
とある地区の住民を対象とした防災避難訓練が行われるとの情報を知り得て、その地区の住民でもないくせに勝手に訓練の様子を見に行ってきました。
沖合を震源とするマグニチュード8.1の地震が発生したとの設定で、自衛隊や消防が参加し、孤立地区への支援物資輸送や住民の避難訓練が行われます。
その前編の続きの後編です。
地区住民の避難訓練。 続いては第2班の人たちがヘリコプターに乗り込んでいきます。

一緒に乗りたかったですが・・羨ましい。
まさに離陸しようとするところで、突然のスコールとなりました。

大雨になったのでこちらも公園内にある唯一の建物(物置兼トイレ)軒下に避難します。
ふわりと離陸。
避難訓練は周囲の空をぐるりと約15分の遊覧飛行でした。 羨ましい。

なお、突然のスコールシャワーはすぐに止みました。
第2班の人たちが飛んでる間、既に避難訓練を終えた第1班の人たちは公園内で消防の指導の下、消火器を使った初期の消火訓練をされていました。
第2班の人たちを乗せた陸上自衛隊の大型輸送ヘリコプターCH-47Jが戻って来る。

ヘリコプターが起こす強風と轟音にも大分慣れてきた。
ゆっくりと降下して
着地します。
以上で避難訓練は終了です。

この防災避難訓練ではヘリコプターの離発着場面を繰り返し見ることが出来ましたね。
続いては、けたたましくサイレンの音を鳴り響かせて救急車が登場です。
ヘリコプターの近くに停まってハッチバックが開きます。
担架に乗せられた人がヘリコプターへと運ばれていきました。

これは要配慮者輸送訓練でした。 (乗せて降ろして終了。ヘリは飛ばず。)
防災避難訓練の本編は全て終わりまして、ここからは装備品の展示と説明会が行われます。
1/2tトラック(パジェロ)や偵察用オートバイがメイン会場の公園に戻ってきました。
まずは、消防の救急車の展示から拝見しました。
車内の装備も見てみる。 同時に消防隊員さんからの説明も行われます。
続いて陸上自衛隊の装備品展示を。
偵察用オートバイ

全長:2130mm、全幅:850mm、全高:1190mm、重量:154kg、最高速度:135km/h、乗員:1人、製造:カワサキモータース
偵察用オートバイは、一般に偵察および連絡等に使用する。
73式小型トラック 1/2tトラック(パジェロ)

全長:4.14m、全幅:1.76m、全高:1.97m、重量:1.9t、最高速度:135km/h、乗員:6人、エンジン:4サイクル4気筒ディーゼル、武装:12.7mm重機関銃,対戦車ミサイル等、製造:三菱自動車工業
自衛隊車両の展示ではこんなクリアファイルまで貰えました。 ありがとうございました♪
ヘリコプターCH-47Jの展示では、防衛警備や災害派遣での活動状況の説明があった。

現場でのリアルな活躍ぶりの話。 聞いて初めて知ることが多かったです。
陸上自衛隊のCH-47大型輸送ヘリコプター(愛称:チヌーク)
乗員:3名(操縦2名,整備1名)+人員輸送55名、全幅:18.29m(胴体3.78m)、全長:30.18m(胴体15.54m)、全高:5.59m、ローター直径:18.29m(3枚×2)、製作:川崎重工
エンジン名称:T55-K-712、最大出力:4,336ps×2
最大離陸全備重量:22,080kg、巡航速度:274km/h、航続距離:約540km

胴体左右の膨らみは燃料タンクらしい。
CH-47Jの配備について

昨年2018年春、美保基地に新しく陸上自衛隊の美保分屯地が開設されました。
日本海側沿岸地域の防衛・警備任務を担っている陸自中部方面隊の空中機動力の強化のため、

陸自の美保分屯地が開設され、新しく輸送ヘリコプターCH-47Jが配備されています。
底面には大きな重量物を吊り上げる頑丈そうな貨物フックも見えます。

自衛隊装備品の車両や火砲を吊り上げ運んだり、水や消火剤を入ったバンビバケットを取り付けて山林火災時などでの空中消火も可能。
これはアンテナだそうです。 VIPカーのトランク上に付いてそうなブーメランアンテナ。
巨大な機体に比べるとタイヤは可愛く見えました。
ヘリコプターの広い貨物室に入っての見学も出来ました。

車両・貨物を載せずに人員だけの場合は最大で55名を運べ、災害派遣や救助活動では多くの被災者を一度に輸送できます。
機内にはこんな防護マスクを付けた隊員さんが潜んでいてドッキリ。
床にはこんな穴も開くんですね。 いろいろな用途に使われるとか。
飛行隊長が熱く詳しく説明解説する機内見学にも勝手に参加しています。

大変勉強になりました。
防災避難訓練は12時に閉会式が行われ全て終了いたしました。 これにて解散。

訓練に参加した地区住民の人たちには高級料理店の仕出し弁当が配られていました。 羨ましい。
朝から昼まで、とある地区の住民を対象とした防災避難訓練をその地区の住民でもないのに勝手に見に行ってきました。
ヘリコプターには乗れなかったですが、最後の装備品展示と説明会は地区住民と一緒に参加させてもらえました。 ありがとうございました♪