
城跡巡りです。
鳶ヶ巣城(とびがすじょう)の存在を知ったのは、
今年1月に高瀬城跡に登ったとき、頂上で遭遇したグループの会話に聞き耳を立てていたのがきっかけでした。
それで
すぐ1月のうちに鳶ヶ巣城に登ろうとしましたが、ちょうど城域一帯が銃・罠によるシカの捕獲期間中であったため、登山口まで行きながらビビって敵前逃亡した過去がありました。

シカの捕獲期間が終わる春になったらまた来てみようと思った。
-----------------------------------------
春になり・・ 5月に再び訪れました。

満を持して鳶ヶ巣城攻略リベンジに挑みます。
鳶ヶ巣城(とびがすじょう)は、標高281mの鳶ヶ巣山山頂に築かれたた山城でした。
鳶ヶ巣城の説明看板。 1562年、毛利元就が尼子攻めのため築城。 城主は宍道氏。

遺構は山頂付近に郭や土塁が残る。 登山道は約1km、所要時間は約30分とのことです。
ところが・・ 春になってもまだ銃・罠によるシカの捕獲期間中だった。 延長?

訪れたのは5月。 またしても・・(汗) ここでまた引き下がるか?どうするか?悩む。
2度目の退散は悔しすぎる。 迷った末に、ちょっと怖いけど登り始めることにした。
登り始めてすぐ、あと1000mの案内が立つ。 これは分かりやすくて親切。

登山道は整備されてて階段になったところも多く登りやすい。
しかし、それからすぐに獣対策の金網柵に遭遇してたじろく。

これまでのお城巡り、山城登山で獣対策の柵に遭遇したのは、
鳥取県の若桜鬼ヶ城(電気柵でした)、
兵庫県の黒井城、福井県の佐柿国吉城(現時点で未ブログ化)の3城のみです。 今回で自身4回目の柵遭遇。
金網柵の鍵を外し扉を開けて入山します。 そして、内側から扉を閉め鍵をする。

この瞬間、ちょっと緊張する。 登山中、もしかしたらシカと遭遇するかもしれない。
心細く歩く。
麓の郭(ふもとのくるわ)という案内がありました。
麓の郭、ここは広い平坦なスペースになっています。
途中に休憩できるベンチもあったり。
ずっと階段が整備されてるのは凄い。
ちょっと広いスペースが現れました。
ここは、西3郭。
さらに進む。
西2郭の案内看板が倒れて落ちていた。
西2郭、ここもちょっとした平坦なスペースに。
いよいよ山上部。
鳶ヶ巣城跡の案内図。 山頂の主郭を中心として東西南北に郭が展開。

西1郭と南1郭の間にある山道を辿って現在地に来ています。
南1郭

山上部に広大な平坦地。 芝生のようになっており、桜の木もたくさんある。 まるで公園のよう。
先に進んで一段降りたところに南2郭。
南側にあるけど東屋。
南に突き出た南2郭からの眺望が開けて一番良かったです。

眼下に出雲平野が広がる。 吹き抜ける風が心地よい。
斐伊川が流れる。 鳶ヶ巣城の麓には一畑電車の線路も通る。
東1郭に行ってみました。

郭の端には土塁が盛られている。
山頂に上がって主郭です。

主郭は狭く、周囲は木々に囲まれている。
鳶ヶ巣城の主郭には城主だった宍道政慶公の石碑が立つ。
これにて鳶ヶ巣城は攻略とします。 リベンジ成功。
山頂であることを示す三角点もチェック。
ついでに残る他の郭も確認しておきます。 北1郭。
その奥に北2郭。
東2郭、ここの端にははっきりと土塁が残る。

東2郭では動物園に来たような獣臭を感じました。 近くにシカがいるかも?
最後に西1郭。

これで案内図にあった郭は全制覇。
下山して。 鳶ヶ巣城の遠景をバックに。

約1時間半の登山、城跡散策でした。
Posted at 2019/06/13 07:25:16 | |
トラックバック(0) |
ボクスター | 日記