ぷち登山記　鼻高山

前ブログの旅伏山からの続きです。

出雲北山連山の旅伏山（標高４５６ｍ）から主峰の鼻高山（標高５３６ｍ）へ向かって尾根沿いに歩いて縦走します。

ダウン＆アップしながらぐーんと下って、アップ＆ダウンしながらぐーんと登る、そんな自然道コースを歩く。




当初の目的地だった旅伏山山頂に着いてからまだ時間もあるし、ここまで来たらついでに出雲北山連山の主峰、鼻高山（標高５３６ｍ）まで行っちゃう？？　そんな考えに心変わりしました。

※登山口駐車場にあった案内図です。　①登山口駐車場 → ②旅伏山 → ③鼻高山

１２時３２分、旅伏山（標高４５６ｍ）の山頂から下って鼻高山（標高５３６ｍ）へ向かい始める。

旅伏山から鼻高山へは距離にして３．７ｋｍの道のりです。

急傾斜を下る。　（ここは復路では急な登りとなる場所）

赤土で足を滑らせ尻餅を突いて辱しめを受けないよう慎重に下りていきます。

縦走路と並行して高清水山（標高５０５ｍ）へ寄り道できる案内板を見つけました。


せっかくなので高清水山にも行ってみよう。　５０ｍの急斜面を登ります。　ファイトー！


ほどなくして高清水山（標高５０５ｍ）山頂に到達。


高清水山の山頂はこんな感じで雑木林に囲まれた哀愁漂うスペース。


再び縦走路と合流して先に進みます。


ところどころで両側が谷になった尾根を歩いてる感があります。


急に自然道が途絶えた？と思ったら、この地面に張り巡らされた木の根の先に道が続いていた。


根っこさえも越えて走る元気っこのヤンチャ・ストラトス。


大きな岩が剥き出しでＳ字カーブとなってる尾根を抜ける。


ずんずん下って行くと・・


谷にある休憩所。　標高３８９ｍにある伊努谷(いぬだに)峠。

ここが旅伏山と鼻高山との間にある一番低い場所なのかな？　鰐淵寺との分岐点でもある。

ここから鼻高山へは登りが多くなってくる。　アップ＆ダウンしながらぐーんと登って行く。


はぁはぁぜぇぜぇ、息を切らして登って行くと先になんとなく山影が見えてくる。

あれが鼻高山なのか？

出雲北山縦走路の三大急坂「駄戻し」（駄返し・心臓破り）の案内板。


目の前に立ちはだかる最大最強の難所「駄戻し」を直登します。


左右のＷロープを伝って決死の登山。

ここは真剣に登らないと。　ふざけてる余裕など無い。　ファイトー！

ゼンマイ仕掛けの後輪を空転させながらも必死で登るストラトス。


難所の駄戻しを乗り越えてもなお過酷な登りはまだまだ続きました。


熊成嶽（くまなりたけ）標高５２７ｍを通過。　鼻高山まであと０．４ｋｍ。


鼻高山の山頂はもうすぐ。　最後の登り。　ファイトー！


１３時４３分、ついに鼻高山（標高５３６ｍ）の山頂に到達です。

山頂は狭いです。　周囲は背の低い雑木に囲まれてる。

ここが出雲北山連山の最高峰。

いやぁ、自分の登山能力でここまで来れるとは。　少し自信に繋がりましたね。

今回のぷち登山では１００均で買った方位磁石も持参しました。

２０１５年に長野県の分杭峠に行くのに買ったやつ。　使うのはそれ以来のこと。

宍道湖・大山が見えます。


残念ながら霞んでて見えませんでした。


南側の眺望。　出雲平野もガスっててよく見えない。


北側の眺望は十六島港と日本海です。


鼻高山の山頂でおやつタイムにしました♪


三角点の上には飲み残しのペットボトル飲料があった。　邪魔だから脇にどかす必要がある。


鼻高山（標高５３６ｍ）山頂の三角点です。

これにて鼻高山は制覇と致しました♪

１４時８分、それでは復路のスタートです。


鼻高山→（３．７ｋｍ）→旅伏山→（２．１ｋｍ）→登山口駐車場の道のりをとぼとぼ帰ります。


伊努谷峠を越えて巨岩がある急坂を登る。

ここでは半袖半パンで駆け降りて来る奇人と擦れ違いとても驚く。

赤土で足が滑りそうな急斜面を前傾姿勢で登る。


復路では心の余裕が生まれて、往路では気が付かなかった小さな花を見つけたりもする。

アセビの花。

１５時６分、旅伏山の山頂。


１５時１７分、旅伏山の展望場。 多夫志（たぶし）烽（とぶひ）。

烽（とぶひ・飛ぶ火）はのろし台。　今回のぷち登山で初めて覚えた言葉。　人生は終生勉強。

とっても長く続く横木の階段をトントン下ります。　下山は明らかにペースが速くなる。


シカ避けの鉄柵。　人間界への扉を開けて出ます。


１５時５７分、登山口駐車場に着いて下山しました。


今回のぷち登山は約５時間半の活動でした。　山を歩いた距離は計算上１１．６ｋｍ。

ぷち登山というか本格的な登山と言っても良くて自身の登山能力を超えた登山になりましたね。

登山口駐車場には、登山前には気付いて無かった咲き始めの桜。


最後に鼻高山の遠景です。　中央の一番高い山。

この開けた撮影スポットを探すのにかなりウロウロとドライブしたのが撮影苦労談です。

この日は登山だけででは無いけど歩数計は年初来最高値となりました。

大変疲れましたが、翌日は筋肉痛も無くて体が登山に慣れてきてしまっている・・。

以上でぷち登山記ブログの旅伏山と鼻高山の連載は終了です。　ありがとうございました♪