
地図上にそれがあるのは知ってたけども、情報が無くそこに行くのは困難と思っていました。
しかし、先日の
旧日本海軍砲台跡~高尾山登山で弾みがついて、興味再燃から意を決して行ってみることにしました。
冒険心を掻き立てる美保関海軍望楼跡の遺構探訪です。
山間のつづら折り細い道路の峠を越えて小さな港にやってきました。(初)

車で行ける限界はここまで。
防波堤に立って撮影。 綺麗な青い海です。
防波堤から見上げる腕山(標高112m)、この山中の何処かに海軍望楼跡があるはず。

望楼とは物見櫓や監視所のことだから、高い位置で海側が見える場所にあるのだと思う。
登山口を探しました。 案内板は無いですが斜めに白いロープが見えた箇所があった。

まさかここのはずは無いだろうと他を探すも見つからず、やっぱりここが登山口だった。
位置的にはこんな感じ。
登山口からして難易度が高くかなり躊躇しましたが、意を決してロープ伝いに登ってみる。

藪の中に小さな道が続きます。 これは先が思いやられる。
ですが、割とまともな登山道になってきます。

ここはY字路になってて、左は下りで海の岩場に出るのかも? 右の登りを進みました。
登山道に石積みがありました。
ここにも石垣。 防御のためか土塁が盛られててその横に補強の石垣が組まれてる格好。

ここら辺りから人為的な削平地や石垣もある土塁がいくつか見られてまるで城跡を歩いてるよう。
これも日本海軍の遺構であろう井戸跡がありました。
井戸跡の中はマナー悪い人たちによってゴミが捨てられている。
防御の要、石垣がある土塁がここにも。
さらに森の中に背の高い四角いコンクリートの構造物が現る。 これも井戸跡でしょうか。
恐る恐る中を覗き込む。 怖いものは何も無くてホッとした。
山中を彷徨い完全に道を見失いました。 勘を頼りに高いほう高いほうへと登って行ってみる。
登り切って・・ ここが山頂?
おっと、山頂かも? 三角点があったので捕獲しました。
山頂には生い茂る樹木の切れ間から景色が望める場所が一箇所だけあった。

山に入って初めて見ることができた眺望。 遠くの岬に美保関灯台が見えてます。
そして・・ ついに!?
これが美保関海軍望楼跡なのか? 茂みの中に現れた石造りの構造物の入り口に立つ。
中に足を踏み入れてみる。 石積みで囲まれた広くない空間。 天井はありません。
左に窓。
右にも窓。
前方のこの真ん中にも石柱があって窓になってたのだと思う。

海が近くに感じられるが、どの方向を見ても生い茂る樹木に囲まれて眺望は何もありません。
入り口を振り返る。 ツタが延びて年月の流れを感じます。

調べると美保関海軍望楼跡は1901年12月に設置。 122年前に建てられた建物の遺構だ。
外側に回ってみる。
外側には崩れた石が散乱。
位置情報でも確認。 やはりここが美保関海軍望楼跡で間違いない。

案内板も無くて勘が頼りでしたが、運良く見つけることができてちょっと感動しました。
美保関海軍望楼跡の腕山登山、制覇で飲むアサヒWONDAコーヒープロレス缶は川田利明です!

全日初のドーム大会で川田が三沢を破り三冠奪取。 我が人生、五月晴れって季節的にもピッタリ。
1時間強の山活を終えて下山しました。 腕山をバックに愛車をパチリ。

最初あの登山口を見て躊躇しましたが、初挑戦で海軍望楼跡に辿り着けたのは運が良かったです。
それから美保関灯台の駐車場へと移動。 バックに見えるのは遠くの大山です。
駐車場側にある展望台から美保関灯台を望む。 あそこまで歩きます。
美保関灯台側から望む腕山の遠景です。 あそこに登ったんだなぁと眺める。

以上、冒険心を掻き立てられた美保関海軍望楼跡の遺構探訪でした。
最後に、腕山山頂と美保関海軍望楼跡の様子を撮ったおまけ動画です。
ありがとうございました♪
No.3830
ブログ一覧 |
スプラッシュ | 日記
Posted at
2023/05/11 11:05:15