
ミズベリングとは、水辺の豊かな時間を見直し、水辺好きの輪を広げて、水辺のムーブメントを創造していく活動です。
ミズベリング「水辺で乾杯」は、数年前からその存在を知り気になってましたが、内向的な性格であるため活動の輪に入っていくのは自分の殻を打ち破る勇気が要りました。
ですが、今年はついに勇気を振り絞り初参加してみました。
ミズベリング「水辺で乾杯」 午後7時7分、全国各地の水辺で一斉に乾杯します。

これまでは7月7日の固定でしたが、今年はフレキシブルに7月5日~8日で開催されました。
水辺で乾杯2019in尾原ダム

全国各地の水辺で同時開催される水辺で乾杯デビューの場に選んだのは尾原ダムです。
集合・乾杯・解散の通常の流れに加えて、尾原ダムでは「尾原ダムの巡視のお仕事の一部を実際に体感できるツアー」があったのが、水辺で乾杯デビューの場に選んだ理由です。
尾原ダムに到着の図です。
尾原ダム

2011年に竣工した堤頂長443m、堤高90mの重力式コンクリートダム。
総貯水容量は県下最大。 ですが、今年は冬季の雪不足により貯水率はかなり低め。
ダムの右岸側駐車場が参加者の集合場所。

大人気かと思いきや意外にも参加者の集まりは少なかったです。
18時30分、職員さんの案内によるツアーのスタート。
天端(ダムの一番高いところ)からエレベーターに乗ってダム堤体の奥底を目指す。
エレベーターを降りてそこからさらに長い階段を降ります。

地底の世界はひんやりとして涼しい。
ダム・ボトムに到着です。

監査廊と呼ばれる通路には検査、点検、測定などを行う計器や機械があります。
基礎排水孔(きそはいすいこう)

ダムの下からくる揚圧力を軽減するため、基礎岩盤に基礎排水孔がいくつも設けられてます。
ダムの底より下に浸み込み回ってくる水の排水管のようなものでした。 これがいくつもある。
職員さんがいつもの巡視の仕事を実践されてる場面。

ストップウォッチ片手に水量を計ってる様子。 漏水量と揚圧力(水の圧力)を測定・管理する。
赤いレバーで排水孔の水を出したり止めたりできます。 職員さんにレバーを操作してみてくださいと言われて、(いや、見てるだけで十分だと思いましたが)赤いレバーで水を出したり止めたりしてみました。 後で思えばこれが「尾原ダムの巡視のお仕事の一部を実際に体感できるツアー」のお仕事体感の部分だったのだろうなと。
今回の見学では参加者が少ないため、特別な部屋を公開して下さることになりました。

温度管理されてるらしく、扉の先にもう一つ扉があり2重扉になってます。
秘密の部屋にあったものは・・
ダムたわみ測定装置 (たわみ検出器)

ダムの変形、変位をプラムライン(懸垂線)を応用して測定する装置です。
ダムのてっぺんから底までプラムライン(懸垂線)が張られており・・
相対変位からダム堤体のたわみを測定する装置です。

このような機械は初めて目にしました。 これは貴重なものを見学しましたね。
それから再びエレベーターに乗りダム・ボトム(ダム堤頂から90mくらい?下)から少し上がる。
ダム堤頂から60m直下の地点にある尾原ダム堤体下広場に出ました。
尾原ダム下流側にある副ダム横のゲートを開け閉めする機械だそうです。

通常は立入禁止場所でチェーンしてあるのですが、この日は特別に立ち入れることが出来ました。
これまで尾原ダムのイベントに何度か訪れてますが、この場所に立ったのは初めてです。
その立入禁止場所から、かつてないアングルで撮影した尾原ダム堤体。
横を見下ろすと副ダム。 (副ダム式の減勢工)

流水エネルギーを弱める働きをします。 4つある穴は全て向きが異なります。
おっと、そろそろ午後7時7分が近付いてきました。

ミズベリング水辺で乾杯は、尾原ダム堤体下広場を会場に行われます。
乾杯の準備をする。

なお、紙コップの中身は清涼飲料水です。
ミズベリング水辺で乾杯2019

午後7時7分、全国一斉に乾杯!!
最後は皆でダム式バンザイを執り行い解散となりました。 ありがとうございました♪
Posted at 2019/07/12 00:19:26 | |
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