
11月1日の灯台記念日にスタートした海と灯台ウィークに大岬灯台が一般公開されたので現地に行ってみました。
大岬灯台一般公開

同一般公開に行くのは
2018年、
2019年に続き自身3回目です。 なお、昨年2020年はコロナ禍で中止されたものと思い込んでましたが、実は昨年も開催されてたと現地に行って知りました。
まずは、ちょっと離れた場所から大岬灯台をバックに車検上がりの愛車カマロをパチリ。

車検後初の遠出ドライブになります。 道中は調子良く軽快な走り。 すこぶる快調でした♪
大岬灯台を眺めると、一般公開中で上に人が立ってたり、万国旗がはためく様子が分かりました。

また、昼間なのに灯光を光らせ回転させてるので定期的に光ってるのも分かりました。
天気は晴天。 灯台麓の漁港に着いて、ここに愛車を停めておきます。
漁港越しに小高い岬の上に立つ大岬灯台を。
ここで、えっ?と驚いたのですが、漁港に白鳥がいました。
いつも白鳥は湖や田園でばかりで見てたので、海にいるのが珍しくて驚きに感じました。
海にも白鳥がいるんだなぁ。 暫く見入って足止めをくらってしまう。
我に返って灯台まで歩いて向かいます。

灯台までのアプローチはいったん集落の住宅地に入って狭い路地を通り抜けて行きます。
狭い路地の先にお寺の門、そしてその先に大岬灯台。

灯台に行くのにお寺の門を潜り境内を通らないといけないという。
さらに、お墓を通り抜けて坂を上ります。 灯台に続く石段が見える。

集落の狭い路地→お寺の境内→お墓。 初めて来る人だと分かり難くく躊躇する道順。
ここから岬上まで石段を上ります。 大岬灯台は浜田海上保安部の管轄。

浜田海上保安部管轄の灯台ではもう1つ、石見大崎鼻灯台の一般公開も予定ありましたが、直前に付近でクマの目撃情報があり中止となってしまいました。
大岬灯台

設置年月日: 1949年(昭和24年)5月1日
設置位置: 島根県大田市(大岬)
構造等: 白色 塔形 コンクリート造
灯質: 単閃白光 毎6秒に1閃光
光達距離: 20.0海里 (約37km)
明弧: 全度
光度: 実効光度12万カンデラ
高さ: 地上から頂部 14.0m、 水面から頂部 69.0m
まずは、受付をします。 灯台の缶バッジを頂きました♪

紫陽花と一緒に写された大岬灯台のオリジナル缶バッジもある。 右下のは新作かな?
今年の一般公開は素晴らしくとても良い晴天に恵まれました。

一般公開イベント用の万国旗が風にはためく。
なお、日本海の漁場で違法操業を繰り返す半島の南北ならず者国家の旗は当然ありません。
灯台に上がっての見学は10人ずつの少数で。 そのため見学は約1時間待ちでした。

灯台の下、紫陽花(この時期は咲いてない)のところにカマキリの卵が見つかる。
整理券番号が点呼され見学の順番が回ってきました。

灯台の入り口頭上にあった初点記念銘板。 それでは、灯台の中に入ります。
1階の部屋にある機器を見学。 中央に鎮座するのがM型点灯制御装置です。

灯台の点灯・消灯、停電時の電池切り替えなどを自動で行ってる灯台の心臓部と言える機械。
この機械は、上部にある灯器も含めた監視も行っており、機械に異常が発生した場合には直ぐに有線式灯台監視装置に信号を送ります。
有線式灯台監視装置

大岬灯台に設置している機器の動作状況を監視するための装置です。 万一、灯台の機械が故障した場合には、浜田海上保安部へ故障を知らせることになってます。
灯台用蓄電池

灯台用の蓄電池4個直列で24Vの電圧を作っています。 M型点灯制御装置より、常に充電しており停電時でも1日点灯することができます。
壁上にある受光部。

昼夜を検知するための光センサーです。 センサー部分にフォトダイオードを使用し、明るさにより感知します。 この信号出力をM型点灯制御装置で受け、昼夜を判断して自動で点灯・消灯します。
一般公開では昼でも灯器を点灯させてました。 この受光部を暗く塞ぐ細工をしてたと思います。
大岬灯台50周年(1999年)記念に設置されたタイムカプセル。

1999年当時の地元小学生のタイムカプセルが灯台に眠ってます。 25年後の2024年に開封されるという。 あと3年後だ。
螺旋階段でくるくると灯台の中を上ります。
最後は梯子のよじ登りです。
LB-M30型灯器。 12万カンデラの灯器が光ってくるくると回ってました。

中央にある屈折レンズと周囲にある反射鏡により電球から出る光の向きを水平に変換し、37km離れた遠方まで光が届きます。 12秒で1周し、海から見ると6秒に1回光って見えます。 光源の電球は、メタルハイドランプで約3年間使用できます。
踊り場(ベランダ・廻り縁)に出ると青い海と空の景色が素晴らしいです♪

灯台の上は風が強いので帽子を飛ばされないよう注意です。
東側の景色は砂浜が綺麗に見える。
ずっと先に見えるのは日御碕。

一番左、岬の先端に白く立ってるのが高さ日本一の石造灯台である日御碕灯台です。
灯台の上からパノラマ景色。 漁港の集落。 左が日本海で、右が漁港。
天気が良くて遠くも見通せる。 三瓶山(標高1126m)もはっきりと形が分かります。
眼下には人工的に作られたと思われる平坦に固められた岩場。

昔、岩海苔を獲るために作られたものではないか?と以前に聞いた気がする。
西側の眺めは残念ながら逆光でした。 遠く山口県まで見えてるという。
何やら空洞化した岩場も見えた。 地元の人にあそこの呼び名を聞いたがもう忘れてしまった。
大岬灯台が立つ敷地内を見下ろす。 初夏なら紫陽花が咲いてます。

見学する最後の組だったので、下にはもう順番待ちしてる人はいません。
くるくる回って光ってる灯器を間近から振り返り。
漁港に停めてる愛車カマロが小さく見えてます。

それでは満足したので灯台を下りるとします。
最後にお土産でビニール袋を貰って。 中身はパンフ類でしたね。 缶バッジもまた入ってた。

大岬灯台の一般公開、とても良かったです。 ありがとうございました♪