
陸上自衛隊出雲駐屯地の創立記念行事、毎年恒例の市中パレードです。
一般車両全面通行止めにした出雲駅前通りで、陸上自衛隊出雲駐屯地の記念式典とパレードが盛大に行われます。
ブログパート②では、向かって右手の列でパレードに備えスタンバイする車両を紹介します。
先頭は73式小型トラック(1/2tトラック)です。

パレードでは島根県と出雲市の旗を掲げて行進。
続いても73式小型トラック(1/2tトラック)
各種修理車(シェルター搭載型73式大型トラック)が3台続きます。 その1

後部シェルター内において、火砲修理・電装品修理の整備作業が可能。
各種修理車 その2

整備のための工具・機材や各種装備などを格納したシェルターを搭載する。
各種修理車 その3

歩道植え込み等の関係で斜め前方から撮影出来ない場合は真横から撮影しています。
82式指揮通信車 (通称:CCV)

乗員:8名、全備重量:約13.6トン、全長:5.72m、全幅:2.48m、全高:2.38m、最高速度:約100km/h、エンジン:水冷4サイクル10気筒ディーゼル機関、装備:12.7mm重機関銃M2、製作:小松製作所
戦略機動及び戦場機動などに使用される。
軽装甲機動車 (通称:LAV)
85式地上レーダ装置を搭載する73式中型トラックが2台続きます。
85式地上レーダ装置は遠方の目標の発見や監視に使用します。
偵察用オートバイ 6台

製造はカワサキモータース。 偵察用オートバイは、一般に偵察および連絡等に使用する。
軽快な機動力を活かして、四輪車では困難な場所での偵察活動が可能。
87式偵察警戒車(通称:RCV)は3台続きます。
搭載火器:25mm機関砲、7.62mm機関銃、乗員:5名、全長:約6m、全幅:約2.5m、全高:約3m、重量:約15t、出力:約300馬力、最高速度:100km/h、製作:小松製作所・日本製鋼所
偵察部隊に装備し、空地火力の脅威の中で、主として路上機動により偵察警戒任務に当たるほか、側方警戒行動も行う。
73式特大型セミトレーラ

トレーラーに何を積んでいるのかな? 他のトラックとは微妙にボディ色が違うのも気になる。
岐基と書いてある。 なんと、このトレーラーは航空自衛隊の岐阜基地からの参加でした。

航空自衛隊岐阜基地第15高射隊。 高射部隊は地対空ミサイルにより敵航空機・ミサイルを迎撃する航空自衛隊の部隊です。
トレーラーに積まれてるのは地対空誘導弾PAC-3 地上配備型ペトリオット・ミサイルでした。
昨年のパレードでは見なかったPAC-3、岐阜から遥々今年のスペシャルゲストでしょうか。
キャニスターは2つ搭載。 1つのキャニスターに4発のミサイルが収納されてます。

目標破壊力、誘導精度を向上させることにより弾道ミサイルの迎撃能力を高めたミサイル。
PAC-3の後方からは出雲駐屯地の災害派遣部隊が続きます。

前面には「災害派遣」とある軽装甲機動車が2台。
軽装甲機動車

乗員:4人、全備重量:約4.5t、全長:4.40m、全幅:2.04m、全高:1.85m、最高速度:約100km/h、製作:小松製作所
73式中型トラック(1 1/2tトラック(通称:1トン半))
災害派遣

陸上自衛隊は、国内における地震・風水害・火山噴火・雪害などの自然災害や火災・海難・航空機事故などの際の救助、山などでの遭難者救出などの「災害派遣」に携わり、国民の生命や財産の保護に寄与しています。
そして、最後方に並ぶのは災害派遣の73式大型トラック(3 1/2tトラック)でした。
以上でパレード参加車両の紹介は終了です。
昨年のパレードで見た155mm榴弾砲 FH-70、化学防護車、3トン半水タンク車、75式ドーザ、1トン給水タンク、野外炊具といった車両はありませんでした。
その代わり、地対空誘導弾PAC-3、野外通信システム(アクセスノード)、油圧ショベル、渡河ボートなどが参加しています。
毎年のパレードに変化があるということ。 これは毎年観に来たくなりそう。
そして、この時点では知らなかったのですが、実際のパレード時には空からも・・・・。(驚)
パレード車両たちを前方から。

もうすぐパレードが始まる。
係の人に日章旗を手渡されました。

パレードでは皆が沿道から日の丸を振ります。
パレードを迎えるため沿道に立ちスタンバイしました。

お向かいには自衛隊を応援する市民の会の横断幕が。
「出雲駐屯地創立65周年記念行事 市中パレード」のブログは次回パート③で、いよいよパレードが始まります。
ごらん!! パレードが行くよ~
Posted at 2018/10/28 19:22:57 | |
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