
決して鉄ちゃんではないですが、JR西日本後藤総合車両所の一般公開イベントというのがあったので行ってきました。
後藤駅に隣接のショッピングセンター駐車場に停めてから、後藤駅構内をスルーし線路沿いを歩いて後藤車両所へ。
後藤車両所を訪ねるのはこれが初めてです。

内容的にお子様向けのイベントなのかな?という心配は少しありましたが、行ってみれば大人でも充分に楽しめた素晴らしいイベントでありました。
10時開場前の正門付近には既に多くのお客さんたちが集まっていました。
開場を待つ間、盛りだくさんなイベントのマップとタイムスケジュールを確認しておく。
そして、開場。 普段は入れない車両所の中へと足を踏み入れました。

今年で113周年ということでとても古い歴史を感じます。
可愛いゆるキャラたちのお出迎えがありました。

(左上) 後藤車両所のゆるキャラ ゴートン
(右上) 類似のゆるキャラで寝台特急サンライズエクスプレスのサロハネちゃん
(左下) JR特急やくも号(ゆったりやくも)キャラクター やっくん&ももちゃん
(右下) JR西日本踏切事故防止キャラクター ストッピーくん
まずは受付テントで『車両所特別案内ツアー』の整理券を頂きました。

JR職員さんのガイドのもと車両所内を見学して廻ります。
一組が30名ほどで10:15からの1回目のツアーに参加することに。
整理券と貰ったノベルティの一つである一般公開イベントの記念缶バッヂです。

車両所特別案内ツアーが始まっても整理券は回収されず記念にお持ち帰りくださいとのことでした。
車両所特別案内ツアー、まずは正門付近に常時展示してある国鉄キ100形単線用雪カキ車。

昭和14年製造の日本最古級のラッセル車であるとの説明を受ける。 この車両の車号はキ182。
昭和56年引退後は記念物としてここ後藤車両所に保存。
操縦席の前面ガラスには着雪防止の回る円形の旋回窓。

通常のワイパーだと降りかかる雪の払拭が追い付かないのでと説明を受ける。
続いては車両所の工場内へと。 パンタグラフが展示してありました。

パンタグラフの昇降は空気圧で稼働するのだと知りました。
操作盤を操作してみてくださいとのことで、我先にボタンを押して上げたり下げたりしてみた。
パンタグラフの昇降をひと通り確認し納得した後、順番待ちしていたちびっ子たちに番を譲る。(笑)
続いては行先表示器が展示してあったので、これも我先にと一番に操作してみました。

行き先を選んでダイヤルを合わせ起動スイッチを押すと行先表示が回転しだします。
電車がいっぱいの車両庫の中を抜けます。
ちびっ子がボルトの緩みを点検する打音検査体験をしてました。

かなづちで叩くと固く閉まったボルトと緩んだボルトとでは打音が異なる。
修繕中の車両も並んでいました。
キハ189系気動車 特急「はまかぜ」

東海道本線・山陽本線の草津~姫路間、丹波線全線、山陰本線の和田山~鳥取間で運転。
国鉄時代に製造されたキハ47系気動車。

現在も全国各地で主に普通列車として広く使用される車両。
特急やくも

岡山駅~出雲市駅で運行される特急列車。
そして驚いたのが、まだラッピングが施される前のこの黒い車両でした。

一畑電車の3000系に代わる新車両7000系。 初めて見た。 他社の車両がJRの車両所にあることに驚き。 ここで修繕中ではなくて新規に製造中のようでまだ車両はドンガラの状態でした。
今度はトラバーサーの中を潜ってきました。

こんなところ滅多に歩くことなどありません。 一般公開イベントは貴重な体験の連続。
トラバーサーとは車両基地などの複数線路間で鉄道車両を移動させる遷車台(せんしゃだい)。

車両の入れ替えをする際にトラバーサーが横移動し、車両庫から効率良く車両を引き出します。
先ほど見た車両たちが収まる車両庫を前方から撮影。
続いては・・・
おおおぉっ! な、なんだぁ~! 電車が飛んでるぞ~!

この一般公開イベント最大のハイライトである車体上げ作業の実演がありました。
車両が浮いてそのまま移動して来ます。 時間長いですがその一部始終の動画を撮りました。
鉄道マニアでもなく、時間に余裕も無いお忙しい方は動画の7分30秒あたりからご覧ください。
電車の車両が宙に浮かんでる姿は初めて見たので興奮しましたね~。
本当に大変貴重なものを見させて頂きました。
え~、ここでブログ編集作業が追い付かない都合上、このブログは後編へと続きます・・。(^^;