あぶねぇな！売り手に一杯食わされるところだった・・・いや、食わされたか？

後輩の知り合いから、MC21S型のワゴンRの買い手を捜してくれ～といわれて、
二十万以下ならいーっぱい軽自動車欲しい人がいるから、その人に流す。と言って、
キャッシュで１３万円で買い取ることになったワゴンR
見た目はそこそこ綺麗。フルエアロローダウン。距離はそこそこだが、エアコンばっちり。
現物ロクすっぽみなかったのも悪かったが、
１３万円で買ってくれといわれて、いざ買ったはいいが、
テストランしてみたら違和感に気が付く。
ハンドルが・・・何だこれ？
パワステの右が重くて左がメチャクチャ軽い。
走行中に勝手に左に走っていくということはないが、
一瞬足回りぶっ壊れてんのか！？とは思ったが、異音はなく、
まっすぐは走る。
エンジン切ると、重ステの重さは右も左も変わらず。
エンジンかかってパワステが効くと、やはり右が重く左が激軽。
なんだこりゃ？と思って、
リフトアップしてエンジンかけたらビックリ！


お化けー！！！勝手にハンドルが左に回るよーー！！！（゜д゜；）

何だよこれ！
調べると、MS21Sやこの年代近辺のスズキ軽自動車の電動パワステは非常に故障事例や不具合が多いようだ。
これ、名義変更も終わってるし、すぐに乗りたいというから明後日にも引き取りきちゃうんだよ。
制御コンピュータ交換で直ったとか情報が多く、
急いで中古で間に合わせるしかないと発注したが、届くのは明日・・・
どうしようかといろいろ情報を調べると・・・
ん？同じ事例の修理例がある・・・おや？
パワステコンピュータじゃなく、トルクセンサーの位置狂いというのがヒットした。
センサー単品では部品出ず、ステアリングラックアッセンブリ交換で100,000円！
ふざけんな！
ということで、修理事例を参照し、修復を試みることにした。

ガンガンばらしてトルクセンサーをずらす。本当に少しだけずらせばいいみたい。
ちなみにスズキとしては、ここは絶対に触ってはいけない。ネジを触るとその時点でメーカーでは一切の保証をしなくなるというところらしいが、よくぶっ壊れるのにそれは・・・だがアッセンブリ１０万円で買えるか！なおしちゃる！
すると、あら不思議。グルグル回ってたハンドルがぴたっと止まって、
ハンドルの重さが左右で均等になった。
これで何とか直っちゃった・・・パワステコンピュータ無駄になっちゃった（´・ω・｀）
あぁ・・・これは実費負担だなあ・・・まぁしょうがない。
渡した瞬間パワステ壊れてるぞ！でクレーム来られても困るしね・・・
いやはや・・・これ知ってて「不具合も何もない綺麗な車だから！大丈夫だから！」
とか言って売りに来たが、この異常は誰でも分かるレベルのハンドルだぞ・・・
まぁすぐに直せる範囲だったからよかったものの、なんだかやられた気分。
この言いくるめられる自分の性格が本当に嫌だ。やってられない。