
滋賀大学のお城博士と”城メグリスト”として知られる城郭ライターの女性と一緒に米子城を巡り、その魅力や見どころを探る「米子城を極める!現地ウオーク」の後編です。
いよいよ、米子城の頂上、天守台でお昼ご飯を食べます。
お昼は城山の頂で「いただき」をいただきっ!
登山の末、ついに山頂の本丸に辿り着きました。

登山してきたところなので、吹く風がとても心地よい。
楚石が残る天守台では絶景の大パノラマを満喫できました。
絶景は左手から、中海と米子港。

夏の夜の花火大会をこの天守台から眺めて楽しんだ想い出があります。
そこから右に見やると米子市内の眺望。

写真左手の小高い山の上には、さっき訪れた内膳丸が見える。
天守台の横には四重櫓があった小天守台が見えます。
さて、楚石に座って、事前に配られていたお昼ご飯を頂きました。

お昼は城山の頂で「いただき」をいただきっ!
「いただき」とは、この地方の郷土料理です。(別名 : ののこ飯)
見た目は大きなおいなりさんに似てますが、中身と作り方が違う。
油揚げの中にお米や野菜を入れてから炊き込んだものです。
大きめな油揚げの中に炊き込みご飯が入ってますが、後から炊き込みご飯を詰めたのではなくて、あらかじめ、お米・具材を油揚げの中に入れてから炊き込んで作ります。
いただき(食べ掛け)を掲げた先に、本来ですと雄大な大山を望むことができますが・・

この日の大山は雲が掛かって残念ながら綺麗に見えませんでした。
食後の休憩時間。 天守台の上で暫しリラックス・タイム。 このチャンスを見計らって動きがあった。
米子城ウオーク参加者さんの中に、城メグリストの女性ライターのファンで大阪から来られたという女性がおられまして、持参した城メグリストとお城博士が各々書かれたお城本にサインをお願いするとのことでした。
サインをしてもらうとかそんな発想は思いも浮かびませんでしたのでちょっと羨ましいなと思った。
この機に便乗したい。 でも、あいにく先生お二人の著書のお城本など持ち合わせてはいません。
ここで取り出したりまするは~

昨年7月に購入してから愛用しているお城本「日本100名城に行こう(公式スタンプ帳つき)」です。
スタンプは今年7月に訪れた八王子城で目標達成半ばの52城目で止まっています。
偶然?にもバッグに入っていました。 いや、本当は米子城ウオーク参加するにお城繋がりで何かの役に立つかなと何気にバッグに入れてました。
しかし、この本をパラパラ捲ってもサインをしてもらうに丁度いい白紙スペースが見当たりません。
そこで、裏表紙にサインをお願いしてみました。 快くサインに応えてくれる城メグリストさん。

『 めざせ! 100名城コンプリート!! 』
これは嬉しいですね。(^^) 俄然やる気が出てきました。 早く次の53城目を目指そう!
これで満足だったんですが、その場の流れでお城博士もサインしてくださることに。

お城業界の巨星である先生お二人のサインが入りまして、自前の本に”箔”が付きました。
さらに、なんと記念写真まで撮らさせて頂きました! これは感激ですね。(^^)

本当は2ショットで良かったんですが、その場の流れでお城博士も加わり3ショットとなりました。
休憩時間の最後にはウオーク参加者さん全員での集合写真も撮りました。
休憩時間が終わりまして、米子城ウオーク午後の部のスタートです。
本丸から西側に少し降りて、水手御門下の郭(くるわ)というところへ。

平成27年度の発掘調査で新発見された郭で、そこにある石垣の説明があった。
(マニアックです)
いったん本丸に戻り、今度は鉄御門(くろがねもん)跡を通ってお城の東側に降ります。
山道を降りて森の中に、米子城で現在発見されてるものの中で最も古いとされる石垣。

と、いうように米子城のマニアックな箇所のいくつかを巡っていき説明を聞きました。
続いては米子城本丸がある湊山を下山しまして、国道9号線を横断歩道を利して渡り反対側にある標高52mの飯山(いいのやま)へと登った。

米子城の独立した東の出丸であったところ。 現在は頂上に英霊塔が立っている。
再びウオーク一行は国道9号線を渡って米子城本丸の西側へと向かった。
途中、米子城とは関係無いが、現在はスポーツクラブ&ボクシングジムとなっている建物があって、ここは昔はYSPスケートリンクであったところ。(YSPの略は米子スケート・・?)
そこの敷地内に下は草木で覆われ廃墟化したかのような小汚いポールが3本立っている。
このうち真ん中の1本に『第18回オリンピック東京大会 国立競技場メインポール 昭和42年11月3日YSPスケートリンク開場を記念して移設す』 と記されたプレート付きの国旗等掲揚ポールがあるのだと教えて頂く。

こんなところに何だか凄そうなものがありますね・・。 お城博士は何でも詳しい。
ウオーク一行は米子城がある湊山の中海沿いの遊歩道をぐるりと半周歩きます。

中海側は険しい崖となっており、中海側からの敵の侵入は想定されていなかった。
この先に行きついたところに大きな駐車場がありますが、そこは近代に埋め立てて作られた土地。
今回、米子城を登山した箇所とは違う別の登山口は「鈴の門」があったところ。
続いて大手門があった場所あたりから、内堀だった道路を歩く。

右手は三の丸だった現在は野球場。
最後に加茂神社という米子城に所縁のある神社に寄りました。

この神社はもともと湊山にあって、米子城を築城する際に現在の場所(内堀の外側)に移された。
そして、米子城は信仰の山であった湊山に築かれたというお話です。
これで、「米子城を極める!現地ウオーク」は終了。 いったん歴史館に戻りそこで解散しました。
天気が良くて暑い中を5時間に渡り歩きました。 歩数計は1万5千歩を超えた。
汗も掻いたし足も疲れましたけど、お城に詳しい先生たちの説明を聞きながら歩くことで、米子城の魅力や見どころを知ることが出来、大変有意義な一日となりました。 ありがとうございました。
日本100名城だけでなく、名城はまだまだたくさんある。 これからもいろいろなお城を巡ってみたいと思いましたね。
歴史館から再び米子城がある湊山公園の駐車場に歩いて戻りますが、その途中にあるホテルの前を通り過ぎようとしたところ、何やら幟旗が掲げられてイベント開催中のようでした。
恐る恐る覗いてみたらレクサスの展示試乗会であった。
これまでレクサス車に興味を持ったことは無く、ディーラーにも訪れたことはありません。

ウエルカムな感じで招き入れられついつい試乗してみることに。 試乗に選んだのはクーペモデルのRC300hというハイブリッド仕様車でした。
初レクサス試乗です。 指定された試乗コースをぐるりと走らせてみる。

もう夕方近くて道路は混んで渋滞もあったから、思うようには走れませんでした。
しかし、快適でした。 室内はエアコンが効いてて、5時間ウオークで掻いた汗が一気に引いた。
試乗記念にレクサス・オリジナル・メモ帳とホテル内のカフェですぐに使える喫茶券をもらったので、アイス・コーヒーを飲んでから帰りました。 どうも、ご馳走様でした(^^♪