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2016年07月17日 イイね!

ボクスター・スパイダーと718ボクスターに乗った日

ボクスター・スパイダーと718ボクスターに乗った日幸運なことに、あるみん友さんのボクスター・スパイダーを首都高で運転させていただけた。さすが3.8L、911カレラSと同じエンジンを積んでいるだけに、走り出しから一回り大きなトルクで軽快だ。アクセルを踏みしめていくと、エンジンやマフラーの音が「厚み」を帯びてに響く。その音も私の車より大きく、その上もっと後ろから聞こえてきて、それがちょっとRRの911カレラの音の聞こえ方と似ていて驚いた。

二台のフェイスを見てもわかるとおり、スパイダーはフェンダー上部のスリットや、張り出したボディ同色リップなどによって、見た目にも「厚み」がある。

しかし何と言っても、まるで車内からリヤに伸び出ているように見える二つの隆起こそ、ボクスター・スパイダーの特徴だ。そのために幌も複雑で優雅な形をしていて、付け根には「Spyder」の文字が誇らしげに光っている。リヤスポイラーも普通のボクスターよりも大きく華やかだ。これらに限らず、スパイダーは色々な部分で「厚み」がある。




このスパイダーはまだ走行距離1,000km弱の慣らし中だ。だから、すでに一年半と17,000kmを経た私の車と比べるのには無理があるが、強いて言えばGTSの方は、逆に「薄い」。そして軽く鋭く澄んだ印象がある(とは言え、実はスパイダーの方が50kgほど軽い)。だから、これから走行距離を伸ばしていけば、その「厚み」を持ったままで、軽く鋭く澄んだ素晴らしい車に育つに違いない。

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この日は、横浜にあるポルシェセンターで、素の718ボクスターにも試乗することができた。写真のように19インチボクスターSホイールを履いているほか、スポーツクロノ、PASMを装備した右PDKの車で、走行距離は約1,000kmほどと、上記のスパイダーと同じくらいだった。

結果から言えば、以前試乗した2.5LターボのSよりも、この2Lターボの素の方が楽しかった。親しい友達と二人で試乗したせいもあるが、1,950回転程度で380Nmもの最大トルクに達するエンジンの発するパワーは十分に大きく、粒が粗いとはいえ低く荒々しいエンジン・マフラー音の盛大な響きとともに、大の男二人を乗せたまま、ジェットコースターのような加速を見せつけられたからだ。最大出力300馬力。「こりゃ面白いね!」と笑いが止まらなかった。初期加速なら私のGTSよりも確実に速い。

もちろん兄貴分のSの方が速かったと思うが、こんなにヤンチャな雰囲気はなく、もっとクールでスマートだった。それでいてこの素のボクスターも、S同様に優れて剛性感の高いシャシーを持っているので、快適な乗り心地を保ったままで派手に車を振り回せるという、いわば「遊び車」としてのバランスの良さが強く感じられたのだ。Sよりももっと小さなステージ、はっきり言えば日本のあらゆる道路を走るのに向いた車だと思う。

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首都高のPAで休んでいたら、若い男の子に話しかけられた。父や兄の影響で子どもの頃から車が大好きで、就職するなり全額ローンで中古のM235iを買い、毎月十万円を支払うために必死に働いています、そんな風にして手に入れた自分の車を運転するのがとても嬉しいんです、と目を輝かせて話してくれた。

実は私も、事情は違うけれども似たような気持ちになったのは、このプチオフの前日、雨の中でホイールを洗っていた時だった。ふとリムをつかんだ手のひらに、ポルシェの脚に触れた生々しい感動を覚え、こうなったらとことん進むしかないか、などと思ったのだった。
Posted at 2016/07/17 01:29:43 | コメント(16) | トラックバック(0) | ポルシェ・ボクスター | クルマ
2016年07月07日 イイね!

718ボクスターS、911カレラの試乗とボクスターGTS

718ボクスターS、911カレラの試乗とボクスターGTS先週末は718ボクスターのデビューフェアだったが、私のディーラーにはまだ試乗車がなかった。けれども、かねて興味があった後期型の素カレラに試乗することができた。

普段は同系列の結構遠い他店舗にあるのだが、たまたま入れ替えのために、私がよく行くこのお店に来ていたのだった。

興味があったのは、ダウンサイジングによってターボ化され、初期トルクがグッと上がった後期型の素カレラは、私には最も身近な次の乗り換え候補車だからだ。その印象は後で書く。

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さて、七夕の今日は、愛車ボクスターGTSのエンジンオイル交換のついでに、ようやく718ボクスターのSに試乗することができた(どっちがついでか微妙だが)。

この718ボクスターSは右PDKで、走りに関わるオプションとしては、スポーツクロノ・パッケージとPASMスポーツシャシーを装備している。ホイールはSには標準の19インチで、タイヤはヨコハマのADVAN Sportを履いていた。

おろしたての新車で、走行距離はわずか50kmほど。私の前に試乗していた人がいて、エンジンはほどよく暖まっている(ちなみに、その車が道に出て行った時のスルスルと滑らかな加速はなかなか格好良かったのだが、「バルルルル…」と低い排気音の中に、幾らか刻みの粗さを感じた)。

ポルシェの走行モードは「Sport」が基準だ。お手並み拝見とばかりに、アクセルを深めに踏み込むと、「キュルル!」とリヤタイヤのスキール音が響く。さすがに420Nmのトルクは伊達ではない。

ところが、加速Gが強まっても音が上がっていかない。おっと前車に追いついてしまったと、パドルでシフトダウンする…「ボゥゥン!」と瞬時にPDKが滑らかにブリッピング音を響かせるが、この音も低い。結局このエンジン、排気音は、こうして最後まで低音域を上下し続けていた。

もう一つ印象的だったのは、ボディ剛性感の抜群の高さだ。試乗してしばらくしてからオプションリストや手元スイッチを見直したら、電制可変サスペンションのPASMではなく、固定の※「PASMスポーツシャシー」だったので納得したが、逆から考えれば、乗り心地がとても良くて、そうとは気付かなかったことが驚きだ。どうやら足回りの方にも、前期型981からの進化があるようだ。

※打消線により修正~ 「PASMスポーツシャシー」は固定ではなく、通常の「PASM」同様、手元スイッチを備えた電制可変の、よりハードなサスペンションだった。車高も通常の「PASM」装着車よりもさらに低くなる。ボクスターのSにのみオプション設定が可能。

試乗車の内装はベージュで、GTスポーツステアリング(小径化のためか程良い重さがある)の色まで同じだが、直射日光下のオープン走行でも、その明るいベージュがフロントウィンドウに反射して見にくいということはなかった(写真の角度では見事に反射しているが、運転席からはそのようには見えない)。逆に黒い内装に慣れた自分には、それが真夏の暑さをしのぐほどの華やぎに感じられた。

車内からの前方視界では、両ヘッドライト内側のエッジが高く鋭く目立つため、左右の見切りがとても良くなったと思う。

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さて、後期型の素カレラ試乗の話に戻ると、こんな事を言っては栄光の911には申し訳ない気がするのだが、期待したほどの満足に浸ることはできなかった。もちろん、ボディの出来映えは素晴らしいと思う。カレラSのチューン・ダウン版とは言え、新開発のフラット6の3Lターボも必要にして十分なトルクとパワーがある。標準装備となったPASMの働きで、走りも乗り心地も素晴らしい。けれども、何か「ガツン」と来るものが足りない気がする。カレラSには、そのようなものがあった気がする。

(オプションはスポーツクロノと20インチカレラSホイール程度の素敵に質素な車。色も良い。)

そもそも991型の911カレラは「スポーツカーというよりもGTカーだ」などと言われることがある。これは多くの他のメーカーの車にも言えると思うことだが、最近の車は、モデルチェンジするたびに安定化、安全化が進む傾向がある。同時に、さらに重要な課題として、エンジンのダウンサイジングに見られるような環境性能の向上が果たされる。

要するに、あらゆる車が「優等生」に生まれ変わっていく。だが、カーマニアが車に求めるものは、誇張して言えば「毒」や「牙」のようなものだ。

獰猛なRRという911の「毒」や「牙」が、長い間マニアを魅了し続けてきたのではないか。後期型の素カレラは、右PDKの素晴らしく運転しやすいGTカーだった。だから余計に、アクセルを踏み込んだ時に、RRというアイデンティティを無理に思い起こさせるかのように、リヤから小さく響くエンジン、排気音が逆に私を悲しませるのだ。いくら頭ではボクスターはカレラの入門車ではないと思っていても、ふと腹に湧いてくる「いつかは911」なんていう助平心を、見事に打ち砕いてくれた試乗だった(でも万々一乗り換えることがあったとしたら、スポーツクロノとスポーツエギゾーストは必須かなw)。

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また718ボクスターSの話に戻る。このパワフルで安定感に満ちた、オプション込み千百三十九万七千円というメチャクチャ高価な車の印象が、その後期型の素カレラ(こちらも結局は高価)の印象と不思議に重なって感じられるのだ。

それは多分、低回転域から最大トルクを発して、ピークまでほぼ直線的にパワーを伸ばし続けるターボエンジンの出力特性のためかもしれない。また、低域を上下しながら易々と高速走行を実現してしまう、エンジンや排気の音のせいかもしれない。さらに、ますます走りの安定性を実現した、優れた足回りのせいかもしれない。こうして数え上げてみると、それぞれ見事な「進化」なのだけれど。

ちなみに、素の718ボクスターの方は、このSとはまた異なるバランスの良さがお勧めの、素晴らしい車だという話もディーラーで聞いた。一度試乗してみたいものだ。

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ハイパワーターボの試乗を終えた、愛車ボクスターGTSの帰路では、久しぶりにトルクの細さと吹け上がりの鋭さと甲高いエンジン音を強く意識させられた。オイル交換を終えたばかりなので、なおさらだ。思い返してみると、車の絶対的な速さと、相対的な速さの感覚の違いが良くわかる。
その「相対的な速度感」はまだまだ成長中なので、たまたま巡り会ったこの愛車を、大事に育てて行きたいと思った。
Posted at 2016/07/08 02:28:06 | コメント(22) | トラックバック(0) | ポルシェ・カレラ | クルマ

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