
旧日本海軍の砲台跡やレーダー施設跡などの遺構が残る出雲市の高尾山(標高358m)に興味を持って久しぶりの登山をしてみました。
ただ、登山口には駐車場が無くて数百m通り過ぎた道路脇に愛車を停めました。

すると、ここにも登れそうな坂道があるではないか。
しかし、案内看板は文字がほぼ消えてます。 ここも登山口なのか?

ウルトラアイで読み解くと、「宇竜 (旧道) 高尾山」と読めました。 ※宇竜は地名
横着して正規の登山口からではなく、この旧道から直に登ってみることにしました。
すると、すぐに急峻になって後悔し始める。

乾いた土はズルズル滑って危ない。 四つん這いになって恐る恐る這い上がりました。
さらに進むと鹿除けの鉄柵に阻まれ行き止まり。 画像は鉄柵が山に向けて「へ」の字に折れてる。

山を登るには鉄柵の中に入らないといけないがゲートが何処にも無い。
ですが、鉄柵が捲れてる箇所が1つありました。 腹這いになり匍匐前進して中に侵入します。
それからは道なき森の中を勘を頼りに彷徨い続けました。
暫く彷徨った末に整備された登山道に出くわしてホッとする。
正しい登山道はなだらかに続きました。 木漏れ日の下を歩く。
やがて見えてきたのは旧日本海軍の施設跡です。
四角いコンクリートブロックが点々と転がっている。
一面に建物跡のコンクリート基礎が延びている。 兵舎だった場所でしょうか。
少し進んだ先にも旧日本海軍の施設跡。
海軍戦没者慰霊碑とある。
その上に何かが立ってたコンクリートの台座のようなもの。 こちらが慰霊碑かな。
大きなコンクリートの溜め枡。
さらに進むと空が開けて山頂が見えてきました。
山頂へ上る石段の横に見過ごせない気になる廃墟がありました。
これも旧日本海軍の施設跡か。 監視所? レーダー施設跡?
そして、高尾山の山頂(標高358m)にある旧日本海軍の砲台跡です。

目前には青空と青い海、日本海が広がります。 登り始めから約50分で山頂に到達。
眺めは良く日御碕灯台が見えました。 海からそよぐ風が心地良い。
山頂の砲台跡で暫く休憩。

アサヒWONDAコーヒーのプロレス缶は我らが燃える闘魂アントニオ猪木です。 ダーッ!!
下山は険しい場所はもう懲り懲りなので、最後まで正しい登山道を歩きます。

この画像の左手が登りのとき森の中を這い上がってきた場所です。
下山してきて鹿避けの鉄柵ゲートです。
道路に出て正しい登山口を振り返り。 本来はここから登山するべきだった。
それから山間の道路を数百m歩いて愛車の元へ。 約2時間弱の山活でした。
その後、日御碕灯台近くの駐車場へと移動。
日御碕ビジターセンターに寄ってマンホールカードを頂きました。
最後に日御碕灯台近くの駐車場から高尾山の遠景をバックにパチリ。

ここから見ると何処が山頂なのか不明。 ビジターセンターの人に聞いても分からなかった。
おまけ動画で高尾山山頂に残る貴重な遺構、旧日本海軍砲台跡です。
旧日本海軍の遺構が残る山という特徴があり、良い経験ができた登山だったと思います。
No.3818
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Posted at
2023/05/03 17:38:53