
お昼にダム見学を終えそのまま帰るのも何なので、ちょっと気になるスポットに行ってみました。
ですが、その前に紅葉真っ只中の奥津渓にも寄ってみました。(初)
紅葉の期間中は交通渋滞緩和と歩行者安全のため、奥津渓内は南から北方面への一方通行。 僅かにある駐車場も満車で車を停めるスペースは無く、そのままドライブスルーして奥津渓を出る。
カマロの車窓からの紅葉見物となりましたけど見事な紅葉を拝見することが出来ました。
奥津渓 ドライブスルー ドラレコ動画。
さて、行ってみたかった気になるスポットとは、『安来製鋼所奥津分工場跡』 というところ。
ナビ検索も出て来ず、案内看板も無いので、奥津町の観光地図を頼りに探し当てた。

煙突が見える。 しかし、茂みに覆われて道は無く、どうやって近付けば良いか分からない。
民家の住人のお父さんに尋ねますと右手の坂を上るルートを教えてくださいました。

安来製鋼所奥津分工場跡は民家の裏手にある。 この写真の中央奥に煙突が少し写ってます。
坂は狭くて急なので歩いて上ります。

民家裏手の畑の向こうに煙突。 畑の中は入らないように迂回する。
正直いうと何処から何処までが民家の土地か分かりません。 まだ山手のほうにはお墓も見えたし。
煙突に通じるルート?を発見。

ここも草が茂ってて道は見えないが、仕方ないので草の上を踏んで歩いてアプローチ。
産業遺産、遺跡・遺構、観光名所としての整備は一切されていません。
ここが『安来製鋼所奥津分工場跡』であることを示す碑や説明看板は全くありません。
奥津町の観光地図にはその存在が載っているのに、現場に来てみればかなりマイナーな扱い。
安来製鋼所奥津分工場跡の煙突。

たたら製鉄の遺跡・遺構。
大正8年(1919年)~大正14年(1925年)の期間、第一次世界大戦の鉄需要に併せて精錬業務をしていたが、大戦の終結に伴い鉄の需要が落ち込み短い運命で閉鎖。
今も残るのは約100年近く前に造られた高さ15m煉瓦造りの煙突のみである。
煙突の上から木が生えてますね・・・(゜゜;)
煙突の一番下は一部が穴になっており、地面からちょっと浮いてる感があります。

土台らしきものは見えない。 土の上に建ってる?? この危うい感じが堪らない。
そして、今にも真っ二つに割れそうなヒビ。

先月の鳥取県中部地震でこの辺りは震度4だったと聞いたが・・ それでも平気だったのかな。
ヒビを拡大。 けっこう深い。
煙突の反対側にも大きなヒビ割れが。
ヒビは上のほうまで続いている。
上のほうをよく見ると、ヒビの中に何かの植物が通ってるような?
明らかに煙突の中に木が息づいて生えてますね・・。
いったいこの煙突の中はどうなっているんだ?!

実は上のほうばかり見て足元の小さなヘビに気が付かずドッキリといった一場面もありました。
いやぁ、なんか物凄いものを見させてもらった気がします。 貴重な産業遺構でした。
『安来製鋼所奥津分工場跡』 とても興奮した。
最後に、最近再びマイ・ブームとして舞い戻ってきた日帰り温泉リターンズを。
この近くは奥津温泉が有名ですけど、今回気になったのは野戸呂温泉の「天空の湯」です。
本来30分ほどで着くはずが曲がるところを見逃してしまい再び奥津湖に戻ってしまうハプニングも。

大幅時間ロスの末、野戸呂温泉「天空の湯」に到着です。
野戸呂温泉は、岡山県内で最も高い位置にある温泉で標高約700mの大自然の中にあります。
露天風呂から見る景色はさぞ絶景なのだろう。
この野戸呂温泉が気になったのは景色の良い天空の露天風呂もさることながら、施設内のお食事処で「ひらめ丼」なるものが食べれるからでした。 山の中なのにひらめとは?
この地域では川魚のあまごのことをひらめと呼ぶためで、そのひらめ丼を食べるのがここを訪れた理由の一つでした。 ということで、まずはお食事処へ・・。
ところが、時刻は15時を少し回りお食事タイムは終了していました。 約20秒間呆然とする。
仕方がないのでお風呂にだけ入ります。

券売機で入浴券を・・ 地元民は半額で入れるらしいが、よそ者なので一般料金で入ります。
大人気の温泉みたいでお客さんでいっぱいでした。 最初に駐車場に入る前に出てくる大型観光バスと擦れ違ったので客数の最大ピークは過ぎてたようだが、それでも多くのお客さんがいました。
いつものように内風呂はスルーして露天風呂に入ります。 露天風呂から赤や黄色に色付いた山々が見えとても良い景色でした。 ただ、入れ代わり立ち代わり常に10人くらいの客が露天風呂に浸かるのでカメラを取り出し写真撮影するのは困難を極めました。 時間との勝負でした・・。

かなり粘り30分くらい浸かってましたが、いくら待っても独占状態になるのは無理だと悟りました。
熱いお湯の中、体力的にも断念せざるを得ないかと思いました。
それでも客が少なくなった隙にささっと撮った決死の一枚がこれです。 左手に他の客が浸かってたので山のほうの景色は撮れませんでした。 ちょっと視線を横に感じながらすぐ風呂から上がった。
Posted at 2016/11/18 18:12:07 | |
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