距離に合わせてSightを調整します。(写真左側)
●アルミの空き缶を13本積み上げた標的に向けて、ツーハンドの6連射をしてみましたが、予想以上に狙い易く結構倒すことが出来ました。 実際の射撃は下の動画をご覧ください。(写真中央)
●スイベルリングにランヤードを繋いだStoreKeeperを、雑貨店のカウンター風にディスプレイしてみましたが、雰囲気は出たでしょうか。(写真右側)

さて今回カスタムしたStoreKeeperは、COLT社のオリジナル3 1/2インチ銃身モデルのようにしたかったので、1960年のTVドラマ「Bat Masterson」で、主演のGene Barryが使用した、COLT Single Action Army 3 1/5 barrelのカスタムステージガンのSPEC.を参考にしました。
ちなみにこのドラマで使用されたステージガンは、現在もfirst modelとsecond modelをカスタムした物が、それぞれ1丁づつ残っているようですが、どちらもnickel finish modelです。

             ・実際の発火シーンなどは下の動画をご覧ください。

        

◎その他の「趣味の話」は下記をご覧下さい。
①「趣味の話」 コンバット・マグナム M19をレストアしました!
②「趣味の話Ⅱ」 Cz75 2nd デュアル・マキシVer.2」のカスタム&チューニング
③「趣味の話Ⅲ」 カート式 COT SAA ガスガンをワンオフ・カスタムしました!
④「趣味の話Ⅳ」 昔のMGCビンテージ・ガスガン達を、ちょこっとカスタムしました!
⑤「趣味の話Ⅴ」 Ruger 10/22 ガスライフルをチューニング&ドレスアップしました!
⑥「趣味の話Ⅵ」 MGC製「GLOCK 18」をデタッチャブル・マシンカービンにカスタムしました!
⑦「趣味の話 番外編」 Mattel Tommy-Burst をレストアしました!
⑧「趣味の話 Ⅷ」 世紀末にカスタムしたレーザー内蔵 GLOCK17 ガスガンを20年振りにレストア!
Posted at 2021/10/30 09:48:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホビー | 趣味
2021年10月09日 イイね!

母の一周忌で軽井沢と新潟へ行きました。

母の一周忌で軽井沢と新潟へ行きました。昨年の10月に亡くなった、母の一周忌法要のため、軽井沢の実家に寄ってから新潟のお寺に行きました。
まだ新型コロナの影響が強いので、なるべく人込みを避けたいので、公共交通を使用せず、今回も軽井沢の姉を迎えに行ってから、新潟のお寺に行くことにしました。 法要は午前中に行なうので、一周忌の前日に軽井沢へ行き、翌早朝に出発することにしました。
平日の昼前に柏を出発して、常磐道から外環道を経由して関越道へ進みます。 緊急事態宣言が解除された最初の週ということもあり、高速道路も渋滞はないですが車はやっぱ多めであります。
  
流山インターから常磐道に入ると、すぐに三郷ジャンクションから外環道に進むため、関越道に入るまでサービスエリアがありません。 関越道に入るとすぐに大型の三芳パーキングがありますが、いつもここはパスして高坂サービスエリアまで走って休憩します。 駐車場は結構混んでいるわりに、トイレや売店にはそれほど人はいませんでした。 やっぱり車内で休憩してる人が多いようです。
その後、藤岡ジャンクションから上信越道に入り、碓氷軽井沢インターの手前にある、横川サービスエリアで2回目の休憩をします。
  
横川サービスエリアはさすがに空いており、駐車場もガラガラです。 このサービスエリアを出ると、碓氷軽井沢インターまでは10㌔ほどで到着します。 当日はとても天気が良くインターチェンジの右手に、碓氷軽井沢の高岩を眺望できました。 料金所を通過したらそのまま直進すると、松井田軽井沢線の峠道に入るので、軽井沢市街までただひたすら進んでいきます。
  
晴天だったので峠道のてっぺんから、景色も良く見渡せました。 峠を抜けて松井田軽井沢線を進んでいくと、「72ゴルフ場」の前を通り、碓氷バイパスを越してプリンス通りに入ります。 
そのまま直進して行くと、プリンス・ショッピングプラザの入口となり、道が混雑するので、いつも手前の18号を左折して、南が丘を抜けて実家へ向かいます。 実家へ来るのも7月以来ですが、紅葉にはまだ早いようです。 当日は姉の誕生日なので、柏のデパ地下で買っていった中華料理などでお祝いです。
  翌朝は5時半過ぎに軽井沢を出発して、新潟へ向かいます。 軽井沢から新潟に行くには、二通りの高速道路のルートがあります。 一方は上信越道を長野方面に進み、上越ジャンクションから北陸道へ入り、日本海沿いを進んで三条・燕インターへ出るルートで、もう一方は上信越道を高崎まで戻り、関越道を進み、長岡ジャンクションから北陸道に入り三条・燕インターへ向うルートです。
実家が軽井沢へ移転してからは、距離の短い上越廻りを使っていましたが、今回は関越道ルートで行くことにしました。
  碓氷軽井沢インターから上信越自動車道に入ったら、すぐ先の横川サービスエリアに寄って、お気に入りの挽きたてコーヒーの自販機で、ホットコーヒーを購入し、併設GSでガソリンを給油していると、丁度日の出となりました。
藤岡ジャンクションから関越道の下り線に入り、高崎、沼田を通過していき、関越トンネル手前の谷川岳パーキングで朝食とトイレ休憩をします。 谷川岳パーキングには久しぶりに来ましたが、施設が新しくなっており、トイレなどとても綺麗になってました。
新潟県に入り北陸道に進み、三条・燕インターで降りたら一般道で羽生田に向かい、峠道で山越えをし五泉市のお寺に到着しました。
  先祖代々のお墓の前で、前日から新潟に宿泊していた、新婚の姪夫婦と落ち合い、お墓を掃除してお参りを済ませお寺向かい、本堂で母の一周忌の法要をして頂きました。
法要が終わったら姪夫婦と別れ、来た時のルートを逆に辿って、軽井沢まで戻りました。 さすがに疲れたので、柏へは翌日帰ることにしました。 翌日は午前中に軽井沢発地市庭の市場へ買い物に出かけ、今がシーズンのシャインマスカットなど各種ブドウや、農産物を買い込みました。
いつもは高速道路が空いている、夜の7時過ぎに帰るのですが、当日は朝から何となく早めに帰りたい気がしていたので、6時前に軽井沢を後にしました。 碓氷軽井沢に向かう峠道は、ものすごい霧で視界が5mほどでした。 高速は予想以上に空いていたので、高坂サービスエリアで買い物などしても、9時前に柏に帰宅できました。
ところが、入浴後にメールのチェックなどをしていると、突然家が揺れ始め緊急地震警報が鳴り、大きく揺れ始めました。 柏の防災無線が緊急放送を開始し、ニュース速報が地震情報を伝え始めました。 どうやら柏は震源地の近くのようでしたが、震源が深かったため、埼玉や東京ほどの強い揺れはなく震度4でした。
軽井沢の姉が心配してLINEがきたので、柏は大丈夫と返信しましたが、ニュースを見ていると高速道路や鉄道が軒並み通行止め・運休となったので、いつもの時間で帰ってきていたら、大変だったと分かりました。 本当に直感で早めに帰ってきて良かったのでありました。
Posted at 2021/10/09 12:02:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行 | 旅行/地域

プロフィール

「オリジナル turbo デカールを作るのも3回目なのだ!
https://minkara.carview.co.jp/userid/775922/car/2624646/7449986/note.aspx
何シテル?   08/29 22:31
車や模型(GUN関係も含みます)いじりの好きなオヤジです。
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