
ここに立ち寄ったことはブログには残さず、記録からも記憶からも消し去ろうと思いましたが・・・・・・。
徳島県入りしまして、目指すのは徳島城ただ一つでした。
しかし、徳島城に行くだけなら時間的に余裕がありました。
徳島城に行く前にどこか寄り道したいと思うも、事前に何も下調べし無しだったので困りました。
そこで、徳島城以外にお城が無いか調べると、途中の鳴門市に撫養城(むやじょう、別名:岡崎城)という現在は山頂に模擬天守が建つお城があることが分かりました。
ちょっとだけ寄ってみることに。
今回の旅は日本100名城スタンプ活動の旅でもありますが、これから寄り道する撫養城はもちろん日本100名城ではありません。
近くに来ると山の上にお城が見えました。 くねくねの山道を上っていきます。
上がりきったところに大きな駐車場があったのでいったんそこに停めました。
しかし、その駐車場からはお城は見えません。 ここからは目の前の階段を歩いて上るのかな?
すると駐車場の脇に狭い坂道を見つける。
そこでは中学?高校?の陸上部が坂道ダッシュを繰り返す猛トレーニング中でした。
部員と擦れ違う度、個々に「こんにちは」と挨拶されるので「こんにちは」と挨拶を返すこと10数回。
坂道を途中まで上ったところで、この坂道もしかして車で通れるかも?と思ってしまった。
なるべく、お城が見えるところに車を停めて、お城をバックに写真を撮りたい欲望があります。
陸上部顧問の先生らしき人に「この坂道、車で通れますか?」と聞いてみたところ、
「車で上がる人もいますよ、上には旋回出来るスペースもあります」とのこと。
そこで、再び車に乗り込み、この狭い坂道を車で上ることに挑戦しました。
しかし、狭い坂道を車で上り始めたところ、すぐに「車両進入禁止」的な注意看板が目に入る。
もう遅かった。 引き返せないので進みます。 とっても狭くて車幅がヤバイ!
一瞬、
七尾城の悲劇が脳裏によぎった。 山頂付近では狭く見通しのきかないきつい上りカーブをシフトを1速に入れてエンジン唸らせながらゆっくりと。(滝汗) この旅、最大のピンチでした。
苦労の末、なんとか山頂まで上りきりました。 しかし、肝心のお城は木に隠れて少ししか見えない。

右手奥にお城の天守閣がちらりと見えてます。
実はこの写真の手前側には神社がありまして、本殿の奥には古い石垣が残ってるそうです。
と、後になって知る。 現地にいたときはそうとは気付かず見逃していました。
天守閣(模擬天守)です。
ところが、ここにはお城に行くとよくあるお城の名前が彫られた石碑やお城の説明が書かれた案内板のようなものが見つかりませんでした。 ここが撫養城だと記したものが見つからない。
お城の前にあった看板。

トリーデなると?
本丸にあった案内板。

トリーデなると? 施設の概要? ここにも撫養城だとは書かれてない。
天守閣の建物に入ってみると誰もおらず無人でした。

お城の建物は外観は三層でしたが、中は4階建てとなっていました。
お城とは関係の無い絵画が各階に展示してありギャラリーのようになっています。

撫養城の歴史を窺わせるような展示品は何ひとつ無い。
最上階の4階まで上ってきました。
本丸を見下ろして。
遠くを眺めてみて。 海が見える。 グラウンドが見えるのは中学校です。
こちらのグラウンドは小学校です。
せっかく寄り道してみましたけど味気なくてお城としての見どころは無かったですね。
もはや「撫養城」の歴史は抹消され、完全に「トリーデなると」という施設に生まれ変わっていました。
唯一、神社の奥にある石垣を残すのみでした。(現地では気付かず完全に見逃してますが。)
ここに寄ったのは無かったことにして、本来の目的地である徳島城に向かいました。
山を下りると、下から撫養城(トリーデなると)の天守閣がよく見えましたので、車を停めて撮影。

天守閣から眺めていた小学校のグラウンドから撮っています。
ズーム。

撫養城、ちょっと謎というか、お城のあり方に疑問の残る不思議なお城でしたね。
以降、今回の四国の旅ではこれに懲りて、日本100名城以外のお城には寄らないことにしました。
ブログ続きます・・。
Posted at 2016/12/16 01:25:54 | |
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