
土木の日記念イベント
① ,
② の続きの ③ です。
「働く車に乗ってみよう」の続きがまだあります。
まずは、高所作業車です。

高所作業車とは、高所で作業を行うためにその機構を有した特殊車輌並びに建設機械です。
電力電話配線・信号機・街灯・道路標識などなど、様々な場所と用途に使用される高所作業車。
建設現場では、溶接・塗装・耐火被覆・配線・配管・ダクト・保温工事等あらゆる高所作業で活躍。
イベントでは、作業床(バスケット)に体験乗車が可能でした。

この高所作業車はブーム式といわれる構造タイプで、クレーンのようなブーム(棒状の構造物)の先に作業床が備えられ、作業床の上にある操作台で操作員の方が昇降・伸縮・旋回の操作をします。
うわ~ とっても高~い。 10メートルはありそうな高さまで伸びてます。

これは是非乗ってみたい。 ちびっ子たちと一緒に順番待ちの列に並んだ。
高所作業車の乗車体験は、頭にヘルメットを被り、腰に安全ベルトを着用します。
作業床(バスケット)に乗り込んで一気に上昇!

手摺りには安全ベルトから伸びたフックを掛けています。
下を覗き込み地上を見下ろしてみて。 とても高くて足がすくむ。

この高く伸びた状態で、さらにぐるりと旋回する技もありました。
高所作業車の作業床から眺める斐伊川放水路の景色です。

高所作業車、まるで遊園地のような楽しいアトラクションでした♪
と、ここまで出てきた働く車、ショベルカー、ミキサー車、グレーダー、タイヤローラー、高所作業車は、街や道路の工事現場で見掛けたことのあるものでした。
次に登場する働く車は、初めて見ましたし、初めて知りました。

佇む後ろ姿が何ともカッコいいフォルムをしています。
驚きましたが、これは草刈り機なんだそうです。

それも国土交通省の草刈り機。
草刈り機 型式:AMX-7

全長:4350mm、全幅:2060mm、全高:1280mm、重量:2680kg
エンジン型式:水冷ディーゼルV3300、排気量:3318cc、出力:67ps、最高速度:6.5km/h
普通乗用車より大柄なサイズなんですが、人は乗れません。
操作はラジコンで行います。 ここではラジコン操作の体験が出来ました。

操作は簡単。 スティクで前後左右の動作を自由自在に操作します。
実際にここのスペースで前後左右にぐるぐる走らせてみました。 生き物みたいに動く。 楽しい♪
ゴムのキャタピラーは左右独立駆動で小回り効く。 最大登板角度45度の坂も登れるそうです。

前方にある草刈り部分はハンマーナイフ式でナイフ数量は112枚とか。
ラジコン操作で草刈り部分の昇降も出来ました。 上に持ち上げてみる。

この草刈り機は、河川堤防などの草刈りを行うものです。 草刈作業を行うことで、堤防が壊れてる箇所を早期発見し、安全な堤防を維持しています。 従来までは搭乗型の草刈機を利用していましたが、堤防は斜面がほとんどで作業においては常に危険が伴いましたが、この草刈機はラジコンで操作でき、安全度も作業効率も上がりました。 範囲についても最大で40度の傾斜まで除草が可能です。 また、刈り取った草についてはJAと提携し、家畜の飼料や農園等の抑草材料として利用されています。 (説明パネルby国土交通省河川事務所)
しかし、こんなカッコいい草刈り機は初めて見ました。

特に後ろ姿がカッコいいですね。
河川パトロールカー

川は公共のものです。 みなさんが楽しく利用できるよう、毎日、河川巡視員が河川パトロールカーに乗って巡回しています。 河川の利用状況の把握やゴミの不法投棄や焼却の監視、洪水時の水位の変化や堤防などの河川施設や周辺に異常がないかをチェックし、良好な河川環境の維持、災害を未然に防ぐため、常日頃からパトロールを行っています。 (説明パネルby国土交通省河川事務所)
この河川パトロールカーは、トヨタ・ハイラックスサーフがベース。 他の車種も存在するようです。
照明車

照明車は、災害が発生した現場に、速やかに急行し、夜間作業の照明、崖崩れの発生しそうな箇所の監視などに使用します。 照明灯は約80m離れた場所でも作業が行える明るさがあります。
なお、この照明灯は左右が独立し、反対方向も照らすことが出来ます。 (説明パネルby国土交通省河川事務所)
電源装置:発動発電機20KVA(ディーゼル)、照明装置:主照明灯2KWx3灯x2列/補助照明灯150Wx2灯、証明用伸縮性:6段油圧伸縮式/最大地上高10.5m、主照明旋回角度360度(左右各180度)、主照明角度180度(+90度~-90度)
最後は、災害対策用の排水ポンプ車です。

この車両1台で、排水装置の水中モーター駆動ポンプを12台装備しています。
12台のポンプを装備し、全台数で運転した場合、25mプール(25mX15mX1m)の水を約6分で排水できます。(60m³/minの場合)

また、2台のポンプを繋ぎ合わせることで20mの高さまで水を汲み上げることができ、高い堤防でも排水することができます。 また、ポンプは小型軽量化(35kg/台)されており、人力での移動・設置が可能です。 (説明パネルby国土交通省河川事務所)
河川の洪水で住宅街などに溢れた水を排水し、河川に戻すような作業に使用されるようです。
以上、「働く車に乗ってみよう」でした。 乗ったり、操作したり、展示を見たり。

最後に斐伊川放水路に架かる橋の一つから働く車たちを眺めています。 ありがとうございました。
この土木の日記念イベントでは、主に屋外のサブ会場:斐伊川放水路の上で楽しみました♪
一応、屋内のメイン会場:町のスポーツセンターの様子も少し覗きに行ってます。
グルメは唯一、軽自動車の屋台が出ていました。

「大阪名物いか焼き」とあった。
土木の日記念イベント、現地グルメの選択肢です。 大阪名物にしては馴染みが薄いと思った。

例えお祭りで見掛けてもスルーしてしまいそうな感じです。 試しに買って食べてみました。
ぶたやきです。
いかやきです。

両方とも味は美味しかったです。 ただ、小さくてペラペラに薄いので、量的に物足りなく食い応えが無かった。 どうも、ご馳走様でした。(^^;♪
屋内のメイン会場でも、様々な催しや体験学習などがありました。
トンネルは何故崩れないのか?

なるほど、そういうことか。 目から鱗のメカニズムを教えてもらった。
ライジングセクタゲート形式の水門の模型。 半円のゲートが回転して水を堰き止めます。

上下に昇降する一般的な水門と違い、高さを低く設置でき周辺の景観に配慮した水門です。
ショベルカーのリモコンおもちゃ。
ちびっ子たち参加によるお菓子救いゲームもあったり。
この他にもいろいろ催しや体験学習がありました。 測量体験コーナーは一度やってみたかった。 今回は断念、また次回に?
土木の日記念イベント、もらったお土産です。

建設産業イメージアップの卓上カレンダー。 土木系女子「ドボジョ」の写真多し。
そして、建設女子図鑑の冊子Vol.1&Vol.2です。

これも建設産業イメージアップを狙う思いが透けて見える。
今回のような土木関連の楽しめるイベントは初めて参加させてもらいました。
勉強になったし、とても楽しかったですね。 本当にありがとうございました。(^^♪