
5年前に始まった当ブログのネタは、主に車と日本酒を中心とした範囲の狭いものでした。
それが次第に、ダム、お城、クルーズ客船、自衛隊と、興味の対象分野が増えブログネタも拡大されていきました。
しかし、今もなお好奇心は衰えず、新たな分野に足を踏み入れることを絶えず模索しています。
今年は
全国消防カードデビューしたことをきっかけに、「緊急消防援助隊中国四国ブロック合同訓練(ブログ
①,
②,
③)」というなかなか見ることが出来ない貴重な見学を経験するなど、消防や防災の分野に興味を持ち始めた元年でもありました。
このように新開拓した分野のブログネタも芽を摘むことなく、大切に育てていきたいと思っています。
とある街の消防署で「消防フェア」が開催されると知り、前置きの流れから観に行ってみました。

消防署で開催されるこのようなイベントに行ってみるのは初めてです。
消防フェア当日、消防署庁舎の表側です。 並んでる消防車や救急車が訪れる人を歓迎。

受付でイベント会場案内や防災クイズラリーなどの紙を頂く。
玄関横に何気に置いてあった赤い軽自動車は、郵便局のものではなくて消防車両です。

ダイハツ・ハイゼットカーゴがベース車両でした。 後部座席は取り払われ、消火器が1本積載。
この車両の使用用途など詳しいことは分かりません。 なにぶん、消防の分野は最近興味を持ち始めた初心者ですのでその点はご容赦ください。<(_ _)>
消防署庁舎を通り抜けて裏の敷地へ。 ここが消防フェアのメイン会場です。

消防車両などが展示されていました。
早速、消防放水の展示が始まります。

ポンプ車のホースが給水元のプールに繋がっている。
消防隊員が大きな掛け声とともにテキパキと行動。

ポンプ車からホースを伸ばして、狂ったように燃え盛る炎に正面から対峙する。
懸命な消火活動の実演。

迅速かつ正確な消防放水展示のデモンストレーションが披露された。
後ほど、ちびっ子消防士たちによる放水体験もありました。
続いて、消防隊救助訓練の展示もありました。

画像右下に救助対象者と救急救命士。 左上にロープで降りて現場に向かう消防レスキュー隊。
力無く横たわる絶命寸前の救助対象者を、救急救命士と消防レスキュー隊が連携して救助活動。
ロープで吊るせるタイプの担架のようなもの、レスキューボード?も降りてきて。
それに救助対象者を乗せて、体をバンドでしっかりと固定。

同時に救急救命士による点滴も実施中。
再びロープに繋げ吊るされて引っ張り上げられる。

無事に救助完了して、消防隊救助訓練の展示は終了です。
今回、消防フェアを初めて訪れた一番の目的は、消防車両の展示を拝見することです。

これまで数台ずつの消防車両の展示を見たことはありましたが、一度にこれだけたくさんの消防車両の展示を見るのは初めてでした。
消防車両の中で一番人気の花形といえば、やっぱりはしご車でしょうか?

車体のベースは日野レンジャー。
はしごは高く上げて展示されておらず横に伸ばしています。

この消防フェアでは、はしごの上げ下げはありませんでした。 (はしご乗り降りは自由)
展示車両の中でこのはしご車だけはスペックを表記した説明看板が設置されていました。

はしご長:25m、全長:10.2m、全幅:2.5m、全高:3.44m、重量:14t、排気量:13,260cc、乗員:6名、平成8年12月配備。
はしご車の次に大きく目立っていたのが、こちらの消防支援車です。
消防支援車とは、広域応援時や大災害時に活動隊員の宿泊所などに使用する車。
内部には発電機、ガスコンロ、電子レンジ等の調理器具、ベッド、トイレ、シャワーなどを装備。
震災応援時に荒地でも走行できるように4WDシャーシを使用している。

消防支援車は今年5月に
玉島ハーバーフェスティバルで見学したことがあります。
しかし、そのときと違って今回は車両の一部が大きく突き出していました。

このような状態の姿を見るのは初めてです。 消防支援車はこんなことも出来るのか。
お宅拝見。 お邪魔します。

消防支援車の車内に上がり込んでの見学も出来ました。
車体の外側に大きく突き出た部分は日当たり抜群、くつろげるテーブル&ソファーとなってました。

消防支援車が横にスライドする機能を持ち、広い居住空間を実現できるとは驚きでした。
調理が可能な台所もきっちんとありました。

電子レンジや冷蔵庫もあります。 冷蔵庫の上のほうには液晶テレビもありました。
カウンターテーブル乗り越えになりますが、運転席にもウオークスルー出来ます。
車両の後部は広い寝室となっていました。

あと見なかったけどトイレやシャワーも何処かにあったはず。
三菱デリカがベースの消防車両も展示されていました。

この車両については消防機能無いようでどのような用途で使われるのか不明。 普段乗り?
三菱デリカに初乗車し運転席に座ってみる。
カーオーディオの下に特殊な機器が備わってます。 マイクもここに繋がっている。

「サイレン」「警光灯」「警鐘」などのボタン。 勝手に押して注目を浴びる勇気は無かった。
さて、「消防フェアに行ってみた」 のブログは、ここで後編へと続きます・・。<(_ _)>

後編では残りの展示消防車両の紹介と、人命救助に関わる試みにも初挑戦します。