
戦国時代に出雲国を支配した尼子氏の本城である月山富田城を防衛するため配置された主要な10の支城は「尼子十旗(あまごじっき)」と呼ばれますが、さらに月山富田城と尼子十旗の間の繋ぎとして築かれた主要な10の城砦「尼子十砦(あまごじっさい)」というのがありました。
今回のお城巡りは、尼子十砦の一つである「十神山城(とかみやまじょう)」を攻めてみました。
十神山城

十神山城の遠景。
今年1月、消防出初式の一斉放水を観に行ったときに撮影しました。
中海に突き出した半島の山上に築かれており、水運を抑える要衝として重要視されたとのこと。
十神山は標高93m。 現在は公園として整備されており、海側にはキャンプ場もあったりする。
自身もずいぶん昔にお友達らとバーベキューを2回した思い出があります。 ただし、当時は城跡だったことは知らず、山上には登ったことがありません。
今回、十神山城に登ってみようと思ったのは5月GW中のことです。

5月4日「安来刃物祭り」での旧車イベントを観に行った(現時点で未ブログ化)後のお話です。
旧車イベントのブログは後回しにしまして、先にお城巡りのブログを投稿していくという。

5月4日、十神山城を攻めてみる。
同行者は旧車イベントから一緒だったミラジーノに乗る鈴鹿魂さん(みんカラ未登録)です。

鈴鹿魂さんはお城には興味が無くて、あくまでも老化防止の運動がてら登山感覚で同行。
十神山城の麓、南側にある駐車場。
十神山城の登山口です。

十神山は標高93mなので山頂までだいたい15分くらいかと。
尼子十砦・十神山城の説明看板。

尼子十砦は、十神山城、神庭横山城、三笠山城、赤崎山城、豊岡城、高尾山城、高守城、勝山城、寺山城、安田要害山城の10の城砦。 自身にとって十神山城が初めての尼子十砦です。
実は登山を終えた後に知りますが、この十神山が城跡であったと分かる案内を見つけられたのは、登山口にあったこの看板のみでした。
思いきり木陰になり見難くて大変恐縮ですが十神山の案内図です。

南側の駐車場・登山口から十神山城の本丸があった山頂(標高93m)を目指します。
山頂に構築された本丸(主郭)を中心として、尾根上の中十神、小十神にも郭が展開する。
三方を中海(実は海でなく湖)に囲まれ、北側湖畔にはキャンプ場があります。
登山中。 いつも登山するとすぐに息切れする。 それに暑い日でもあり額に汗して登った。

登山中は、ここが城跡である遺構(石垣・堀・郭など)を気にして探してましたが特によく分からず。
いきなりですが山頂です。
十神山城の山頂。 ここが本丸(主郭)があったところ。

ただし、前述の通りここが十神山城であったとの案内看板などは見当たらない。
山頂は木々が生い茂っており、眺望の見晴らしは出来ませんでした。
石造りの祠があった。

・・・。 とりあえず、これにて十神山城は攻略したとします。
満足度が乏しかったのですぐに駐車場には戻らず、西側の中海側に降りてみました。
十神山城の遠景。

放置車両があった。 フォルクスワーゲンの4ドアセダンでした。 車種は何だっけ?
中海側はずっと遊歩道になっていました。

遊歩道を時計回りにぐるりと歩いてみることに。
畳岩と名付けられた場所。(十神山の名勝?)
砂浜。

そして、キャンプ場も見えてきました。
なぎさ公園キャンプ場。

周囲からは隠れた素敵なスポットです。 自然に囲まれ、中海からの風が心地いい。
それから駐車場に戻るため再び山の中へ。 中十神山頂。
中十神も十神山城の郭の一つであったと考えられる場所。 ここには地蔵像や祠があった。

ただし、十神山城の城跡であった案内看板はここにも無し。
この後、駐車場に戻りまして十神山城攻めは終了です。 城跡の遺構としては面白味に欠けるも、公園として整備されており、登山と遊歩道は運動になったし、キャンプ場から中海の景色は良かったですね。
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カマロ | 日記
Posted at
2019/06/07 14:25:36