
今回のブログは、みんカラでありながら車もお酒も出てきません。
何だか無性に歩きたくなって、地元の観光ガイドさん案内のもと町を歩く『まちあるき』に参加してきました。
やはり人間、歩かないと。 太ったり衰えたりしてしまう。
朝10時、駅前の観光案内所。 私を含め4人集まりました。

まちあるきにはテーマがあり、いくつかのコースが存在します。
過去に参加しました まちあるき :
2012年11月
だんご屋さん食べ歩き
2013年 3月
城下町 まちあるき
3年ぶりに参加したまちあるき。 今回選んだテーマは、和菓子と抹茶と蕎麦を楽しむコース。
大まかなコースです。 (④の蕎麦屋はその日により異なる)

食事時間含め所用時間150分。 飲食代は参加料1,500円に含まれます。
地元ガイドさんを先頭に参加者4名の全5名で、宍道湖と中海を繋ぐ大橋川沿いを歩く。

見慣れた風景でしたけど、ガイドさんと歩くとやはりひと味違う。 新発見があるものです。
昔は隠岐の島からの船が直接この大橋川まで来てたそうで、大橋川沿いに隠岐に由縁のある旅館や料亭の老舗が残るのはそのためとか。 あぁ、それ聞いて納得。

大橋川沿いにある遊歩道には柵があるのに、船のロープを繋ぐアレが今でも点々と残されている。
売布神社です。

主祭神はハヤアキツヒメという女性の神様。 ご利益: 祓え、清め、生命力の蘇り。
この神社には、ちょっと珍しい備前焼の狛犬がありました。

壊れて修繕の跡が痛々しい。
本殿と社務所を結ぶ渡り廊下に見つけた縁(えにし)ハートマークの彫り。
寺町には25?もの寺があるそうで、そのうち3つのお寺を巡りました。

『たまに湧くやる気は、やる気ではなく気まぐれ』
龍覚寺の水平に伸びる松の木。

本堂の右下から生えた松の木が、境内を横に伸び途中で90度曲がって先端がこの位置です。
龍昌寺にある江戸時代中期に作られた十六羅漢像。

熱心に説明してくれる地元ガイドさん。 歩きながら歴史を学べるまちあるき。
市中にいくつもある鼕(どう)太鼓を載せた鼕山車屋台の倉庫。

この鼕倉庫は左側がガラス張りになってて中の鼕太鼓の見学が可能。
ここで、猫を見つけました。
さて、ここからが和菓子と抹茶と蕎麦を楽しむまちあるきコースの本番となります。

この辺りにいくつかある和菓子の老舗の一つにイン。
街の代表的な銘菓。 三大銘菓プラス足立美術館御用達の和菓子とか。

試食もパクパク頂きました。
まちあるきでは、この可愛らしい生菓子から各人1つずつ選んで食べられます。

写真右下の『ぼたん』というピンクの生菓子を選んでみました。 (食べるのは後ほど)
続いては明治17年創業、老舗のお茶屋さんへ。
まずは、隣接する抹茶工場を見学させてもらいました。

初めての抹茶工場見学。 これが今回のまちあるき最大の楽しみであった。
たくさんの電動石臼がくるくる回ってました。

初代の創業者さんは日本で初めて電動で抹茶を挽く臼を発明した方なのだそうで。
さらに、今回は特別に普段のまちあるきでは案内されない場所の見学もありました。
お店の奥へ案内されると、頑丈な鉄の扉、50cmはある分厚い白壁の土蔵があった。
中にはおそらく大変貴重な物であろう茶道具の数々。

こういったものを見る目は無いですが、ただただ圧倒されました。
最寄りのお城 国宝指定記念 出雲焼 色絵茶碗 『御紋入り 宝尽くし』 なんてのも。
ここで、ようやくお店の中で落ち着いて、先ほどの和菓子店で買ってきた生菓子をば。

まちあるき参加者4名が選んだ生菓子。 ぼたん、たけのこ、ふじ、すずらん。
私が選んでたのは、ぼたんでした。 そうでした。
老舗のお茶屋さんで出してもらった極上の抹茶と一緒に頂きます。
ぼたんの中は黒あん。

しつこくなく上品な甘さ。 抹茶ととても合う。 どうも、ご馳走様でした(^^)♪
ちょうどお昼になり最後に向かったのは、まちあるきゴール地点の蕎麦屋さんです。
まずは、釜揚げ蕎麦を一杯頂きました。 軽く出汁を掛けて。

熱い釜揚げ蕎麦を食べ終わると今度は時間差で・・
冷たい割り子蕎麦が出てきました。

2種類の蕎麦を堪能、どちらも美味しかったです。 どうも、ご馳走様でした(^^)♪
飲食代だけでも参加料1,500円の価値はあるし、住み慣れた街の学びや新発見もあった。
まちあるき、たまに参加してみるのも良いと思います。
この日は、まちあるきの前、まちあるきの参加中、そしてまちあるきが終わった後も勢いついて街を歩き廻って、スマホの歩数計アプリ観測史上最大の28,419歩の自己新記録をマークしました。