
鳥取に来たからには日本100名城スタンプ活動もこなしていきます。
鳥取城跡にやってきました。(初)
駐車場は何処かな~?
お隣に博物館の無料駐車場があるんですが、どういうわけか敢えて鳥取城跡入り口に堂々と停めてた黒塗りの大きな高級セダンがいたので、その横に停めさせてもらった。

すぐ後ろには鳥取城跡のシンボルの一つといえる西坂下御門がある。
博物館の駐車場は停めようにもアメ車には幅が狭くてね。 こちらもアメ車?
ちょうど黒塗りビッグセダンのオーナーさんが居たので声を掛けてみました。

「ここに車停めていいのですか?」
「朝は両隣にも車停まってたからいいかと思って。お城から下りてきたら一台だけ取り残されてた。」
車の後ろに廻りエンブレムを確認。クライスラー300Cだ。
でも知ってる300Cとは顔が違う。フルモデルチェンジしてたみたい。
「お城に行って来たのですか。あれ?名古屋から?(ナンバーを見る)」
なんと名古屋から全国各地のお城を巡っているらしい。とっさにこのクライスラーおじさんは只者では無いことを察しました。
「もしかして日本100名城ですか?」
車の中から私の持ってる本と同じ『日本100名城に行こう』を取り出して見せてくれる。
<参考写真 : 日本100名城に行こう>
ただ、私のまだ新品同様の本とは違い、かなり使いこなされている感じだ。
以前からお城は好きだったけど、昨年10月にお城の会?の旅行で北海道・根室のお城に行ったのがきっかけで日本100名城スタンプを始めたとのこと。
そして、昨年10月から初めてもう既に8~9割制覇しているとのこと!
鳥取城跡の後は月山富田城と松江城に行けば西日本全制覇となる。
ちなみに自宅から這ってでも行けるという名古屋城はまだスタンプ押されていない。
さらに驚くのは日本100名城スタンプがメインではなくて、ご自身でリストアップした全国580のお城を巡っているということで、各お城の位置をシール貼って記した大きな地図帳や独自に各お城の特徴や歴史や見どころをびっしりメモしたノートまで見せてくれました。
なので日本100名城スタンプは、全国580のお城巡りの副産物的にやっているとキッパリ。
それに上にはまだ上がいると日本100名城スタンプを最初に全制覇した人は僅か2ヶ月半で達成したとかで、自分なんかはまだまだだと謙遜の心を忘れない。
いやぁ、これは物凄いお城ハンターと出会いました。尊敬の眼差しで目を光らせる。
私は7月末に日本100名城スタンプ活動を始めたばかりのにわかお城ハンターですが、この方はもうお城マスターと言ってもいいと思った。驚いた~。
私ももらったばかりの中国地方ダムマニア認定書(コンプリートコース)を自慢げに見せてあげると、私にちょっと同じような匂いを感じたのか一緒に喜んで祝ってくれました。
暫くいろいろ立ち話をさせてもらって・・・車はそれまでレクサスとかクラウンとか乗ってたけど、たまたま見掛けたクライスラー300Cが気に入って乗ってる。この車で全国お城巡りをしてるけど、狭い道もあってこの車でぎりぎり通れるくらい。他に乗ってる車では通れない。他に乗ってる車とはハマーらしいです・・・。
うわ~、驚きの連続なんですけど時間もお昼だし、クライスラーおじさんはこれから西の方向に走って月山富田城と松江城に行くということなので、私も鳥取城跡のスタンプ押したいので・・・と名残惜しいんですがここでお別れすることに。

鳥取城跡の日本100名城スタンプはあちらに見えますフレンチルネッサンス様式の仁風閣(じんぷうかく)という西洋館にあります。
一人歩いて仁風閣に向かう。後ろから「パンフレットもそこにあるよ~」とおじさんが大声で。

明治建築として名高く、国の重要文化財に指定されている。ここを訪れるのも初めて。
これで日本100名城スタンプ2ケタとなる10個目げっとです。まだまだ先は長い。

スタンプついでに仁風閣の展示品を拝観しようと思って部屋を覗いたら、受付の女性に「お客様!」と呼び止められる。 展示品を観る場合は別途入場料150円が必要だったみたい。
スタンプを押して戻ってくると、なんと先ほどのクライスラーおじさんがまだ待っていてくれた。

名刺をくださいました。 お名前を知る。 Hさん。 なんと会社の社長さんだ。
「名古屋のほうに来て何か困ったことがあったら連絡ください。」と言われた。
そして、Hさんは月山富田城と松江城に向かって走り出す。

松江城までは時間的に今日は難しくて明日になるかな~と言われてましたが。
さて、鳥取城跡は後方に見える久松山(標高260m)の山頂にあります。

実はここに来るまで鳥取城跡が山城だったとは知らず、完全な予習不足でした。
登山の覚悟を決めるのに少々時間を要しました。山頂までは一時間かかるという。
鳥取城跡攻略に挑む前に自販機でペットボトルの ミネラルウオーターを買いました。
鳥取城跡の入り口にあるこの石碑、実は「鳥取城」とは彫られていません。

「鳥取運動場」と彫られている。明治にお城が壊され城跡の一部が運動場に使用されていたという。
鳥取城跡には山下ノ丸と山上ノ丸があります。まずは山下ノ丸。

西坂下御門を潜ってお城に上がる。
右膳ノ丸から見下ろすと西坂下御門の前に停めたコルベットが見えた。
二の丸にある三階櫓跡。

石垣の角は修繕(復元)されていて、整った形の石になっている。
三階櫓跡から仁風閣を眺める。

仁風閣の左手にも復元工事中の場所が見える。あそこが鳥取城跡本来の正面入り口になるところ。
山下ノ丸の最上段となる天球丸です。

ここまでが山下ノ丸。鳥取城跡、ここまでは難なく攻略出来ました。
これから山道を歩いて山頂の山上ノ丸に向かうわけですが、

一合目、二合目・・の看板を見たときは、本当に山登りをしているのだと実感した。
かなり急勾配で過酷です。

ミネラルウオーターのペットボトルを片手に山登り。タオルを持参しなかったのは不覚。
もうヘトヘトに。五合目で座って休憩を取る。
これまで上った山城の中で一番しんどいと思いました。
ようやく本丸(標高260m)に辿り着いて鳥取市街を眺める。
目の前に天守台が見えますが・・・体力の限界! by 千代の富士。

天守台に上がる前に本丸にあったベンチに15分ほど横たわって暫く休憩。
鳥取城跡は過去に攻略したリフトやロープウェイの無い山城(竹田城、郡山城、月山富田城)の中で一番アクセス難易度の高い山城でした。
暫しの休憩の後、天守台に上がりました。 ここは天守閣跡。

ついに天守台に立つ。
遠くに日本海と鳥取砂丘が見えました。
天守台には花が咲いていました。

秋桜(コスモス)。 小さい秋を見つけた。
鳥取城跡でのフォトギャラはいつになく長編になってしまいました :
鳥取城跡 2015.8.28 ①
鳥取城跡 2015.8.28 ②
鳥取城跡 2015.8.28 ③
鳥取城跡 2015.8.28 ④
鳥取城跡 2015.8.28 ⑤
鳥取城跡 2015.8.28 ⑥
鳥取城跡 2015.8.28 ⑦
鳥取城跡 2015.8.28 ⑧