• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2017年01月09日

718ケイマンの試乗とボクスターGTSと911カレラ

718ケイマンの試乗とボクスターGTSと911カレラ 718ケイマンに試乗してきた。右PDKだ。エンジンをかけると爆発的な音が響く。この車はスポーツエギゾーストを付けていた。四気筒ターボらしい、低くモリモリした音だ。道に出てグッとアクセルを踏み込むと、大きな音と共にドーッと加速して、エンジン回転の頭打ち感がない。718ボクスターも同じようだったが、やはりルーフがボディと一体化しているケイマンは、ボクスターよりも一回り強いかたまり感があって、加減速の応答が早い気がする。

そんな風にかたまり感が強いだけに、足回りやハンドリングの感覚もわかりやすい。18インチの標準タイヤの乗り心地は良いものの、ハンドル操作の応答がごくわずかに遅い気がした。足はもっと固くてもいい。この試乗車はオプションのPASM(アクティブ・サスペンション)が無かったのだ。着座位置が高く感じたのもそのせいかもしれない。

車内に響くエンジン音はかなり大きい。しばらく前に、前期型つまり981ケイマンに試乗した時には、エンジン音の中に「キィーン」という耳障りな音が混じるのが気になったが、この718ケイマンはそういう音よりも「ドゴォーン」という低くこもったようなエンジン音自体が気になった。エンジンフードがリアガラス内側にあるケイマンは、もともと音が聞えやすいのだ。だからこの車にはスポーツエギゾーストは不要ではないだろうか。

踏み込んだ時の加速感は十分なものの、低回転時のレスポンスがちょっと悪いと感じた。けれども、手元のスイッチを回してスポーツモードに変えたら(この車はオプションのスポーツクロノパッケージ付き)、エンジンマッピングとPDKのシフト制御が変り、グンとパワー感が上がった。アイドリングストップを常用しながら、のんびりエコ走行を望むなら別だが、本来の「ポルシェ」を味わいたければ、真っ先にスポーツモードにすべきだ。

             *       *       *       *       *

いまさら言うまでもないが、私のボクスターGTSはお得なパッケージで、スポーツクロノ、PASM、20インチのホイール/タイヤ、スポーツエギゾースト、スポーツシート・プラスが標準装備だ。

私は最近は、エンジンスタート直後に、アイドリングストップOFFとスポーツエギゾーストONの二つのボタンを続けて押している。PASMだけは前回エンジン停止時の設定が記憶されていて、いつもON(ハード側)のままだ。多少ゴツゴツ感は増しても、加減速やコーナリングのレスポンスがハッキリ違うからだ。マフラー音を大きくしたいのは、周囲への警告のためである。

少し走ってオイル温度が上がってきたら、スポーツモードもONにする。エンジンレスポンスとパワーがグッと上がって、これこそ「ポルシェ」の真価が発揮される。アクセルオフ時には「バリバリ!」と排気音も派手になる。そしてたまに高速道路や峠道を走る時は、スポーツプラスモードをONにするとオートブリッピングが作動して、シフトダウン時のアクセルやブレーキが楽に両立できる。

             *       *       *       *       *

ケイマンの話に戻ると、そんな風にボクスターを設定している私には、718ケイマンにも、やはりPASMは付けたいと思う。スポーツエギゾーストは要らない。スポーツクロノは迷うところだが、PDKで
サーキット走行にもこだわらないなら、不要ではないかと思う。後期の718型になってからは、ケイマン/ボクスターのMTには、オートブリッピングが標準装備になったからだ(言うまでもないが、スポーツクロノオプションが無くてもスポーツモードはボタンで選べる)。

試しにポルシェのサイトで718ケイマンのコンフィギュレータを立ち上げてみた。PASMは26万円、これにオシャレなカラーのホイールセンターキャップ3万円と、専用フロアマット2万円。オプション価格は計31万円で、車両本体価格619万円と合わせて、総額はちょうど650万円となった。白の718ケイマン左MT。これで十分だ。 ※ポルシェコード PGIA1SS1

ついでに同じような発想で、911カレラも作ってみた。次期モデルからはハイブリッド化の噂があって、911後期型はターボといえども、最後のレシプロエンジン・モデルとなりそうなので。PASMは標準装備となったので、オプションはホイールセンターキャップ3万円と専用フロアマット3万3千円の計6万3千円のみ!これに車両本体価格1244万円と合わせ、総計1250万3千円……やっぱりどんなに頑張っても、911は高い……(汗。 ※ポルシェコード PHHVDZ97
ブログ一覧 | ポルシェ・ケイマン | クルマ
Posted at 2017/01/09 22:33:47

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

7月15日 H1cup日光サーキット
ハピワンさん

シュアラスターな2日間
のにわさん

今日は月曜日(陳 珍小👲)
u-pomさん

チャッピー、みんなと一緒に食事 ...
どんみみさん

本日納車されました(^^)
picoo32さん

Enjoy HONDA 福岡
なぎへいさん

この記事へのコメント

2017年1月9日 23:12
こんばんは、
私は、もし次にポルシェを買う時があれば、走り系のオプションは何も付けないかもしれません。
一度何でも付いているお得なGTSを味わってしまうと、かなりの額を出してオプション装着するのにかなり抵抗感が生まれてしまいました(汗)。
若しくは、標準でいろいろ付いているGTSが出るのを待ちます(笑)。

昨年は私も最新のターボ付ポルシェをいろいろ試乗しましたが、結局のところ一番スポーティに感じたのは・・・
自分の車でした(汗)。(愛情もあるかもしれませんが)

NAポルシェは、アクセル踏んだ瞬間からタイムラグなく弾けるように加速するのに対し、ターボは踏み終えてから弾ける以上の加速を味わせてくれる気がしました。
このあたりのレスポンスの切れ味という点で、NAのほうがスポーティに感じたのかもしれません。
コメントへの返答
2017年1月10日 1:01
Mokuさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

ポルシェのコンフィギュレータで時々遊んでいますが、値段と欲望の間で一番悩むのが、意外と革内装だったりします(笑。911だとそれだけで70万円前後とか、異様な値段です。

先日、革内装に準じたボクスターGTSの内装を改めて見回してみて、911の場合はリヤシートも変わるわけですけども、たったそれだけの変化で70万円はもったいないと思ってしまいました。

いずれにしても、オプションという目で見ても、主要なもの全部入りみたいな981GTSは、なかなか手放せない車ですね。

3.4LのNAの成長ぶりはいかがですか。私のは、最近ますます良い感じに育っていて、以前はそこそこの時間や距離の後じゃないと中々やってこなかった美味しい感じが、最近は、割とすぐにやってくるようになりました。二万キロを超えてから、そう感じています。

試乗車はPDKばかりなので、正確には比較できないのですが、ターボの弱点をギヤがうまく補っている気がします。MTだったらどうなんだろう?と思いますが、私にはよくわからないのです。
2017年1月9日 23:13
naが大好きな私もターボになったカレラと718ケイマンを試乗致しましたが、想像よりも良かった印象です
排気音も4気筒の重低音が結構好みでした

pasmは必需品ですね、pasmの挙動を嫌われる方も居ますが私は好みでした

スポーツエグゾーストは着ければ良かったと思ってますがとりあえず社外可変で頑張ってます
コメントへの返答
2017年1月10日 1:16
ZETO・industryさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

さすがポルシェだけに、ダウンサイジングターボが上手ですよね。2Lの4気筒であれだけの走りができる718はもちろんですが、特に素カレラの6気筒の方は、音が低くなったデメリットを大きく補うトルクの増大がとても効いていると思います。

排気音も改めて耳を澄ませてみましたが、なかなか迫力があって面白いと思います。ポルシェは不等長由来のドコドコ音を、むしろ楽しんでくださいと言っているような気がしますね。ただ、ケイマンは音が車内に籠もるので、スポエギは要らないくらいだと思いました。

PASMはいつもハードですが、たまにソフトにしたくなる時があります。首都高の一部みたいに、大きめの段差が連続する時や、隣の人に楽をさせてあげたい時とか。そうやって選べるのは良いですね。スポーツシャシーとかであまり固めすぎるて、乗るのが億劫になっちゃうと逆効果ですし。もっとも718では、Sじゃないとスポーツシャシーは選べないようですが。

ZETO・industryさんは997前期でしたね。MTで振り回すように走ると本当に楽しいでしょうね。羨ましいです。
2017年1月9日 23:18
こんにちは。

いつも同じコメントばかりですいません。
でもコメントさせて下さいね。

ボクスターGTSが1番!
コメントへの返答
2017年1月10日 1:19
スクデリさん、こんばんは!こちらこそ、いつもコメントありがとうございます。

それにしても…元ボクスターGTS乗りで、今は991のGT3に乗られてるスクデリさんの「ボクスターGTSが1番!」という言葉は、「911に乗るならGT3!」と言っているようにも感じます(汗
2017年1月10日 19:17
昨年のプチオフ以来、ポルシェの事がいつも頭の片隅にあります。そんなわけで、CGTVでポルシェの特集がある時は録画をして、繰り返し見ています。特に、ボクスタースパイダーとケイマンGT4の特集は凄く良かったです。
で、ワタシがポルシェに乗ることが出来るのであれば、選ぶのは間違いなく718ケイマンだなぁ~と、ぼんやり考えていたところでこの記事に出会いました。今後の参考にさせて頂きますね。
スパグラさんをして十分と言わしめる仕立てが650万円ですか。う~ん、ちょっとだけ身近に感じてきました。ちょっとだけ、、、ですよ(笑。
最後に、『マフラー音を大きくしたいのは、周囲への警告ため』のフレーズが印象的でした(^^;。
コメントへの返答
2017年1月10日 22:32
パタさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

私も以前、ポルシェのことがずっと頭の片隅にあった時期があります。523iに乗って二年ちょっとの頃で、みん友さん方とボクスターやケイマンの試乗して以後のことでした。結局その翌月ボクスターを契約しちゃいました。

CGTVで最近のポルシェの番組は見たことがなかったです(汗。ただスパイダーでもGT4でもMTですね。こんなことを書くと失礼ですが、私の車を運転していただいたとき、パタさんのMT使いのお上手さにビックリしました。いきなりスムーズに乗りこなしちゃってました。パタさんにはポルシェのMTが似合うと思います。

650万という値段は絶対的に高額ですが、たとえばBMWでその価格帯の似た車を調べてみたら、M240iのMTが631万円で、326ps/45.9kgm。他にはATしかないですが、430iが688万円で、252ps/35.7kgm、またZ4-20i MSpoが596万円で、184ps/27.5kgm、35i MSpoが768万円で、306ps/40.8kgm。
ちなみに、718ケイマンは2L4気筒ですが300ps/38.8kgmと、BMWの3L6気筒ターボに近いパワーですし、実走行では互角以上だと思います。

マフラー音のコメントに注目ありがとうございます。色んなドライバーがいて周囲の車が信用できない昨今、騒音はむしろ安全かなと(笑。
2017年1月10日 23:57
スパグラさん、こんばんは。
相変わらずの惹き込まれる内容に、一気に拝読させていただきました。
スパグラさんの探求心とポルシェ愛には、今更ながら脱帽です!(笑)

BMWも併用されているお立場での試乗記は興味をそそられるばかりなのですが、一つだけ気になったのは、素のグレードが一番素性を掴みやすいのは理解できますが、ボクスターはGTSに乗られているスパグラさんが、911(991型後期)におきましてはカレラS(or 4S)ではなく、敢えて素のカレラで十分だと思われるのは、いったい如何なる理由からなのだろう?ということでした。

コメントへの返答
2017年1月11日 0:56
Michael_01さん、こんばんは!いつもご丁寧に読んでいただき、コメントもありがとうございます。

私は最初、ボクスターよりもケイマンに乗りたいと考えていたこともあって、この718型のケイマンにも興味がありました。それで試乗して、自分が今乗っているボクスターGTSの感触と比較しながら考えてみました。色々と違う両車なので、単純には比較できないのですが、やはり屋根があるケイマンの「かたまり感」には一番感心しました。同時に、911カレラならぬ2シーターMRならではの軽快さは、エンジンが変わってもボクスターGTSと同じだと納得しました。

そんなわけで、世代を問わず、ケイマン/ボクスターには、911カレラにはない長所が明瞭にあるのですが、車マニアの悲しさ、どうしてもRRの魅力にも興味が尽きないので、結局718ケイマンを試乗しても、911カレラのことを考えてしまうのです…。

さて、興味深いご質問ありがとうございます。私自身、「どうせなら素カレラじゃなくてS!」と即決したいところなのですが、やはりただでさえ高価な911の中で、275万円の価格差をどう評価するかという問題があります。

以前、後期型の素カレラとカレラSのエンジンをグラフで比較したことがあります。
http://minkara.carview.co.jp/userid/224462/blog/36396777/
このグラフの黒ラインがS、水色ラインが素ですが、同じ排気量のエンジンだけあって、差が案外ありません。むしろ、茶ラインの前期型のS、オレンジラインの前期型の素に比べて、Sや素を問わず、後期型のエンジンの成長ぶりが目を惹きます。

このグラフを描いた時は、まだスペックの発表ばかりで試乗ができなかったのですが、現在までSや素に何度か乗ってみて、特に最近、1万キロ以上走り込まれた後期型の素に乗ってみて、やはり中々パワーがあると感じました。ちなみに、私のボクスターGTSは、前期型の素とほぼ重なるパワーです。

そんなわけで、そもそも素カレラの購入自体でさえかなり無理がある私が、さらに無理を重ねてまでSを選ばなくても大丈夫かな、と考えるようになりました。

もう一つ、サーキットにも行かないような私には、カレラSほどのパワーが本当に必要なのか?ということです。これは逆に今、ボクスターGTSという、ボクスターにしてはパワーがある車に乗っていて、時々感じていることです。誇張して言えば、私はパワーがあると、どうしても上の方まで使いたくなってしまうのです。人間性にゆとりがないのでしょうか(汗。

それで、素カレラを上品に乗りこなすのが良いんじゃないか、とか、後期型なら素と言えども、そんな自分の乗り方や考えにはちょうど良いくらいじゃないか、と考えています。

ただ、車というものは、そういう理性的な考えを吹き飛ばす魔物でもあって、これまで私自身、なんどもそれに翻弄されて、今の自分があるのも確かなので、あまり責任持てません(汗。まあ、こんな風にグルグル考えるのも車趣味と言うものでしょうかね。
2017年1月11日 0:44
毎日寒いですが、スパグラさんは
早速、颯爽と活動をされていますね。

私は年明け、まだ997ターボSに乗っていないのです。

718ケイマンは本当に乗りやすいクルマですね。
ただ、室内に侵入してくる音がものすごくて(・・;)
高速を使った長中距離は厳しいなあと感じました。

同じ718でも、ボクスターはオープンにすると音が抜けるので、
そんなに気にもならなかったのですが。
同じミッドシップなのに、こと音に関する限りは、
全く印象が違っていました。

718ケイマンは、窓を全開にしてワインディングを走り込むのが絵になるような気がします。

流石にターボだけあって、低速からのトルク感溢れる走りは小気味いいものです。
ただ、もう少し高回転をまわす楽しみを取っておいてもらいたかった。
もちろん、PDKのギア比の問題もあるのでしょう。
ターボ=トルクは決して間違ってはいないものの、
高回転域を使わないのはもったいないと思ったのです。

スパグラさんのボクスターGTSとはまるで違った音色ですよね。
ボクスターGTSは、スポーツモードからスポーツプラスにすると、
彈けるようなハイトーンがとても艶やかでいいですね。
気分を高揚させてくれます。

私の好きなチャイコフスキーの作品の中で、
序曲「1812」というのがあるのですが、
クライマックスで響き渡るトランペットのイメージが重なるんです。

実は、今度ご一緒した時に、「1812」を私のクルマの中でかけながら、
スパグラさんのGTSと協演をしようかと企んでいたところなんです。

私の住んでいる北関東の田舎は、まさに「デンジャラスゾーン」です。
ご高齢者のクルマがとても多く、そして軽自動車やミニバンが縦横無尽に走り回るといった様相です。

例えば、制限速度が40キロならば、
30~40キロの間でゆったりと走られるのですが、
信号が黄色から赤に完全に変わったその刹那、
ものすごい加速で交差点に「侵入」してくるのです。

それに、当て逃げです。
某○ピタで昨年の年末に見てしまいました。
今ではお目にかかれない程の古い紺色のクラウンが、
勢い良くバックして、後ろのミニ(イギリス製)のラジエーターに衝突です。
ものすごい音が辺り一面に響き渡りました。
とその時、例のクラウンは何事もなかったのでしょう、
駐車場から「退場」されていました。

話が長くなってしまいましたが、
「自分の身を自分で守る」ためには警告は有効な手段だと思うのです。

最後に、650万円の718ケイマンと1250万円の911との関係は、
どこかで繋がっているのでしょうか?
それとも全く別物なのでしょうか?

仕事をする手を止めて考え込んでしまいました。

年が明けましてので、
是非一緒に走りに行きましょう。

コメントへの返答
2017年1月12日 2:50
アオちゃん&シロちゃんさん、こんばんは!ご丁寧なコメントありがとうございます。

いえ、颯爽と活動というほどでもないのです。実はBMWのディーラーに福袋を買いに行って、そのついでに、同じような方角にある、ポルシェのディーラーにも立ち寄りました。なかなか濃い一日になりました…あ、こうやって説明してみて、随分熱心なことと我ながら気付きました(汗。

昨年末はおかげさまでとても濃いドライブができたので、このお正月は、三が日はボクスターに乗らないで過しました。去年は都心や浅草まで初詣のドライブをしましたが。

ともあれ、気になっていた718を、ケイマンで体感するとどうなるか?という課題を少し片づけることができました。

アオちゃん&シロちゃんさんも、718ケイマンにお乗りだったんですね。「室内に侵入してくる音」に関しては、同じ感想ですね。前期型、981の6気筒NAは、補機音みたいなのが混じってはいましたが、エンジン音自体は気持ち良く、大きすぎることもないと思ったんですが、この後期、718の4気筒ターボは、独特なエンジン音自体が大きくて、もちろんそれはスポーツカーらしさとも言えますが、疲れると感じる人もいるかもしれませんね。

おっしゃるとおり、ターボ化された低速からの大きなトルクの長所は素晴らしく、乗りやすいですし、小気味良いですね。この点は、去年718ボクスターに乗った時も同じように感じました。Sも素も乗ったのですが、素で十分楽しいと、私も思えました。

高回転をまわす楽しみというなら、Sよりも素が良いですね。これは718/981を問わず、言えるんじゃないかと思いますが、ターボ化された718の場合は、逆に、高回転をまわす楽しみ以前の、低回転でも乗りやすい、小気味良い走りが実現できてしまうので、高回転が必要ない車とも言えますね。これはターボ化されたBMWについても、同じようなことになっていると思いますね。

実はこの点に、最近私自身、ジレンマを感じています。つまりNAといえども3.4LのボクスターGTSは、低速トルクも十分にあり、高回転までまわす必要があまりないからです(汗。もちろん、ターボよりも回りますし、その時の感覚や音は素晴らしいものですが、それを味わうには、それにふさわしい道や状況が必要になり、しかもそういう道や状況はなかなか得られないからです。最近は、タコメーターを見ていて、5,000位まで回ったらもう良いかなとアクセルを緩めています。せっかくNAなのに、5,000でやめるなんて、ターボみたいでもったいない…。

それで、まあまだ先というか妄想の段階ですが、仮に911カレラに乗ったとしても、素で十分でSはいらないだろうという見通しに至るわけです。素でも十二分に高値ですし(汗。

まあでももちろん、「1812」のクライマックスにたとえていただくほどの、ボクスターGTSのエンジンやマフラー音は素晴らしく、私も運転しながら身体中で感じています。音の源のエンジンの鼓動が、アクセルやギヤの操作にリニアに連動して全身を刺激します。しかもMRならではの、クイックな動きとGの中で。こんな贅沢は中々味わえるものではないと、いまだに感動しています。まだ成長すると思います。

スポーツエギゾーストのボタンを押して、音を大きくするのは、周囲の方々にはうるさくて申し訳ないと思う反面、だから私の車に気付いて、気をつけて欲しいと思うからです。高齢者の車はもちろん、携帯をいじっているドライバー、自転車、歩行者も気になって仕方がありません。車内で子どもが騒いでいたり、後続の私の車からでも何の番組が映っているか良く見えるような大型モニターでTVを付けっぱなしのミニバンも。こういう危ない車は、挙げればキリがないですね。スポーツカーはどうしても運転自体に集中するので、動きは軽やかでも、そんな車よりもずっと周囲に注意を集中して走っていますから、ずっと安全です。なかなかわかってもらえないかもしれませんが。本当に「自分の身を自分で守る」しかないですね。

それにしても、当て逃げ目撃のお話も怖いですね(汗。そんなこともあるので、駐車場のどこに停めるかには、結構気を使いますよね。ますます気をつけるようにします。

「650万円の718ケイマンと1250万円の911との関係は、どこかで繋がっているのでしょうか?それとも全く別物なのでしょうか?」という問いは面白いですね~。

どちらも明瞭な「ポルシェ」らしい味を持った、スポーツカー。
718素は、2人乗りのMR(2L4気筒、300ps/38.8kgm)。
911素は、2+2人乗りRR(3L6気筒、370ps/45.9kgm)。
MRとRRというエンジンレイアウトと重量バランスによって生じる、フロントのハンドリングとリヤのトラクションに現れる走りの違い。

ただ、これは、どちらの方が「良い」とは言えず、むしろスポーツカーとしては、他社などではMRが主流ですね。

それから、ボディ前半部の構造や部品は共通だけど、後半部の車内や足回りの構造が違いますね。

…と色々考えてみましたが、どうもスペックや走りの質よりも、最終的には「911」という名のRRの伝統への価値観が最も大きな違いを生んでいて、逆にスペックや走りの質とかは、それを理屈にしたものに過ぎないかもしれません。

「911は911である」、みたいな。

その意味でも、どんな意味でも、911ターボSは素晴らしい車です!また走りましょうね。
2017年1月11日 13:35
失礼しています、ちょっとお久しぶりです。
ブログの方もこのところ怠けております(汗)。
車の調子も全く順調なのでPCに寄るきっかけもなく718はデビュー時にボクスターちょっと試乗しただけですが、PDKをマニュアルで操作していて、特に高いギヤでの低回転時(60キロクルーズで6速、1300rpm位?~MTでは結構普段使う回転数域)で、アクセルのレスポンスが随分悪く感じられたのが印象的でした。PDKだとさっと低いギヤに切り替えるので気にならないんだろうなと思います。
エンジン(排気)音は981ケイマンは屋根がある分中に響かず、ボクスターがうらやましいなぁと思ってましたが、718はケイマンの方が音が響くということで、また違うセッティングみたいですね。
 近況ですが、先週末オートポリスに行ってきました。人生初サーキット(実質)でした。気温4度でウェットという大変なコンディション・・怖いばかりでしたが、短めのストレートながら210kmちょっとまで経験でき、そこからの思いっきりのブレーキでの安心感、スピンしそうになるとさっと助けてくれたり・・とやっとこの車のホントの能力の一部に触れることができた気がしました。
また、へっぴり腰で1周2分半位のペースですが、(私なりに)必死に走ったアタック数周のラップタイム差が0.2秒以内にそろっていたのは一つだけちょっと気持ち自信にはなりました。
 GT4にお乗りの方から音がいいですねと褒めて頂きましたが、室内ではおとなしめに聞こえるのはちょっと残念です。
 ドライでまた走ってみたいと思っています。
コメントへの返答
2017年1月12日 21:46
くまもとさん、こんばんは!ちょっとお久しぶりですねwコメントありがとうございます。

車の調子がよろしいようで、良かったですね。私の方も、先日二年目の点検でしたが、これという不具合もなく、順調です。

718ボクスターもお乗りになったんですね。そうなるとケイマンの方も気になるでしょう。私の感想では、ボクスターよりもケイマンの方がエンジン音がわかりやすいので、718らしい、勇ましく粒の大きな低音が楽しめました。そもそもスポーツカーというのは音を楽しむ車ですから、こういう音が好きな人にはたまらないと思います。

低回転時のエンジンレスポンスは、乗り慣れた3.4Lの981GTSに比べると不利な感じがありますが、それを超えた回転域では、ちょっとかなわない強さがありますね。この718からケイマンやボクスターに乗り始めた人には、音のことも含めて、こういうパワーの出方も面白く感じるんじゃないでしょうかね。

それはそうと、サーキットに行かれたんですね!ストレートで210km/hとは緊張したでしょうね。一周4.7kmもあるんですね。コースマップを見てみましたが、なかなかテクニカルで面白そうですね。

でも4℃でウェットとは、タイヤが温まりにくいし、滑るし、なかなか大変だったでしょうね。ドライだとずいぶん違うと思いますから、ぜひまたチャレンジしたいでしょうね。

数周のラップタイムが0.2秒以内の誤差しかないというのも、面白いですね。初めてのウェットで2分半って、結構速くないですか?ドライが楽しみですね。

981GTSの音は、色んなポルシェの中でもかなり派手ですから、その意味でも目立ったでしょうね。続報期待しています。
2017年1月13日 13:53
スパグラさん、こんにちは。

昨年末に987と981の2台のボクスターの後ろについてツーリングしました。
今まで外観に大きな違いを認識していなかったのですが、並べてみる機会に恵まれたので観察してみると驚くほど違いがあることに気がつきました。
柔らかい曲線でデザインされた987に対して981はスタイリッシュに絞っています。
しかもメカニカルなエンジン音を奏でる981に対して981は威圧的な轟音です。しかも、ブリッピングをバリバリと轟かせて、AMGどころかランボルギーニに迫る迫力ではないかと。
時代の変化もあるのでしょうが、クルマの思想を変えているという印象です。

ブログを改めて拝見して、718ボクスターの試乗といい、優等生であることが強調されていることが気にかかります。
つまり、(718を身近で触れる機会がないのですが、)ダウンサイジングが目玉とはいえ981からの連続性はあるのかもしれないと。
もちろん、それだけ981ボクスターGTSのスポーツカーとしての魅力があるという帰結になります。
コメントへの返答
2017年1月13日 23:29
ラガーあきさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

私の手元に『ポルシェ・ボクスターのすべて』(モーターファン別冊、2012/10、三栄書房)という本があるのですが、ちょうど日本で981が出始めた頃の本で、987との外観等の詳細な比較が、丁寧に計測、解説されていて、すごく面白い本です。この本の内容は、後でメッセージしますね。

718を考える時に、987から981への変化の延長上に718を置く、という見方は、言われてみるまで思いつきませんでした。面白いですね!

たとえばボディや足回りですが、ここは明らかに世代交代ごとに能力が上がっています。987から981の変化は言うまでもないですが、718はこれに加えて、981の本当の最終型であるGT4の部品や、フロントなどは調べてみると911カレラターボのものまで持ってきているとか。

911カレラ後期型に乗ってみて、さらに進んだ安定性に驚くわけですが、乗車感のこういう変化は、もちろん、987から981を経て718に至る、ボクスター/ケイマンの歴史にもぴったり当てはまりますね。代わって失われつつあるのは、アナログな一体感や親密感です。

エンジンに関しては、718には、6気筒NAから4気筒ターボという大変化があるわけですが、それを987前期、987後期、そして981へのNA間での設計やフィーリングの違いという面から見てみると、抜群の効率性の向上を得て、代わって失われたリニアリティや芸術的な情感でしょうか。

けれども、こういう比較の仕方には、根の所にちょっとしたレトロ趣味というか後ろ向きな姿勢が混じっていますね。特に「ポルシェ」ファンにはそれが強い感じです(笑。新しい技術のもたらした新しい乗り味は、そういう伝統の枷から自由な、未来のドライバーのものですね。
2017年1月13日 19:46
こんばんは。

718ケイマン、すごく興味はありますがたぶん試乗することはないと思うので(P様は試乗すると虜になると聞いてますので)、細かいインプレが非常に参考になります(笑)

エキゾーストが不等長の頃のスバルのフラット4は100m先くらいからでも近づいてるのが分かるくらいでしたが、718ケイマンもそれに近い感じでしょうか!?

自分がコンフィギュレータで見積ると軽く800諭吉を超えてしまうのですが、P様オーナーの方は逆にシンプルになるみたいですね。
コメントへの返答
2017年1月13日 23:56
bogeyman_hさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

いやー、先日お台場でご一緒したbogeyman_hさんの冷静なご様子から考えると、ポルシェに試乗したからと言って、すぐ「虜」になるとは思いませんが(笑。それはさておき、大して細かくもないインプレで、申し訳ないです。

その、昔のスバルの「ドロドロ」音の方を、むしろ私は知らないのですが(汗、718のボクスターやケイマンに乗ってみて、皆さんが「ドロドロ」とか「ドコドコ」と書いているのが、一発で納得できましたから、まさしくそれじゃないかと思います!

ついでにネットでスバルの不等長エキマニとか検索していたら、案外たくさんのスバリストさんが好んでいる音ですね。86/BRZのエキマニを、わざわざ不等長に載せ換えているショップの記事まで見つけました。つまり、それが好ましくスポーティな音だ、ということですね。

PCでは「エキマニが不等長である出力上のデメリットはまったくありません」と聞きました。ポルシェは自信をもって、この4気筒ターボを売り出したのだと思います。そして実際に乗ってみて、そのパワー感も音も悪くないと思いました。

逆に、ボクスター/ケイマンが初めてターボ化されたのは、凄いことじゃないかと思います。ポルシェにとって「ターボ」は特別なアイコンですし、実際にその技術もフィードバックされています。

コンフィギュレータは出来が良いだけ悩ましいですね(笑。私も楽しんだりため息をついたりしていますが、冷静に頑張ってみると、ほとんど削除できます。ただスポーツクロノをカットするのは案外度胸がいるかも。なお、PCによれば、買取査定時にオプションはほとんど反映されないそうです(だから中古ならオプションの充実度で選ぶという手もあるとか)。
2017年1月24日 23:31
ごぶさたしております。
1年ぶりにブログを更新し、スパグラさんのを拝見すると…ああ別世界です。
勤務先では、なんちゃって管理職になって収入が減り、BMWは夢のようです。
でも、がんばります。
ポルシェは縁がなさそうですが、素敵な車のひとつとして、これからも楽しませていただきます。
コメントへの返答
2017年1月25日 0:35
saneyukiさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

saneyukiさんのお正月のブログにコメントをした記憶があって、よく日付を見直したら、一年前でした…最近、今年と去年のことも混ざってきています(汗。

管理職へのご栄転おめでとうございます…と申し上げたいところですが、収入が減っちゃうのは困りますね。でも、夢の実現に向けて頑張ってください!

これからもよろしくお願いします。
2017年3月2日 19:18
こんばんは この度はお友達申請を快諾頂きありがとうございます。

私は将来 911NA MT または718ボクスターが欲しくて昔から憧れてます。
ただし、新型が出るたび値上がり幅がすごすぎて…苦笑

個人的には991.1MTカレラSがなかなか諦められないため、仕事に邁進するのみですが、スパグラさんのGTSボクスターも私にとっては夢の車ですよ♪

羨ましい〜(*´Д`*)
コメントへの返答
2017年3月2日 22:41
I.L.BMWerさん、こんばんは!お友達申請、どうもありがとうございました。ブログに方にもコメントをいただいて、どうもありがとうございます。

MT志向なんですね!絶対お勧めです!シフトノブをコキコキ動かしているだけで、とっても幸せな気持ちになれます(笑

991のMTのS、良いですよね!私も時々検索していますが、相変らず新車並みに高いです。というか、絶対価格が高すぎですね…ボクスターやケイマンの二倍ですから。だから逆に言えば、ボクスターやケイマンはすごく得だと思います!むしろMRでハンドリングや動きが、RRよりも自然です。

それから、ポルシェでMTのオープンカーは、現在販売中の車種には、もうボクスターしかないです(要するに911カレラのカブリオレは全部PDK)…そんな風に考えて、今の自分のボクスターGTSを見直し続けています(汗
2017年3月2日 23:12
以前は(今もまだ3月9日までありますが)GDBF インプレッサSTIに乗っておりました。

我ながらではありますが、本当によく作ったと思える良い車でした。
アダルトテイストに仕上げて愉しく駆っていたのですが、F10と両方の味はさすがに一般のリーマンにはキツかったですね 笑

GTSボクスター 憧れです。
自然な動きに、脈打つ鼓動。アナログなtasteが大変好印象です。
いつかはポルシェ…は諦めきれない35歳です…笑
コメントへの返答
2017年3月3日 0:18
I.L.BMWerさん、たびたびありがとうございます。

GDBF インプレッサSTIに乗ってらっしゃるんですね!私はBMWに乗るだいぶ前(同じ頃かな?)、7が出たばかりのランエボが欲しかったのですが、初めのうちはMTしかなくて、女房が運転できないと思って諦めたことがありました。結局、チャレンジャーというSUVになりました。三十代の終り頃のことです。

F10みたいな大型セダンは五十を越えてからでしたが、二十代くらいでも欲しい時はありましたね。ただ不思議なことに、若い頃はオープンカーやスポーツカーは本気で欲しいと思ったことが無かったです。そう考えると、いい歳になった今、ボクスターGTSなんて車に乗っているのも不思議なものです。

I.L.BMWerさん、お若くて良いですね!まだまだこれからですよ(^^)

プロフィール

「992型911カレラとケイマンGT4 http://cvw.jp/b/224462/43044418/
何シテル?   07/12 14:48
Porsche Cayman GT4に乗っています。他にBMW320dツーリング(G21)が妻の車です。 ハンドルネームの「スパグラ」は、初めてのBMW車...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/5 >>

   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

ポルシェ ケイマン 
カテゴリ:見てみて!
2015/04/26 18:41:19
 
Porsche Japan 
カテゴリ:Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG
2014/07/29 13:18:10
 
BMW Japan 
カテゴリ:BMW.A.G.
2011/12/05 00:55:29
 

愛車一覧

ポルシェ ケイマン ポルシェ ケイマン
ポルシェ ケイマンGT4、左MT。 2016年7月初回登録の中古車、2018年7月購入時 ...
BMW 3シリーズ ツーリング BMW 3シリーズ ツーリング
BMW 320d xDrive ツーリング M Sport (G21)、色はアルピン・ホ ...
BMW 3シリーズ ツーリング BMW 3シリーズ ツーリング
BMW 320d xDrive ツーリング M Sport (G21)、色はドラバイト・ ...
BMW 3シリーズ セダン BMW 3シリーズ セダン
BMW320i M Sport (G20)、色はポルティマオ・ブルー。 妻のBMWとして ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation