2012年03月24日
冷間時にエアをバイパスさせるパーツが、欠品。
よく見てみると、このパーツを含め、このインジェクション、かなりのロウテクパーツで構成されている。要は、冷えている時にバルブが開き、水温が上がった時バルブが閉じるものを作れば良いだけだ。
最近のクルマのヒーターバルブは、電磁式になっていて、通電すれば開く。このバルブを使って、水温センサーから信号を貰えば、同じようなパーツが作れるはず。早速、某メーカーの部品リストで調べたら結構、高い。
お世話になっている工場の部品取り車を漁らせてもらうが、結局ミニ用の手動バルブしか出てこなかった。とりあえず、これを外して仮組みしてみると、全開時にエアの流入量が多過ぎ、ハンチングを起こしてしまうことが分かる。単純なオンオフでは、ダメだということだ。
エンジン始動時に手動でバルブを開けることになるが、ミニ用のバルブにストッパーを付けてエア調整できるように組んでみた。結果論だが、これでキチンと機能したので、室内側からワイヤーで開閉できるようにして完成。
スロットルポジションセンサーの調整も、ようやく終わる。
テスターで理論値にセットした後も、若干のギクシャクした挙動があったが、導通点の位置調整を何度もやり直して、今度こそ満足のいく状態を見つけ出せた。
モノの本によると、このセンサーの位置は、非常に微妙だそうだ。86などでは、弄ってはいけないパーツの一つで、それでも調整する場合は100分の1ミリ単位でシクネスゲージで合わせていくそうだ。
残念ながら、そんなマニュアルはないので、理論値から少しづつ位置をずらしては試乗を繰り返し、調整。スムーズに回るようになってくると面白い。
Posted at 2012/03/24 22:33:02 | |
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2012年03月22日
先日、日記に書いた冷間時にエアをバイパスさせるパーツが、欠品。仕方が無いので、週末に手動で開閉できるように、miniのヒーターバルブを使って、改造するつもり。
だけど、これだと久しぶりにキャブ車じゃないのに、エンジン始動の儀式が必要になってしまう。せっかくインジェクションなんていう近代的なクルマに乗るんだし、キー捻るだけでエンジン掛かるようにしたいじゃないか。
で、考えたのが、水温計センサーから信号貰って、最近の電気式ヒーターバルブのクルマの部品を使ってエア遮断すれば、できそうだ。とりあえず、使えそうな部品を廃車から物色してみよう。
ボディは、板金から戻ってきた。満足な仕上がり。

Posted at 2012/03/22 18:30:24 | |
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P1800 | 日記
2012年03月20日
前日書いた要領で、スロットポジションセンサー(TPS)を調整。
エンジン暖気後、アイドル調整を行ってから停止して、各端子にワニクチでサーキットテスターを接続。
導通確認をすると、切断状態。ルーズホールを緩めてゆっくり動かし、スロットルオフの状態で導通し、僅かにでも開けると切断する位置に固定。
その位置は、数日前に色々試していた時にセットした場所より、ほんの少し手前だった。その状態では、アイドル接点から少し開けた場所までが導通状態なので、回転が上がり始めた時に燃料カットが働いたはずだ。これが低回転で僅かに加速した時に起こっていたハンチングの正体だと思う。
その後、位置を戻し過ぎていたので、走行中のハンチングは減ったが、アイドル領域で不安定となり、一定走行でアクセルオフった時に燃料カットが上手く働かずにギクシャクしたのだと推測できる。
いずれにしても、ハンチングやドライバビリティは、ほぼ満足のいくレベルになる。後は、インジェクターなどのカーボンを、ケミカルでゆっくり洗浄しながら様子を見ていこう。
防備録として、今までの作業を振り返っておく。
1. 点火系
火花が弱かったため、ポイント、コンデンサー、プラグコード、プラグ交換。プラグコードは、リークしていた。これにより、ハンチングの大半は治まった。
しかし点火系が正常になると、元々1300rpmと高かったアイドリングが、さらに上がって1400rpmとなってしまう。
2. アイドル調整
インジェクションについて調べるのが面倒だったので、進角時期を遅らせて無理やり1000rpmに下げる。主に低速域でのギクシャクした感じが直らず、進角を遅らせた分、パワーも落ちる。
そこで進角時期をノッキングが出ないギリギリの線に上げる。パワーは上がるが、アイドルは1500rpmにまで上がってしまう。
インダクションボックスにあるバタフライの開閉ネジでアイドル調整できるのを見付け、これを絞ろうとするが、元々ほぼ全閉の状態だったため、アイドルを1000rpm以下に落とせない。
そこでバタフライの前後に冷間時にエアをバイパスさせるパーツが組み込まれているのを見付ける。このパーツが温間時でも閉まらないのが、アイドルが下がらない原因と分かる。洗浄するとカーボンだらけで汚れていたが、洗っても直らなかったため、パーツ発注。パーツが届くまでは、ホースにメクラを噛ませているが、冷間時に始動する時、アクセルで空気を送り続けなければならない。
いずれにしろ、この状態でアイドルと点火時期を調整する。
3. ブローバイガス
アイドリングの時にエンジンの振動が大きい。ブローバイホースをインダクションボックスから外すと、かなり改善された。やはり各クリアランスの大きめの古いエンジンなので、ガスが多いためだろう。
キャッチタンクを作り、ホースをそこに纏める。
ついでにエンジン、ミッション、デフオイルの交換。
4. かなり低速でのドライバビリティも改善されたが、低回転からゆっくり加速する時などにギクシャクする症状が、残っている。可変式になっているTPSをイタズラに動かしてみると、症状の出方に変化があった。後は、今日のブログに書いた通りで、TPSの調整方法を聞いて実施。
とりあえず満足のいくセンに辿り着く。
Posted at 2012/03/20 12:19:30 | |
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P1800 | 日記
2012年03月19日
ギクシャクしたエンジンだったが、普通に走る分には、十分スムーズに走れるようになってきたし、師匠に同乗してもらっても、ほとんど問題も出なくなっている。
しかし、まだチョット不満。ある領域から非常にゆっくりと加速する時に、小さなストールが一瞬起こる。
症状を思い出して、あれこれ原因を考えてみる。
スロットルポジションセンサーは、エンジン負荷を検出するものではなく、スロットルバルブの開度を拾うはず。
センサーには、通常3本のケーブルが繋がっている。中央のケーブルを基準にスロットルオフで片側のケーブルと導通(アイドル接点)。フルスロットルでもう片方のケーブルと導通。と、いうように切り替わる位置にルーズホールの位置を決めなければならない。
そして減速時などには、コンピューターに燃料カットを指示する信号を出すので、もしこの位置がずれてしまうと、実際には加速状態であるにもかかわらず燃料カットをしてしまったりする可能性もあるはず。つまり中速回転以上で回転が止まったりハンチングが発生するのは、スロットルポジションセンサーのアイドル接点が離れないことが、原因として考えられる。
アイドル接点がON状態のままでエンジン回転が上がっていくと、燃料カットが作動しハンチング現象が発生する。
逆にフルスロットル接点がON状態で、減速時の燃料カットが正常に行なわれない場合は、アフターファイアの原因になる。
今の状況は、前者だ。
電機系の見直し、点火時期調整、アイドル調整と進めていき、サーモ式エアバルブの不調を見付けた。これの不調のためにバタフライの位置を全閉となる位置に合わせてアイドルを無理やり下げていたため、バタフライの位置を再調整している。この時にセンサーとの位相がずれた可能性もある。
明日の休み。
テスター片手に、各センサーの機械的トラブルの有無と、調整をしてみよう。

Posted at 2012/03/19 16:10:32 | |
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P1800 | 日記
2012年03月18日
昨日、ブローバイをキャッチタンクで処理するようにしたが、空気穴が小さ過ぎたのか、エンジン内で圧が高まり過ぎてクランクシールからオイル漏れを起こしてしまった。
慌ててブローバイ配管の見直し。クランクシールは、ゴムリングを金属の弾性で押さえつける構造のはずだから、上がってしまったエンジン内の圧を下げてやれば止まるはず。ついでに鉱物性オイルに交換。
ついでのついでに、ミッション、デフオイルも交換。
ミッションオイルのドレーンを緩めると、ミルク色のオイルが流れ出してきた。どこかで水が混ざってしまっている。長年の間の内部結露だろうか。幸いオイル自体にスラッジなどは見られず、ちょっと安心。

昨日の冷間時にエアをバイパスさせるパーツは、明日、部品在庫を確認する予定。
今朝、このパーツ無しでの冷間時の始動をしてみたが、スロットル調整でエンジンは掛かることが分かった。どうしてもパーツが無ければ、miniのヒーターコックを使って、手動で調整できるようにしよう。
ついでに古びたスロットルセンサーとバキュームセンサーも入れてみるか?
どうしてもこの2つを疑ってしまっているので。ついでにアクセルワイヤーも。。。
Posted at 2012/03/18 13:54:25 | |
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P1800 | 日記