前回からの続きで、今度は中団で争うチームとドライバーをレビューしていきます。
④ルノーF1
(D.リカルド/N.ヒュルケンベルグ)

ここのトップであるシリル・アビデブール氏のこの時期のコメントは、とある大きな掲示板にて毎年のボジョレーヌーヴォーの謳い文句みたいだと揶揄されるほどの
大言壮語っぷりで・・・
昨シーズンも"これまでにない素晴らしい出来"みたいに言っていても、終わって
みればコンストラクターズランキングでトップ3の次とは言え、基本は同じでも多少
劣っているであろうカスタマー仕様のPUを使うレッドブルにダブルスコア以上の差を
付けられている有様です。
それは昨シーズンだけに限らず毎年そんな調子だし、その度に来シーズンから本気
出すなんて言うもんですから・・・
お前は"明日から本気出す"などと吐かすニート
かよ?!と思いますねw
なので勝てるドライバーであるリカルド選手が加入しようとも、今シーズンも順位は
変わらずでしょうし、レッドブルがホンダに鞍替えしたことでフィードバックを得にくく
なったため、昨シーズン以上に苦戦すると見ております。
リカルド選手について言えば、速いマシンに乗せたら勝てる可能性を持っているし、
なんかちょっとお茶目な雰囲気で個人的には現役の中で一番好きなドライバーなん
ですが、最大の弱点はマシンを開発する能力を欠いているところですし、先だっての 余計な一言を耳目にして、今は亡き桜塚やっくんの言葉を借りれば・・・

ってとこだし、レッドブルからここに移籍して契約金はたんまり貰えても、優勝どころか
表彰台すら遠くなったことを心底後悔してほしいと思いますね。
ヒュルケンベルグ選手については速いか遅いかは分かりませんが、少なくともマシン
開発能力はあるだろうから、RS19の熟成とリカルド選手のサポート役をソツなくこなせ
れば良しとすべきでしょう。
⑤ハースF1
(R.グロージャン/K.マグヌッセン)

シャシーはダラーラ製でも、PUとギアボックスはフェラーリから供給されているので、フェラーリのBチームとも言うべきチームだけに、本来だったらルノーよりも上でなきゃ
おかしい話なんですが・・・
2人とも速いのかもしれないけど、それ以上に荒いドライバー
だったら、コンストラクターズで5位もやむなしか(´・ω・`)
グロージャン選手については、そこそこ速いけど自爆を含めクラッシュすることが多く、 ジョーダンに移籍するまでのチェザリス選手を彷彿とさせますが、こんなドライバーが
毎年シートに困らないのは不思議でなりません。
マグヌッセン選手については、グロージャン選手より昨シーズンは安定していたものの
やはりドライビングが荒っぽいので、この人も残留しちゃってることが不思議としか言い
ようがありません。
まぁ今シーズンは変なドライビングをしてくれないことを祈るしかないか。
⑥マクラーレンF1チーム
(C.サインツ/L.ノリス)

かつては名門で、今や"迷門"に成り下がった感のあるマクラーレンですが・・・
昨シーズンはそれまでのホンダからルノーにPUをチェンジして挑んだものの、チームが度々喧伝していた"グリッドNo.1"のシャシーでないことが露呈し、アロンソ選手が走らぬ
マシンに鞭打って走らせたお陰で何とかコンストラクターズで6位に入ったものの、予選の
パフォーマンスに於いてはPUを交換する形となったトロロッソ(昔のミナルディ)に負けて
いるので昔日の面影は影も形もありゃしないし・・・
今シーズンはそのアロンソ選手がおらず、表彰台を狙えるドライバーとは決して言えない
サインツ選手と新人のノリス選手なので、今シーズンはより我慢を強いられるでしょうね。
ただ、明るい話題もちょこっとあって・・・
昨年はトロロッソに在籍し、過去にはザウバーやフォースインディアなどでそれなりに戦闘
力のあるマシンを作ってきたジェームス・キー氏がテクニカルディレクターに就任したこと、
そしてポルシェがWEC(世界耐久選手権)のLMP1カテゴリーに参戦していた時のチーム代表
だったアンドレアス・ザイドル氏がマネージングディレクターに就任したことで・・・
キー氏が今年のマシンに対して効果的なアップデートを施せ、ザイドル氏がチームを正しく
統率できるなど、しっかり機能すればチームに光明が差し込むやもしれませんね。
サインツ選手に関しては、戦績を見る限り中団でちょいちょいポイントを取っているものの
上位を伺うような感じではありませんし、ノリス選手はルーキーなんで未知数としか。
まぁこのチームの一番のガンは、チーム代表であるザク・ブラウン氏なんだが・・・
⑦レーシング・ポイントF1チーム
(S.ペレス/L.ストロール)
元々はフォース・インディア(さらに元を辿ればジョーダン)でしたが、昨シーズン中に破産
して資産家のローレンス・ストロール氏(ストロール選手の父親)に買収されたことでチーム
名が変わりました。
昨シーズンに関しては資金難や上述のような混乱がありながらも、コンスタントに入賞を
重ねていた印象があり、資金面の不安が解消した今シーズンはマシンの出来次第ですが
2017年シーズンのようにルノーF1を凌ぐ可能性もあるやもしれません。
ペレス選手に関して言えば、優勝はないものの時折表彰台に登壇することもあるので、
今年のマシンであるRP19の出来が良ければ、ある程度計算が立ちそうですね。
ストロール選手に関して言えば、昨シーズンの成績は在籍していたウィリアムズの状態を
鑑みても惨憺たるものでしたが、今シーズンについては資金面で不安のないチームにいる
ので多少の上積みはあるのか?!(;´∀`)
下位チームに関するレビューはまた次の記事にて。
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Posted at
2019/03/05 22:37:43