
7月15日(祝)、鳥取港にて催された護衛艦「すずつき」一般公開を見学しに行ったブログの後編です。
多くの人が見学に来られてて護衛艦「すずつき」は大人気の大賑わいでした。
乗艦しての見学途中から続けます。
見学順路は艦尾側から艦首のほうへと、今度は艦の右舷側を歩いて進みます。

これは自艦に燃料補給するとき使う管ですね。
これは高速小型水上標的1型かな? 水上射撃訓練の的になるやつだと思います。

護衛艦または多用途支援艦が曳航し、この標的に向かって水上射撃訓練を実施します。
ジャマーランチャー(FAJ)を見上げる。

頭上の高い場所にあり見難かったです。
ところが、今回の「すずつき」一般公開では多くの人が見学に来てて大賑わいにも関わらず、艦橋(指揮監視、操舵する場所)に入っての見学もありました。 艦橋への外階段を上る。
その外階段を上る途中でジャマーランチャー(FAJ)もほど良い高さから見えてきました。

ジャマーランチャーから発射、飛翔し、海中発音することにより、敵魚雷に対し音響的に妨害する。
(ジャマーが妨害音響で敵魚雷の音響センサーを妨害します。邪魔する。)
デコイランチャー(MOD) ※見学順路の何処に装備されてるか分からず画像無し

デコイランチャーは自走式デコイ1型を発射する装置として右舷に1基装備されています。 自走式デコイ1型は、設定された深度、速力で自走し、本艦を攻撃してくる敵魚雷を脅威外へ誘導します。
(ジャマーによって目標を見失った的魚雷を、デコイへ誘導して誤爆させます。)
チャフロケットシステム(チャフランチャー)

チャフロケットは、自艦に向けてロックオン、発射されたミサイル攻撃に対処し、これを撹乱するために用いられる。
艦橋の外側デッキに望遠鏡があったので覗いてみました。

対岸では白いか祭りを開催中。
艦橋(高所にあって指揮監視、操舵する場所)に入りました。

案外に広く感じる。
お約束的に? 早速、艦長席に座ってみます。
艦橋の窓から前方、艦首側の眺めです。

目前に白く丸い頭の高性能20mm機関砲が見える。
岸壁上の様子。 未だに乗艦待ちの人々がずらずらと長蛇の列を作っているのが見て取れる。

護衛艦「すずつき」一般公開in鳥取港は大盛況。
操舵席は他の者が独占しててなかなかどいてくれませんでした。

ライバルの背後に立ち、早く退いてくれるよう無言のプレッシャーをかけてみる。
ようやく操舵席に座ることが出来ました。
これもお約束的に? 操舵ハンドルを握ってみる。
艦橋から降りる順路は艦内の通路・階段を使って。

何やら記念盾が飾られている。
艦首側に降りて出て、高性能20mm機関砲(CIWS)です。

目標の捜索から撃破まで完全自動にすることにより高速の航空機及びミサイルから艦を守ります。
艦首側は艦橋のすぐ前、艦尾側は格納庫の上に備わってました。
垂直発射装置 VLS MK-41 Mod29

対空ミサイル及び対潜水艦用アスロックミサイルの発射が可能です。 目標の方位や艦の針路に左右されることなく、ミサイルを発射することができます。
62口径5インチ砲 MK45 MOD4

米国のBAE Systems社が開発したMK45 Mod4 Naval Gunを、国内では(株)日本製鋼所がライセンス生産したもので全天候、夜間、対地、対水上及び対空戦闘が可能です。
砲身長:62口径(約7.87m)、初速:827m/s、発射速度:約20発/分、

最大射程:約20km以上、旋回角:+-170°、俯抑角:-15°~+65°
艦首の先端、錨とかある場所。(この先は立入禁止)
以上で護衛艦「すずつき」一般公開見学を終えます。

いつもなら降艦した後、再び乗艦して2巡目おさらいの見学をしたいところですが、また乗艦待ちの長蛇の列に長時間並ぶのが嫌なので、今回は1巡だけの見学で満足することにしました。
続いては、岸壁上で行われてる装備品展示、自衛隊車両を拝見して歩きます。
お馴染みの軽装甲機動車。
あとの車両は航空自衛隊の芦屋基地(福岡県)から来られてました。
待機車1号

全長:11.98m、全幅:2.49m、全高:3.79m、総重量:19.98t
高射隊等が展開した場所において、隊員の仮眠所及び待機所として使用するほか、移動間には人員輸送車として使用します。 最大32名の人員を輸送することが可能です。 冷暖房は完備されています。
この待機車というのは初めて見ました。

後部から乗り込んで車内の見学が出来ました。
ベンチが並ぶ。 これが左右にあります。

冷房が効いてたので、暫くここに座っていたかったです。
一部は折りたたみベッドが組み立てられていた。

シェルター内の折りたたみ式3段ベッドを組み立て、最大24床のベッドを確保することが可能です。
トラック

(詳細不明)
トラック7t

全長:7,660mm、全幅:2,490mm、全高:3,545mm、車両総重量:11,570kg(発射機牽引時33,950kg)、エンジン:直列6気筒ディーゼルインタークーラーターボチャージャー、最高出力:460PS、最高速度:85km/h
実際にペトリオットミサイルPAC-3を牽引するトラックがもう1台。
ペトリオット・システムは、1990年代以降に予想される航空脅威に対応するために米国レイセオン社が開発した地対空誘導弾システムで、優れた機動性を持ち、低高度から超高高度にわたる高速目標及び同時多発目標に対する要撃能力を有するとともに、強度のECM環境下においても有効な防空戦闘力を発揮できる。

多様化する航空脅威に対応するため、段階的なシステム能力の向上中であり、PAC-3形態は弾道ミサイル対処を主目的に改良されたシステムである。
発射機 (LS:Launching Station)

4個のキャニスター(ミサイル運搬用のケース)を搭載し、射撃管制装置(ECS)等による遠隔操作により、ミサイルの発射を行います。 射撃管制装置(ECS)等からのVHF無線機または光ファイバー・ケーブルによるデジタル・データ・リンクによって遠隔操作されます。 スタンダード、PAC-2弾及びGEM弾は1個キャニスターに1発のミサイルが格納されていますが、PAC-3弾は1個キャニスターに4発のミサイルを格納することが可能です。(最大16発)
帰り際には、広報パンフレット一式、クリアファイル、ボールペン、ポケットティッシュ、団扇、ペーパークラフトなどお土産をしっかりと頂きました。
護衛艦「すずつき」一般公開in鳥取港

今年4月、中国での国際観艦式に旭日旗を堂々と掲げて参加し歓待を受けたことで、話題となったばかりの旬な護衛艦「すずつき」の貴重な一般公開見学でした。 いいものが見れましたね。
最後にまた愛車のコルベット艦とのいい感じの構図での撮影をしてから帰る。

ありがとうございました♪