
苫田ダム探訪ツアーに参加、前編の続きとなる後編です。
苫田ダム堤体の見学を終え、続いては職員さんたちが乗る車を先導に参加者が各自のマイカーで付いて行くぷちツーリングで、苫田ダムの東側上流にある苫田鞍部ダムの見学に向かいました。
苫田鞍部ダムに到着の図。

鞍部(あんぶ)とは、山の尾根の一部で、低く窪んで馬の背、鞍(くら)状になっている所。
苫田ダム建設の際、東側上流約300mの地形は馬の背のように低くなっており、ダム満水の場合には水が溢れてしまうことが判明。 そのためこの苫田鞍部ダムが建設されたとのことです。

苫田鞍部ダムは、岩石や土砂を台形状に積み上げて造られた高さ25mのロックフィル型ダム。
しかし、水が溢れないよう水を貯めることが目的で、水を下流側に通す放流設備などは無い。
写真は下流側?というか、ダム湖と反対側で大きな石が積まれている様子が分かります。
ダムの天端(ダムの一番高いところ)は未舗装。
こちらの写真は上流側?というか、ダム湖側。 コンクリートで表面を固め遮水してある。
このようなコンクリート・フェイシング・ロックフィル・ダムは工事期間短縮と低コストの利点がある。

平常時の湖面は遥か向こう。 水はダムまで全然届いていない。 水に接していない珍しいダム。
続きまして・・
再び各自マイカーに乗り込み、職員さんたちが乗る車の先導で、苫田ダムの下流側に移動します。
苫田鞍部ダム→苫田ダム下流側への移動ぷちツーリング。 ドラレコ動画です。
苫田ダムの下流側にやってきました。
下流側に向かって左手のほうに謎の洞窟がありました。

今度はこの中に入って探検する。
ここは転流工といって、ダム建設時に川の水を迂回させるために作られたトンネル。

現在は使われていないトンネルです。
ですが、トンネルの地面全体はどこからか浸み出た水が流れる川になっていました。

歩いて行けるところまで行って撮影。 トンネルはこの200m先で、厚さ46mのコンクリートで閉ざされているとのこと。 そのためトンネル内は音が反響しこだまします。
この転流工というダム建設時に乾いた状態で施工出来るように川の水をダムの横を迂回させたり、下を潜らせたりするために作られた設備(トンネル)は、どこのダムでもあるらしいのです。(初知識)
最後に下流側から苫田ダムに近付いてみます。
下流側間近に放流の様子を見学。
轟々と迫力ある爆音とマイナスイオン?の水しぶきを感じる動画。
え~っと、ここで見学会は全て終了です。 この場で思い思いに散る解散となりました。
アンケートは特に無かった。 見学は時間にして2時間強。 有料だけあって内容は濃かったです。
もらったダムカードをかざしてみて。 Ver2.0(2014.11)は同じものを2年前にもらっています。

このダムカードで使われている写真は、過去に平成16年の試験湛水のとき1回のみ行われた非常用洪水吐(ラビリンス型自由越流頂)から全開パワーでの放流の様子です。
最後に苫田ダムをバックに愛車の記念撮影も忘れない。
コンデジで。
スマホで。
近くにある施設「みずの郷奥津湖」で当日のみ使えるソフトクリーム50円引き券ももらっていました。

正直あまり嬉しくない。
湯原ダムの見学会のときのように無料券ならともかく、ソフトクリームを食べるのにまた追い金が発生する。
でも帰り道だった。 哀しいかな、ブログ的にもソフトを食べに行かないわけにはいかないだろう。
300円のソフトクリームを50円引き券の特権を行使して250円で食しました。

苫田ダムのダム湖である奥津湖をバックに。 バニラ&抹茶のミックス、どうもご馳走様でした(^^♪
Posted at 2016/11/17 20:43:34 | |
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