
海上自衛隊の訓練支援艦「くろべ」の一般公開があるということで、玉島ハーバーフェスティバルに行ってきました。
今年、海上自衛隊艦艇の一般公開イベントに行ったのは、
護衛艦まつゆき、
護衛艦はたかぜ に続き3回目です。
玉島ハーバーフェスティバルは楽しいイベント盛りだくさん。
玉島港を訪れるのはこれが初めてです。 臨時のぬかるみ泥んこ駐車場に案内されて停めます。

雨上がりの臨時駐車場内はさながらダートトライアルのようでタイヤ周りはドロドロに。
訓練支援艦くろべをバックにこの写真を撮りたくて、敢えてぬかるみ泥んこ駐車場一番奥に停めた。
そこからイベント本会場へはぐるりと大回りして歩いて靴もドロドロに。
おおっ! 訓練支援艦くろべです。
訓練支援艦「くろべ」

排水量 基準:22,000トン 、満載:32,000トン
全長:100.5m、全幅:16.5m、深さ:8.5m、喫水:3.97m

速力:20ノット(約37km/h)、機関:ディーゼル機関x4基、馬力:9100馬力、定員:約155名
艦名「くろべ」は富山県の黒部ダムがある黒部峡谷に由来。
訓練支援艦の一般公開イベントはこれが初めての経験でした。

訓練支援艦とは、主に対空射撃訓練支援用に無人標的機を管制する艦艇を指す。
2008年までに3艦が建造され、うち現在就役中なのは「くろべ」と「てんりゅう」の2隻のみで、日本だけが保有する大変珍しい艦種です。
とても貴重な存在の訓練支援艦、わざわざ玉島まで観に行った甲斐がある。
受付で簡単な持ち物検査をし、くろべ公式パンフレットをもらって、タラップを上り乗艦です。

順路に沿って見学します。
まずは艦後方の標的機発射甲板へ。

早速、訓練支援艦ならではの主要装備が。
高速標的機(CHUKARⅢ)

全長:約4m、全幅:約1.8m、高さ:約0.7m、重量:200kg、燃料:JP-5
最高速度:540Kt(1000km/h)、上昇限度:40,000ft(12,000m)

最大航続距離:400マイル/30,000ft(740km/9,000m)
ミサイル訓練射撃支援

訓練支援艦くろべは、ミサイル射撃の標的となる高速標的機(CHUKARⅢ)を同時に最大4機管制し、護衛艦の対空ミサイル射撃の支援と評価を行うことを主任務とし、海上自衛隊の防空能力向上に寄与しています。
ヘリコプター発着も可能な標的機発射甲板から艦の前方を見ています。

格納庫。 右上に畳まれてるのが海上に着水した標的機を揚収するデッキクレーン。
格納庫の奥です。
くろべグッズが販売されていました。

タオルや帽子など結構な値段がする。
くろべコイン2,000円、Tシャツ2,500円。

一時の気の高ぶりで後で後悔する余計なものを買わないよう、気持ちをグッと抑え我慢した。
くろべTシャツはLとLLサイズのみの販売。

自分はMサイズだから買わない。
艦の前方へと移動します。
今回の一般公開では艦橋内の見学はありませんでした。

艦橋への入り口は立ち入り禁止とされていた。
そんな艦橋を見上げる。
網みたいなやつ、上が対水上レーダー、下が対空レーダー。

白くて丸いの、奥が射撃管制レーダー、手前がミサイル評価装置。
主要兵装として一式備わっている62口径76ミリ速射砲です。
速射砲の弾丸です。

重さ12kg
62口径76ミリ速射砲は、給弾から発射まで遠隔操作・自動装填・全自動。

発射速度:毎分80発、最大射程:16,300m
62口径76ミリ速射砲を動作させるデモンストレーションを間近で見ることが出来ました。

間違っても弾丸が発射されないと分かっていても、砲塔が目の前を向くとドキッとしますね。
62口径76ミリ速射砲動作のデモ動画です。
今回の一般公開では錨とかある艦首の部分も立ち入り可能でした。
訓練支援艦くろべの一番前のところに立つ。
下艦する際、隊員たちによるラッパ演奏が始まったのでお隣で拝見。
見学は、いったん下艦した後もインターバルを置いて再び乗艦し2巡目を行いました。
今回の一般公開でもらった戦利品です。

アンケートに答え、もう5月だというのに自衛隊カレンダー2017をもらいました。
あと、訓練支援艦くろべの公式パンフレット。 それにポケットティッシュとウェットティッシュ。
とても貴重な訓練支援艦くろべの一般公開イベント、しっかりと堪能することが出来ました。

最後の訓練支援艦くろべの写真は、手前でポージングしてる女子がたまたま一緒に撮れたものを。
この「玉島ハーバーフェスティバル 訓練支援艦くろべ一般公開」のブログ、何故かこれで終わらず後編へと続きます・・。
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カマロ | 日記
Posted at
2017/05/20 19:19:07