
広島宇品港にて催された海上自衛隊の護衛艦「はたかぜ」一般公開イベント、前編の続編となるのは後編です。
岸壁に架かったタラップを上り、まさに乗艦への第一歩を踏み出すところです。

はたかぜの足ふきマット。
乗艦しました~アスロックランチャー。

順路に沿って見学します。
早速、初めて目にするものがありました。 ボート? 人はどこに乗るのかな?

これは高速小型水上標的1型といって、乗り物では無く水上射撃訓練の的になるものらしいです。
護衛艦または多用途支援艦が曳航し、この標的に向かって水上射撃訓練を実施します。
護衛艦はたかぜに2門搭載されるうちの艦艇前方にある54口径5インチ単装速射砲。

対水上射撃、対空射撃、照明弾射撃、陸上支援射撃などに使用される。
その54口径5インチ単装速射砲から放たれる砲弾です。

砲弾の重さは32kg、持ち上げてみるとずっしり重いです。
54口径5インチ単装速射砲の砲台は、とても大きくて人が中に入れる大きさでした。

玄関口から覗いてみる。
艦対空ミサイル、艦対艦ミサイルを発射するターターミサイル発車装置(GMLS)です。

この兵器はこれまでの艦艇一般公開イベントで初めて見るものでした。
見学用に張られた立ち入り禁止ロープの位置から艦艇前方部を撮影しています。

この先に錨(アンカー)やロープが繋がる。 最前方には日章旗。
それでは、艦橋の内部へと潜入します。

空いているので行列無しです。
狭い通路を通って、この先曲がったところに梯子のように急な階段がありました。

その梯子のような階段を手摺りをしっかり持って登る。
艦橋内に着きました。

艦橋は、上甲板上の高所に設けられた艦の中枢部としての役目を持つ指揮所です。
艦橋からの眺望。
操舵席です。
隊員たちの隙を見て座り込み、操舵ハンドルを回そうとしています。

固定されてて回らず制御不能でした。
操舵は諦めて艦長席に座り、指揮を執ることにしました。
異常ナシ!
ここで、ちょうど艦橋内にいるときにアナウンス放送があり、54口径5インチ単装速射砲とアスロックランチャーを作動させるデモンストレーションをするので艦艇前方にお集まりくださいとのことでした。
艦橋を降りてくのはちょっと間に合わないので、艦橋の上からデモンストレーションの様子を窺うことにしました。
動画は、54口径5インチ単装速射砲のデモを艦長席から、アスロックランチャーのデモを艦橋横のデッキから、撮影しています。
艦橋横のデッキにあったチャフロケットシステムMK36 (チャフロケットランチャー)

自艦に向けてロックオン、発射されたミサイル攻撃に対処し、これを撹乱するために用いられる。
さらに、艦橋の真上、一番上のデッキに上ってきました。
ここから振り返ると艦艇の一番高い所にある各種のレーダー類。
一番上にある黒い四角いのもAN/SPS-52三次元レーダーです。
今度は、艦橋を降りまして艦艇の横を歩いています。
通路上にある3連装短魚雷発射管。

潜水艦攻撃用の短魚雷を圧縮空気で発射する装置です。
上を見上げると艦対艦ミサイル。

水上艦艇に対してミサイル(誘導弾ハープーン)を発射する装置です。
高性能20mm機関砲

航空機や対艦攻撃用ミサイルに対する最終防御の役割を果たします。
艦艇の後方までやってきました。
艦艇後方にももう1門の54口径5インチ単装速射砲が搭載されています。
砲塔を下から見上げて。
潜水服? 消防服? 宇宙服? 何やら作業服姿の人形が?

動かないので人形かと思って見つめてたら、突然動き出してとても驚きました。
艦艇の一番後方に立って撮影。 ヘリコプターの離発着出来るスペース。

以上で乗艦しての見学はひと通り終了です。
いったん艦艇を降りますが

またすぐに乗艦して再び見学しました。(2巡目)
その後、2巡目の見学も終えて、護衛艦はたかぜの全体像をまた撮影。
岸壁上のテントでお土産をもらって帰ります。

数種類あった艦艇のペーパークラフトは、お一人どれか一つのみということで・・
もちろん、護衛艦はたかぜのペーパークラフトを選んで持ち帰ることに。

↑これは完成品。
アンケートにも応えると、いくつかある粗品のうちどれかお好きなものを1つもらえます。

何をもらおうか迷いましたが、旭日旗と日章旗をあしらったピンバッジをもらいました。 (ピンボケ)
偶然ですが翌23日に国会証人喚問に臨んだ籠池理事長が似たようなバッジを胸に付けてました。
2つの旗を使ったデザイン的にはコルベットのエンブレムにも似ている。
護衛艦「はたかぜ」一般公開 in 宇品港 しっかりと楽しむことが出来ました(^^♪

また海上自衛隊艦艇の一般公開イベントに行ってみたいですね。 ありがとうございました。