
天狗山(てんぐやま・天宮山)はお住まいの地域では憧れの最高峰で標高610mを誇ります。
これまで300m級の山を中心にぷち登山を続けてきましたが、そろそろ自信も付いてきたし満を持していよいよ天狗山に登っちゃう?てな感じで初挑戦してみました。
ナビと案内看板を頼りに狭い舗装路を進み天狗山に向かいます。

すると前方にそびえる天狗山が見えてきました。
なお、今回のぷち登山にはホットウィールの’88ジープ・グランドワゴニアを連れてきました。

ジープブランドの最高級SUVモデル。 4WDの高い走破性に期待しての抜擢です。
ちょうど車を停めて写真を撮ってたこの場で、髢が滝(かもじがたき)の看板を見つけました。

天狗山を源として流れる川にあり、天宮山(天狗山)への神路(かみじ)の滝との説も。
髢が滝(かもじがたき)

川に下りて一目見てきました。 髢(添え髪)の形に似た落差3mほどの滝でした。
さて、天狗山に向かう道はだんだんと狭くなりこの先まだ行けるのか? 嫌な予感しかしない。
すぐに未舗装路の道に変わってしまい後悔する。 轍も大きいし、しかも泥濘んでる。

フロントスポイラー下のべろちん(ラジエータに空気取り入れるやつ)を擦りそうだ。
これはもうヤバい!と思ったところで駐車場に到着の図です。 (この駐車場で標高は約180m)

車を降りてちょうどこの写真を撮ろうとしたら赤い軽自動車もやってきてフレームイン。
誰も来ない寂しい場所だと不安に思ってたところに登山者1名追加で少しホッとする。

しかもアラ80歳?に見える小柄なお爺さんで、天狗山にはもう何度も登ってるというベテランだ。
登山道に危険な箇所は無いと教えてもらって10時29分、一人先に林道を歩き始めました。

実は駐車場から登山口までが遠いです。 ひたすら林道を歩く。
自身のカーライフだとまず見ることの無い林道起点の標識がありました。

ここまでも林道だったけど? ここが起点ということか。
落石注意のこんな林道を通ります。 軽トラとかジムニーのような車なら行けるかも?
駐車場から約20分歩いて10時50分に登山口に着きました。
熊野大社元宮跡と天狗山「熊野山」のご案内 by 熊野大社

この天狗山にはかつて熊野大社の元宮があったとのこと。 また、意宇川の源もある。
それでは登山口から登山開始です。
脇を流れる沢に沿って森の中の登山道を登ります。
意宇の源がありました。 中海まで注ぐ全長15kmの意宇川の源。

茂みで見えませんがこの下から清水が脈々と湧き出てるようです。
登山道はけっこう急な登りが延々と続きます。 例によってはぁはぁぜぇぜぇの有酸素運動。
不思議な構築物との表記。 謎の石垣があってこれは手前と奥の2段構造になっていました。
熊野大社元宮の斎場跡。

この辺りを元宮平と呼び、この上には熊野大神が祀られた磐座(巨岩)が鎮座してるらしい。
登山道から外れる磐座には行きません、だって不気味だし。 ロード・トゥ・頂上を辿ります。
笹薮を掻き分けて進むと前方に山影が見えてきました。 山頂は近い。
11時28分、天狗山の山頂に到達しました。
消えかけてますが辛うじて天狗山頂上標高610mと読めます。

最近のぷち登山では年初来最高地点。 これはますます登山の自信に繋がりますね。
山頂からの眺望は北側が開けます。 中海や大根島が見えてます。
天狗山の山頂ぐるり360度の動画を撮ってみました。
三角点も捕獲。 これにて天狗山は制覇の図です。
朽ちて崩れたベンチの上でささやかなランチタイムとしました♪

実は駐車場で会ったあのお爺さんが登って来るのを待ってたんですがね・・。
山頂では約30分過ごしましたが、待てど登って来られないので11時59分に下山開始です。

ですが下山を始めて5分ほどで両手にスティックを持ち登ってくるお爺さんと遭遇しました。
その場で10分ほどの立ち話をしてます。 いくつになっても登山をされてるのは凄いと思った。
12時39分、登山口まで下りる。
そこから林道を歩いて駐車場まで向かいます。 (林道の一部は舗装されてます)
林道沿いに怪しい植物を見つけました。

最初は食虫植物か!?と思ったのですが、これはマムシグサの花のようです。 初めて見た。
12時58分、駐車場に戻って無事に下山。 山での活動時間は約2時間半でした。
専用アプリでは、駐車場⇔山頂間の経路・距離・時間・標高などを測定。
駐車場からは轍が大きく泥濘んだ未舗装路を恐る恐る抜け出して生還。

帰り際に天狗山をバックにパチリです。
最後に熊野大社を参拝して帰りました。(-人-)

社殿の画像無し、駐車場の桜のみです。 ありがとうございました♪