
このブログは前編の続きとなる後編です。
消防フェアでの消防車両展示。
カッコいい車というとスポーツカーを連想してしまいますが、物心つく幼少の頃は働く車に憧れていました。
働く車はカッコいいなぁ。 童心に返り拝見して歩きました。
引き続き、展示されてた赤い車たちのご紹介です。
化学消防車の1号車

油火災を消火するための薬剤を搭載した消防車です。 車両部分は日野レンジャーがベース。
展示車両は乗ってみることも可能でした。 これまで消防車に乗った経験はありません。
ある意味、子供の頃に誰しもが憧れた夢を実現する機会が今まさに訪れようとしていました。

車両後部に垂直についてるはしごをよじ登り・・
ついに消防車に乗りました!

これが消防車の初乗車。
まさか消防車の屋根の上に乗れるとは思いもよりませんでした。(驚)

いや、でもこれが子供の頃に誰しもが憧れていた夢だったわけではありません。
消防車に乗りたい夢というのは、ただ運転席に座るだけで良かったんです。

念願の運転席に座る。 でも感動は数秒間。 運転席にいると普通のトラックに乗ってる感じ。
お隣にはそれっぽい特殊な機械が鎮座していました。 トランスミッションはマニュアルだった。

消防車に乗るという夢がまた一つ実現しましたね。 しかも運転席だけでなく屋根の上にも。
屋根へのはしごの昇り降りは、降りるときがとても怖かったのが感想です。
化学消防車の2号車

油火災を消火するための薬剤を搭載した消防車です。 車両部分は日野レンジャーのエアループ。
AIR LOOP(エア ループ)とは、日野のクリーンディーゼルシステムのことを示します。 エンジンで使う空気は汚さずに自然に返し、地球に綺麗な空気(AIR)の循環(LOOP)を保つことを目指し、エンジンの改良や新しい排ガス浄化装置の導入を行い環境面を改善しつつ省燃費を実現しています。
化学消防車2号車の運転席にも座ってみました。(画像は割愛)
続いて、救助工作車です。 (救助車、レスキュー車とも呼ばれる)

交通事故や大きな事故で、救助活動を行うための救助資機材を搭載した消防車です。
車両前方に突き出たエアロパーツが印象的でした。 ウインチになってるようです。

そして、ステップにもなっているのでヤッターマン乗りも出来そうです。
クレーンを装備。 交通事故や災害現場での救助活動で活躍します。

なお、消防車の車両部分ではなく消防機能の特殊な部分は国内トップシェアの(株)モリタによるものですが、この消防フェアの現場では特に説明パネルも無くて詳しいことは分からず、自分自身も勉強不足でありこのブログではうまく伝えることが出来ないため大幅に説明を省きます。
この救助工作車は、水難救助隊が使用するボートを牽引して現場に出動できるそうです。

救助工作車の後方には、モーターボートが搭載された牽引車も展示。
タンク車

水槽(約1.5トン)を内蔵してる消防車です。 水が無い場所や高速道路上での火災で活躍します。
普通の消防車と同じように消火栓などから取水することもできます。 大きな消防車のベース車両は日野レンジャーが人気のようでした。
指揮車

大きな火災や災害が発生した場合に、災害現場を指揮統制し情報集約をするために出動します。
トヨタのハイエースがベース車両でした。
高規格救急自動車

救命資機材を搭載した高規格救急自動車には、救急救命士が乗車して救急現場に急行します。
この車両は日産パラメディックというparamedic(救急救命士)を意味する車名を持つ救急車です。
中型? それとも小型?の普通ポンプ車も数台が展示。 その中からピックアップします。
いすゞ自動車の普通ポンプ車です。
三菱ふそう、キャンターの普通ポンプ車。

普通ポンプ車は、消火栓、防火水槽、河川などから水を取水し、内蔵しているポンプで高圧放水する消防車です。
展示されてた消防車両の紹介は以上にします。
体験コーナーには、地震体験車のグラットくんも来ていました。

宝くじ売り上げからの助成金で寄贈された宝くじ号でもある起震車。
地域の行事などで地震の模擬体験をすることで、地震に対する防災意識を高めます。

一度体験してみたいですが、行列に並ぶのと注目されるのが嫌なので止めました。
煙体験コーナーも設けられていました。

係の人に促されて人々が順にテントの中に吸い込まれていく。
中に入ると煙が充満しており、数10センチ先すら見えません。

特に事前説明無かったので体に害のある煙では無いはず。 姿勢を低くして進む。
途中、煙の出どころを発見。

そのままテントを通り抜けて煙体験は終了。
消防署庁舎の1階では、何やら景品がもらえる体験コーナーがありました。

ピラミッド型に積まれているのは火災警報器の設置を促す火災予防トイレットペーパーです。
それに、消火器の形をした可愛いおもちゃ。 これ、水鉄砲になってます。 これは欲しい。

ラベルに2017ではなく2016と書かれてるのは、昨年分の余り物だからでしょうか。
これらの景品は何を体験すればもらえるかというと、心肺蘇生法(一次救命措置)でした。

倒れた人や反応のない人を見たら、ただちに心肺停止の可能性を疑い、大声で叫んで応援を呼び、119番通報します。
一次救命措置とは、早期の心肺蘇生とAEDによる電気ショックで心臓を再び拍動させることです。
絶え間ない確実な心肺蘇生法を続けて、救急救命士や医師が行う二次救命措置に繋げます。
景品欲しさの不純な理由からでしたが、初めて心肺蘇生法を教えてもらい体験してみました。

両肘を伸ばして両手を重ね、手の付け根を胸の真ん中に押し当て、強めの力でテンポよく胸骨圧迫します。 強く! 速く! 絶え間なく! 体験で課せられたノルマは30回でした。
懸命な救命措置の結果、景品を頂きました。 今回の戦利品です。

勉強になる救命蘇生法テキスト、火災予防トイレットペーパー、カットバンをたくさん、消火器の形をした水鉄砲。 それに防災クイズラリーも参加してて、鉛筆、消しゴム、定規ももらいました。
最後に会場から離れた臨時駐車場に停めてた愛車をしれっと会場隣りに移動させてきて撮影。

消防フェアを初めて訪れてみましたけど、消防車両の展示も拝見できたうえ、防災意識も高まり救命訓練も少し体験出来ました。 大変興味の湧く素晴らしい内容でしたね。 ありがとうございました♪