
「舞鶴サマーフェスタ」のブログ
①,
②の続きの③です。
海上自衛隊舞鶴基地の舞鶴サマーフェスタにはるばる遠方から訪れての初参加♪
一日楽しめるイベントはまだまだ続きます。
曳船による港内めぐりを終えたところからの続きです。
再び第8管区海上保安庁の広報テントに8管カードをもらいに行きました。

抽選箱から引き当てた8管カードは余部埼灯台でした。 おおおっ!
余部埼灯台・・ この場所にもいつか行ってみたいです。
なお、8管カードとは、海上保安制度70周年と日本で西洋式灯台が建設されて150周年の記念事業として、第8管区海上保安本部(舞鶴市)が所属する巡視船艇や灯台、潜水士などの写真を印刷したオリジナルカード全36種類です。 第8管区海上保安本部の関連イベント等で配布されます。
8管カードも少しずつコレクション出来てきました。
岸壁沿いでは陸上自衛隊の装備品車両の展示が行われていました。
自衛隊の様々な広報イベントで見掛けますが、このブログでは今回も丁寧に紹介いたします。
なお、諸元や説明は、現地にあった説明板を撮影したものを見ながら、一つ一つキーボード手打ち入力したものです。(他サイトからの丸コピペではなく、時間と労力を掛けてます)
第3偵察隊 偵察用オートバイ

全長:2130mm、全幅:850mm、車両重量:154kg、最高速度:100km/h、乗員:1名
偵察用オートバイは偵察隊などに装備されており、偵察または警戒を行うために使用する。
第3偵察隊 87式偵察警戒車 (略称RCV)

全長:6.4m、全幅:2.5m、車両重量:15t、最高速度:100km/h、武装:25mm機関砲/74式車載機関銃、乗員:5名
87式偵察警戒車は偵察隊等に装備されており、空地火力の脅威の中で、主として路上機動により、偵察警戒任務に使用する。
第3戦車大隊 96式装輪装甲車(WAPC)

全長:6.84m、全幅:2.48m、全高:1.85m、装備重量:約15t、最高速度:100km/h、乗員:10名、武装:12.7mm重機関銃または96式40mm自動擲弾銃
96式装輪装甲車の側面にあった第3戦車大隊(今津駐屯地)のロゴマークです。
野外炊具1号(22改)

野外における炊事を目的に作られたものであり、炊飯・汁物・煮物・揚げ物・焼き物・炒め物・蒸し物が可能。 最大約200人分の主食・副食等の同時調理ができ、11.5kgの米を約25分で炊飯。 35リットルの水を約30分で湯沸。
全長:4.695m、全幅:2.310m、全高:1.265m、発熱量:約39kw(15000kcal)、野菜調理機:375kg/h、球根皮剥機:300kg/h
1t水タンクトレーラ

主に駐屯地外における演習などの部隊活動で水を運搬する際に使用される。 また、災害派遣等で被災者への給水等に使用される。 容量:1,000リットル。
先だっての水防訓練では、この野外炊具1号と1t水タンクトレーラを使って炊かれたお米で作られた塩おにぎりを頂く貴重な機会がありましたね。
81式短距離地対空誘導弾 (略称:短SAM、愛称:ショートアロー)

操作人員:3名、全長:約7.1m、全幅:約2.5m(展開時:約4m)、全高:約3.2m、重量:約12t、製作:発射機:東芝/車両部:いすゞ自動車
我が国土、国情を考慮して独自の運用構想の下に師団防空用として開発された。
発射機
誘導弾

全長:約2,700mm、直径:約160mm、重量:約100kg、製作:東芝
装備品車両展示の最後は、地対空誘導弾PAC-3 地上配備型ペトリオット・ミサイルです。

発射機: ペトリオット・ミサイルを搭載、運搬、発射する器材で、最大で4個のキャニスタを搭載可能である。 運用時は無人となり、射撃管制装置からの遠隔操作で行う。
ミサイル: PAC-3ミサイルは1個キャニスタに4発収納されている。
目標破壊力、誘導精度を向上させることにより弾道ミサイルの迎撃能力を高めたミサイルである。
目標破壊能力向上及び機体応答性向上がされている。
PAC-3を牽引するトラックです。
運転席に乗ってみようとしましたが、先によそのちびっ子に取られてしまいました。

なので、助手席に座ってみました。
以上、陸上自衛隊の装備品車両展示でした。
PAC-3ペトリオット・ミサイル越しに艦橋が見える艦艇は護衛艦「みょうこう」です。

続いては、再び海上自衛隊艦艇の一般公開へ。
舞鶴サマーフェスタで一般公開される艦艇のうち、最注目のヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」に次いで気になってたのがイージス護衛艦「みょうこう」です。
先にイージス護衛艦「みょうこう」を見学をします。(初)
護衛艦「みょうこう」 DDG-175

基準排水量:7,250トン、満載排水量:9,485トン、全長:161m、最大幅:21m、深さ:12.0m、
吃水:6.2m
機関:COGAG方式、主機:石川島播磨-GE LM2500 ガスタービン4基2軸、出力:100,000PS、推進器:スクリュープロペラ2軸、速力:30ノット、定員:300名

イージスシステムを搭載するこんごう型護衛艦の3番艦で、艦名は新潟県妙高市にある標高2,454mの妙高山に因みます。
朝一の開始時あった長蛇の列は解消され、スムーズに乗艦出来ました。

ただ、見学出来たのは甲板(第1甲板)だけで、艦内部に潜入することはありませんでした。
SPY-1Dレーダー

SPYレーダーは米国で開発された世界最高の艦艇搭載用レーダーです。
高さ×幅とも4mの八角形で全4面に存在し、コンピューター制御で全周360度をカバーします。
従来の回転式レーダーと異なり、常に全周を捜索することが出来ます。 探知した目標は、自動追尾され、針路、速力等を自動的に計算します。
VLS(垂直発射装置) 前部マガジン(艦首側):29セル
VLS(垂直発射装置) 後部マガジン(艦尾側):61セル

VLS(垂直発射装置)は、スタンダードミサイル及びアスロックミサイルの発射装置です。
従来の発射装置に比べ、ミサイルを垂直に格納することで、発射時の射界制限を無くしました。
これにより目標の方位や艦の針路に左右されることなく、短い時間で多くのミサイルを発射することが出来るようになりました。 前29+後61=合計90セル。
水上発射管HOS-302 (3連装短魚雷発射管)

潜水艦を攻撃するために魚雷を発射する装置です。 発射をする際は予め艦の外側45度に発射管を向けておきます。 魚雷は発射管の後部にある気畜器に蓄えられた圧縮空気で発射されます。 魚雷は着水と同時にエンジンを起動し、組み込まれたコンピューターによってコントロールされ、潜水艦を探しながら航走し、探知、命中します。
ハープーンミサイル (艦対艦ミサイル・誘導弾ハープーン)

水上艦艇を攻撃する艦対艦ミサイルです。 相手のレーダーに探知されるのを避けるために超低空で飛翔します。 目標の捜索・探知を自分自身で行い高い確率で目標に命中する信頼性の高いミサイルです。 全長:4.6m、重量:約680kg、射程:100km以上。
高性能20mm機関砲

最終近接防御武器(CIWS)であり、目標の捜索から攻撃までを完全自動化することにより、高速の航空機及びミサイルから艦を守ります。 本機のCIWSには赤外線カメラが装備されており、航空機や水上目標をビジュアル的に捕捉することが可能となり、対処能力が向上されています。
一般公開では高性能20mm機関砲を動作させ向きを変える展示をされていました。

砲身数:6本(バルカン砲)、砲身長:79インチ(約200cm)、発射速度:約4500初/分
54口径127mm単装速射砲

この砲は、イタリア(OTO社)製を基準として国産化された無人砲であり、対空、対水上、陸上、照明弾射撃に使用します。 弾薬は弾丸32kg、装薬(発射薬)18kgの合計50kgあり、火薬庫で人力により給弾しますが、揚弾・装填・発砲は全自動です。 1分間の発射速度は最大40発ですが、射撃の種類、用途により、30発・20発・10発と選択できます。
最大射程:約24,000メートル、旋回角:左右165度(1周できません)、俯仰角:-15度~+85度、楯:FRP製、全重量:40トン
舞鶴サマーフェスタの催しの中で、イージス護衛艦「みょうこう」一般公開を見学しました。
艦艇の内部には入れませんでしたが、初めての見学だったのでそれでも良かったです。
またいつか何処かで「みょうこう」単独での一般公開あれば、そのときはじっくりと見学したいです。
え~、ここでまた区切りまして「舞鶴サマーフェスタ」のブログはパート④へと続きます・・ <(_ _)>