
”不審船キラー” の異名を持つ海上自衛隊のミサイル艇 「はやぶさ」 が、特別に一般公開されると聞いてお出掛けしてきました。
ミサイル艇はやぶさに愛車を横付けして記念写真を撮りたかったが、勿論それは叶わず臨時駐車場に誘導される。
それでも駐車場からミサイル艇はやぶさのてっぺん部分、電波探知装置/対水上レーダーが微かに見えてます。
朝10時の一般公開受付前に現地に到着しました。

伊勢志摩サミットを終え、舞鶴基地に戻る途中に広報活動で寄港されたみたいです。
ミサイル艇 はやぶさ (PG-824)

海上自衛隊 舞鶴基地所属
全長:50.1m、最大幅:8.4m、排水量:200トン、喫水:1.7m

乗員数:21名
速力:44ノット、推進装置:ウォータージェット3基、機関:ガスタービン3基

軸数/馬力:5400馬力×3基
高速で航行するためにスクリューを使用せず、船底から大量の海水を吸い込み、ダクトから一挙に噴き出すことにより推進力とするウォータージェットとというシステムを採用。 また、ダクトの向きにより方向を変換します。
前から。
海のほうから?

海に突き出た防波堤の上を先まで歩いて行ってこの角度で撮ることが出来ました。
はやぶさ型ミサイル艇には、このPG-824「はやぶさ」の他に、PG-828「うみたか」など計6隻が存在します。 建造:三菱重工業下関工場、建造費:約94億円/1隻
76mm速射砲

シールド部が従来型の丸い形ではなく角張ってるので「ステルス型」と呼ばれるそうです。
砲塔の中は無人で、遠隔操作により、装填・発射・排莢を自動的に行う。
最大射程:16km、最大発射速度:100発/分
艦対艦ミサイル(SSM-1B)

SSMとは、艦から発射して敵艦に命中させるミサイル。
筒1本の中にミサイル1発が収められてます。 射程:100km以上
さて、一般公開の10時となりまして行儀良く列に並びました。 これから艦艇内を見学します。

対応される自衛隊員の皆さんはにこやかで終始ウエルカム・ムードでした。
まずは、前方のタラップから乗り込みまして。

76mm速射砲の説明を受ける。 1分間に100発の砲弾が打てるという。
76mm速射砲を見上げる。

手を伸ばしてタッチも可能です。
重量約8kgの砲弾。 せっかくなので触ったり持ち上げたりしてみました。

ご利益、ご利益。
艦を運転する操縦室である艦橋にも潜り込みました。

操舵操縦装置や電子海図装置(GPSナビのようなもの)が装備されています。
ここで、自衛隊員の制止を振り切り、操縦席に座り込んで操縦桿を握ってみました。

いや、実際にはせっかくなのでどうぞと気前良く勧められて、操縦席に座らせてもらいました。
いやぁ、まさか操縦桿まで握れるとは思いもしませんでした。
感激してから艦橋(操縦室)の外に出て、艦の横側を通り後方へ。
チャフロケットシステム。 (ロケットランチャー)

特に説明書きも無かったのでこれがどういう状態なのかは分かりません。 ロケット入ってる?
12.7mm重機関銃。

これも説明書き無し。 明らかに機関銃は装着されていないように見える。
複合型作業艇。

救難や人員輸送などの各種作業および不審船などに対する臨検に使用されます。
複合型作業艇の下から見上げてみて。

地上波テレビアンテナみたいなのは電波探知装置(レーダー)。
白く丸いのは魚を誘い寄せる漁灯ではなくて、衛星通信装置だそうです。
そして、艦対艦ミサイル(SSM-1B)

近くから見ると迫力あって大きいですね。 敵艦目掛けて発射するミサイルが搭載されている。
最後に、後方のタラップから艦を降りて、ミサイル艇はやぶさの艦艇内見学は終了。

いやぁ、大変貴重な経験をさせて頂きました。 どうも、ありがとうございました。(^^♪
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ボクスター | 日記
Posted at
2016/06/05 22:03:02