不審なおじさんに声を掛けられて

なんだか今ごろ夏の疲れか、朝起きても体がだるいので
今日は一日のんびり過ごしたいと思った。

それでも２週間？暫く乗ってなかったコルベットはエンジン掛けなきゃと思って、午後になってからコルベットで当てもなく出掛けてみる。

Ｒ９を目的もなくひたすら西へ。
しかし、詰まらないなと思って引き返すことに。

道の駅に寄ってからＵターンだ。
駐車場に車を停めると視線を感じた。
不審なおじさんがこっちを見ているが、気にせず道の駅の店内へ。

道の駅といえば、極めて高い確率でソフトクリームを食べたくなる。いちじくソフトを頂きました。
続いてお土産コーナーで酒のつまみを物色する。
近日、日本酒持ち寄りの会があるからつまみを買っておきたい。
そんなこんなで２０分くらいは道の駅店内に居たでしょうか。

駐車場に戻ってコルベットに乗ろうとドアを開けたら、不審な年配のおじさんに声を掛けられる。
「これ、ご主人の車？」
「はい。」　ていうか・・ドア開けてるし。ご主人て言うなら私がオーナーと分かってるような？

「車の写真を撮らせてもらえませんか？」
「あ、でも汚れてますし。窓に鳥フンも・・（汗）」

「大丈夫。」「車が好きで写真を撮ってるんです。」「ここは周りに車があるので、この先の海沿いの駐車場で・・」

ということで、海沿いの駐車場に移動しました。

この駐車場は海との間に柵や堤防が無くて、海をバックに車の写真が撮れる。

聞けばおじさん、写真が好きで風景や舞台の撮影をしてきたが、ここ４年ほど前から車の写真も撮るようになったとのこと。

海をバックにまずは正面から撮影開始。

撮影の間、「よかったら作品を見てください」と、３冊のファイルブックを渡された。

新旧のスポーツカーを中心にたくさんの綺麗な写真が収められていました。

中には見覚えのある個体の車も。

１年前のツーリングで一緒に走ったエリーゼたった。
（実際の写真はナンバープレートはそのまま見えてるので分かった）

続いてリクエストがあり、リトラクタブル・ヘッドライトを上げます。

同じ角度からの写真も色合いなどを変えて複数枚撮っているらしい。

今度は向きを変えてバックから撮影です。


海に沿って横に向けての撮影。


今度はやや斜めに向けて。言われるがままに車を動かす。


こんな写真が撮れてるのでしょうか。おじさんの横で同じような角度から撮影してみる。


何枚も何枚も同じ角度から色合いを調整して撮り続ける。


やはりここでもリトラクタブル・ヘッドライトを上げるリクエストが。


撮影は１時間以上も続いた。

こんなことなら洗車しておけばよかったな・・

撮影終わって、撮った１００枚くらいもの写真をパソコンで見せてもらうことに。
同じ角度の写真でも背景である空の明るさや車の光の反射が調整された写真が複数あって少しずつ印象が変わる。

私の車以外にも他の車を撮影した写真も見せてくれる。
例えば美しい夕日や夜景を背景にした車の写真などなど・・

「ご主人、車好きでしょ？」
「はい、どちらかというと。」

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これまで写真を撮った車のオーナーさんは皆喜んで大きなサイズの写真を注文してくれることが多かったとのこと。

うーん、欲しいけど・・ちょっと考えておきます～

でも通常の小さなサイズの写真なら２、３枚無料で送ってあげるとのことで、タダなら良心的だなと思ってそれはお願いしました。

このおじさん、もらった名刺の肩書きはフォトグラファー。
勤めた会社を定年退職後に好きで車を撮ってるということで、商売気は全く感じませんでした。
昔から車好きであること、いい撮影場所のお話などをたくさん聞かせてもらった。
話込んでたらいつの間にか夕日の時間帯になってしまって、夕日を背景に撮影再開！になりそうだったが、夕日は雲に隠れてしまった。
それはまた、次回ということに。（？）　結局おじさんとは３時間も一緒に居ました。