前ブログ①の続きの②です。
隠岐の島・西郷港で開催された海上自衛隊艦艇一般公開、掃海艇「のとじま」&「すがしま」を観るために、隠岐汽船のフェリーに乗船して西郷港に到着したところです。
(冒頭サムネイル画像は本土出港前の隠岐汽船フェリーをバックに。)
フェリーを下船し、一般公開午前の部(9時~12時)に滑り込むよう一般公開会場まで走りました。

左:艦番号681掃海艇「すがしま」、右:艦番号682掃海艇「のとじま」
海上自衛隊の中型掃海艇、すがしま型掃海艇の1番艇と2番艇で、舞鶴地方隊第44掃海隊所属。
基準排水量:510t、全長:54.0m、全幅:9.4m、深さ:4.2m、喫水:3.0m、主機:三菱6NM-TA(B)Iディーゼルx2基/電動機x2基、出力:1,800PS、推進器:スクリュープロペラx2軸、速力:14kt
掃海艇とは、海中に敷設された機雷を排除(除去・破壊)し、航路を安全にすることを任務とする艦艇で、機雷探知機、曳航掃海具、磁気掃海具、音響掃海具などを装備します。
11時25分に入港したフェリーおきを下船してから急いで走ったお陰で、艦艇一般公開午前の部(9時~12時)乗艇締め切り30分前の11時30分にぎりぎり滑り込むことが出来ました。

タラップを渡り掃海艇「のとじま」に乗艇します。
実は現地に着いてから知りましたが、乗艇して見学できるのは「のとじま」だけでした。
「のとじま」も「すがしま」も同型のすがしま型掃海艇で全く同じ艦艇なのでということで・・。
そのため「すがしま」には乗艇せず、「すがしま」は「のとじま」側から眺めるだけに終わります。
PAP-104

機雷掃討用の遠隔操作無人潜水機です。
重量:800kg、全長:2.7 m、全幅:1.2 m、全高:1.3 m、行動距離:600m、速度:6ノット (11 km/h)

本機種は、ソナーで探知された機雷を処分する為に使用される。
PAP-104自体は類別用ソナー(クルップ・アトラス社製AIS 11高周波ソナー)、機雷識別用ビデオカメラを備えており、光ファイバーを通じて母艦から操縦される。

推進器は両舷に取り付けられた電動機であり、動力源は内蔵電池である。 係維機雷、沈底機雷いずれにも対応可能なよう、100kgの爆雷1個と係維索カッターが2個取付可能となっている。
2つある白いものが、係維掃海具のフロート(掃海浮標)
係維掃海具は、トロール船の漁具のような形をしてますが漁網の代りに、係維索を切断するためのカッターなどを備えた掃海索を使用します。
一段上がったデッキ上から掃海艇の後部(艇尾)を眺めています。

大きなデッキクレーンやウインチが見えます。
洋上作業用の複合艇(複合ゴムボート)
マストになびく信号旗は”WELCOME”と上げられている。

画像右側のマスト&信号旗はお隣「すがしま」のものです。
信号旗。

信号旗がこんなにたくさん種類あるとは知りませんでした。(驚)
のとじまデッキ上から西郷港の眺め。

朝乗船していたフェリーおきが西郷港に停まっています。
監視・指揮・操縦をする場所、艦橋に入りました。
艦橋左側にある椅子が司令官席です。

西郷港の様子を監視。 (画像は同行者の
takumi.hさん撮影)
艦橋右側にある椅子が艇長席です。

フェリーおきが見える。 (画像は同行者の
takumi.hさん撮影)
操縦はこちらで。
お約束で操舵ステアリングを握ってみます。
艦橋から急勾配の階段を降りて艇内へと。
階段を降りて艇内ですが、順路に見学するところは無くて、すぐこの先に出口があります。

さらに下に階段があるがロープが張られ立ち入り禁止でした。
艦橋横のデッキに出て歩いています。 右お隣は「すがしま」。

デッキの床は木造。 掃海艇は磁気機雷に反応しないよう掃海するため木造船体です。
艦艇の前方へ。 20mm機関砲(JM61-M)

「のとじま」「すがしま」すがしま型掃海艇が持つ兵装が20mm機関砲(JM61-M)です。
本砲は、バルカン砲JM61Mを主体とし、主として海上自衛隊の小型艦艇用に設計され、沿岸警備等を目的とした人力操作の小口径機関砲である。

口径20mm、空冷式6砲身、他励動力の駆動発射方式による450発±50発/minの発射速度の性能を有し、20mm機関砲(JM61-M)と呼称する。
ここで、フェリーおきに動きがありました。

島後・隠岐の島町の西郷港(12:05発)から、島前・海士町の菱浦港(13:15)へと向かいます。
12時過ぎてました。 これで一般公開午前の部(9時~12時)は終了です。

いったん下艇します。
以上、「のとじま」&「すがしま」でした的なポーズ。

「のとじま」&「すがしま」をバックに記念撮影。(画像は同行者の
takumi.hさん撮影)
乗艇記念の撮影は「のとじま」前方からも。

フェリーおき到着時刻11時25分下船から、艦艇一般公開午前の部(9時~12時)乗艇締め切り30分前の11時30分にぎりぎり間に合い、ひととおり見学も一巡して終えました。
帰りのフェリー時刻は15時10分。 まだまだ時間はある。
掃海艇一般公開の見学のみが目的で訪れた西郷港では、他に特にすることも無いのでお昼ご飯を食べた後、一般公開午後の部(13時~15時)ももう一巡見学します。
ここで「掃海艇のとじま&すがしま一般公開 in 西郷港」のブログはパート③に続きます・・。<(_ _)>
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ボクスター | 日記
Posted at
2017/12/21 21:15:28