
中国地方整備局ダムマニアのフルコンプリーターでありながら、美歎(みたに)ダム・旧美歎水源地水道施設の存在も、昨年11月から100周年記念カードを配布してることも知りませんでした。
しかし、自身の検索エンジンでようやくそれを知ったからには早速現地に飛んで行ってます。
美歎ダムまでは遠く片道120km超あります。

ドライブ中に聴くCDにはアイアン・メイデンのライヴ・アルバムを引っ張り出してみました。
途中の道の駅で小休憩の図です。 後方には名峰の大山が見えてます。
道の駅舎でマンホールカードを貰いました。
運転を再開すると意外な遭遇がありました。
次の道の駅で合流。 前日の
おははくでもお会いしてた
garagekazuさんです。
意外な場所とタイミングで意外な人と遭遇。 暫しご歓談しました。

思わぬ2ショットが実現しましたね。
それからまた走り続けて午前中のうちに美歎ダムに到着の図です。(初)
美歎(みたに)ダム・旧美歎水源地水道施設 砂防堰堤(旧貯水堰堤)

最初の土堰堤だったダムは大正7年(1918年)の台風により決壊。 この水害を教訓にコンクリート工法を用いた重力式ダムに改修されて、大正11年(1922年)に旧美歎水源地水道施設は改めてスタートを切りました。 それから昨年2022年で100周年!となっています。
ダムの右岸側より眺める。

重力式コンクリート造の堰堤(ダム)で、堤頂103m、堤高19.5m、水通し幅37.6mの規模。
日本初のコンクリートダムに従事した佐野藤次郎の設計で、堰堤上部から放水する越流式を採用。

平成4年に水道施設としての機能が完全に廃止されるも、平成11年に堰堤の補強を行い、現在は砂防ダムとして活用されてます。
貯水池からひょっこり飛び出てるのは土堰堤付属取水塔。

向こう岸にミニバンが見えます。 釣りをしてる人がいました。
旧美歎水源地水道施設の駐車場、見学コースの起点に移動しています。
受付棟がありますが無人で誰もいませんでした。 この日は祝日であった。

もしかしてここではダムカード貰えないのか? 遠路はるばるここまで来て脳裏に不安が過る。
とりあえず見学します。 これは量水器室という。

旧美歎水源地水道施設の南端にある量水器室は、水源地が送り出す水の量を計るための施設。
煉瓦造の建物に見えますが、外壁面に煉瓦タイルを張った鉄筋コンクリート造の建物です。
屋内には当時使われてた送水量を記録するベンチュリーメーターが今も保存されてます。

記録紙には水源地が機能停止した昭和53年3月27日の給水量が記されてます。
管理橋(下流側)

送水管が併設されており、浄化した水を対岸にある量水器室に送っていました。
管理橋を渡って濾過施設へ。 洋風意匠の小さな建物が並びます。
一号~五号濾過池と制水井(せいすいせい)上屋、接合井(せつごうせい)上屋。

貯水池より導かれた水は5つある濾過池に貯められ、緩速濾過という仕組みで浄化されます。
反対側から撮影。

量水施設や濾過施設は外形が当時のまま保存され、日本の近代水道施設の全体像をよく残しています。 その歴史的価値が認められ、平成19年(2007年)に国の重要文化財に指定されました。
制水井(せいすいせい)上屋。 (一号~五号の5つある)
各々の制水井上屋にはバルブがあり、この下には送水量を調整する制水井があります。
接合井(せつごうせい)

一号~五号濾過池より浄化した水を集め下流へ送り出す施設です。 ドーム型の屋根が特徴的。
木造建物のガイダンス棟(外観の画像撮影無し)があったので中に入って展示品を見学。
再び外に出て歩いてると、何やら作業されてたおじさんとお会いしました。
挨拶してお話すると、美歎(みたに)ダムの通常版ダムカードが貰えました♪

中国地方整備局ダムマニアのフルコンプリーターでありながら、美歎ダムのことも、ダムカード配布も今回初めて知りました。 Ver.1.0(2020.11)とあるから3年前から配布されてたのかな?
そして、気になる100周年記念カードについては12時まで受付棟いるから後で寄ってくださいと。
12時まで30分あるからもう少し見学します。 美歎ダムの貯水池堰堤です。
大正11年(1922年)にコンクリート重力式ダムとして改修され、昨年2022年で100周年。

平成11年に堰堤の補強を行い、現在は砂防ダムとして活用されてます。
ダムの左岸側から天端(ダムの一番高い場所)を眺める。

洪水時は堰堤上部から放水する越流式。
100年の歴史を感じる貯水池堰堤ダム堤体。(左岸側から改めて撮影)

重力式コンクリート造の堰堤(ダム)で、堤頂103m、堤高19.5m、水通し幅37.6mの規模。
貯水池にある土堰堤付属取水塔。(左岸側から改めて撮影)
それから貯水池を周る見学路の林道を・・時間が無いので走って走って! 大汗を掻く。

旧美歎水源地の最東端。 上流にある勝田ヶ平人道橋(小の堰)という場所まで。
この側に半夏生(はんげしょう)という準絶滅危惧種の珍しい花が咲いてるのを見に来ました。

夏に咲く半夏生は、小さな花が集まった細長い総状花序をつけ、その周囲の葉が白く変色します。
前日の地元新聞でも紹介されてたらしいです。 旧美歎水源地は半夏生の群生地だった。
それから12時に間に合うよう受付棟に向かう。 暑い中を急いで走って大汗を掻く。 ですが、その途中で逆にあのおじさんが来てくれて軽トラの窓越しに100周年カードを手渡してくれました。
美歎ダムの100周年記念ダムカードです。 作年11月から10,000万枚限定配布。

100th anniv. Ver.(2022.11) 水紋をイメージしたホログラム入りで虹色に光ってます。
美歎ダムの通常版ダムカードと100周年記念ダムカードを無事げっと!

遠方からはるばる来た甲斐ありましたね。 ありがとうございました♪
その後、近くにある因幡万葉歴史館にも寄りました。 ここでもダムカード配布してるという。
美歎ダムを訪れた証拠画像を提示すると、通常版ダムカードと100周年記念カードが貰えました。

100周年記念カードは10,000枚配布のうち、2,000枚限定の記念台紙付きのものです。
ありがとうございました♪
少し遅めのお昼ご飯は前にも一度行ったことのある台湾料理屋さんへ。
注文したのはお得なセットもので、ややピリ辛な豚骨台湾ラーメンと・・
好きなのでやはり頼んでしまう甘ダレが効いた回鍋飯です。
麺と飯、どちらもちゃんとした量があるのでお腹いっぱい美味しく頂きました♪

どうも、ご馳走さまでした(^^♪
そして最後に帰り道のこと、ちょっと嬉しい場面がありました。 こんなことは初めてです。

ほんの10kmちょっとでしたが、後ろにスプラッシュが付いて2台ランデブー走行になりました♪
No.3890