
このブログは、「
緊急消防援助隊中国四国ブロック合同訓練 ①」の続きの ② となります。
今回は、私が現地で目の当たりにした訓練の生々しい様子をお伝えしたいと思います。
中国5県・四国4県の各地から集まった緊急消防援助隊の合同訓練は、想像を超えたとても大規模なものでした。

消防車両:150台、ヘリコプター:11機、参加隊員:約500名
様々な災害現場を想定した大掛かりなセットがあちこちに組まれ、各場所で同時並行して救助訓練が行われています。

高所の救助訓練ではロープやハシゴ車を用いた救助訓練が行われていました。
(実際にハシゴを伸ばしての救助はこの場を離れて遠い場所から眺めてたので撮影を逃す)
もらった粗品とか荷物を置きにいったん駐車場に戻ってると、ヘリコプターが飛んでるのが見えた。

油断して持ち場を離れるとすぐこれだ。
急いでヘリコプターを遠目に撮影。
地震で倒壊しそうな家屋でしょうか。

現地では一般見学者向けに分かりやすい実況や解説の場内放送はありませんので、こちらが見たままが全てでこれはきっとこういうことなんだなと理解を試み自己消化していきます。
裏山が崩れての土砂災害?

めちゃくちゃな状態で救助活動も難航が予想される。
こういった人間が入り込めない狭い隙間での捜索では災害救助犬が活躍していました。

災害救助犬とは、地震や土砂崩れなどの災害で、倒壊家屋や土砂等に埋もれ、助けを必要とする人を、主にその嗅覚によって迅速に発見し、その救助を助けるように訓練された犬です。
シェパードやラブラドールレトリバーといった災害救助犬です。

実際に大掛かりなセットの中で懸命な捜索活動する姿を見てたのですが、あいにくその活躍の場は撮影を逃していました。 ここでは、休んでたりじゃれたりする緩んだ姿のみを撮影。
黒い犬や小型犬の姿も。 災害救助犬も中国四国ブロックの各地から集まってるのでしょうね。

可愛い小型犬ですが、大型犬でも難しいさらに狭い隙間に入った捜索で活躍するそうです。
ドローンも飛んでます。

ドローンを用いた救助訓練でしょうか? それとも合同訓練の様子を撮影する記録用かな?
救助され担架で運ばれてきた人。
この後、救急車と連携し救助された人を別の場所にある救護テントに移送します。
大きな扇風機を搭載した消防車両は初めて見ました。 大型ブロアー車というらしい。

現地では霧状になった水が辺りに発生しているのを見ました。 (肝心な場面は撮影逃す)
大量の空気を送ることで、トンネル内や地下道等の煙や熱気を吹き出したり、霧状の水を風とともに送ったりすることが出来るそうです。
パワーショベルを使った救助訓練もされていました。

埋もれた何かを発掘しているようだ。 車か?
ここでまたも車種当てクイズ?

いや、これは全く正解が分かりませんね。
いろいろな場所で様々な形態の救助訓練が同時並行で行われています。
そのため、あっちを見たりこっちを見たりしてて、肝心な場面も結構見逃していると思います。
水害災害を想定したセットの前では、割と長時間陣取り落ち着いて訓練の様子を拝見しました。
水没したビルの屋上で救助を待つ人です。

S.O.Sて手を振る。
そこへどこからともなく救助ヘリコプターがやってきました。

ビルの上空でホバーリングします。
機体に「はくちょう」と書いてあるのが見える。

防災ヘリコプター「はくちょう」
機種:川崎式 BK117B-2型、定員:10人、全長:13m、全幅:11m、全高:3.85m、エンジン出力:550SHP、巡航速度:248km/h(134kt)、航続距離:555km(300nm)
何やら人が出てきた。 救助隊員か?
まさか、テレビの報道ニュースでしか見たことが無いあの救助シーンが、これから目の前で繰り広げられるのでしょうか。

初見です!
迅速かつ慎重に降下しアプローチしていく。

ヘリのプロペラで巻き上がる水しぶきを被りながら固唾をのんで様子を見守る。
救助隊員がビル屋上に着地して救助対象者とコンタクト。

ビルの屋上で救助隊員が何やらごそごそやってるのが窺える。
救助対象者に装具を付けて隊員自身のベルトに固定し、準備が整ったところで上空のヘリに合図を送ります。
救助ヘリコプターが吊り上げていく様子。
救助成功! ものの数分間の救助劇。 その一部始終を目撃した。

テレビの報道ニュースとかでしか見れない場面を目の当たりにして、興奮と感動を覚えました。
「緊急消防援助隊中国四国ブロック合同訓練」 初めて見るものばかりで驚きの連続です。
このブログはもう1回だけ続きます・・。<(_ _)> パート③ではグルメも登場!(災害食ですけど)
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カマロ | 日記
Posted at
2017/11/06 21:08:49