
冬季の活動停滞期にあっても、昨年のネタがまだ残ってるのでブログが書くことができます。
今回のブログも昨年のものから・・。
毎年11月18日の土木の日を記念して、楽しみながら建設業とふれあうイベントが開催されたので現地に行ってます。
(開催日:2019年11月16日(土))
同イベントに行くのはこれで3年連続の3回目。
現地の臨時駐車場に到着の図です。

イベントは、屋内メイン会場(スポーツセンター)と屋外サブ会場(斐伊川放水路)で開催されますが、当ブログでは屋外サブ会場での催しのみをフィーチャーいたします。
まずは、斐伊川放水路と分流堰の見学バスツアーに参加しました。
斐伊川放水路とは、宍道湖に流れる斐伊川から、日本海に流れる神戸川までを結ぶ放水路です。

過去発生した斐伊川流域の洪水を契機に、地域住民の安全を守るため平成25年に完成しました。
斐伊川放水路の全延長13.1kmは、水の無い川に見える開削部の延長4.1km、および神戸川合流地から日本海までの川幅を広げた拡幅部の延長9.0kmから成ります。
そして、斐伊川放水路の入り口にあるのが斐伊川放水路分流堰です。 斐伊川洪水の際に一部を放水します。
マイクロバスに揺られて斐伊川放水路へ。 バスはスロープを放水路の底へと下りる。
平時は水の無い川である斐伊川放水路を走るバス。

とても広大なコンクリートの空間が約4km続きます。
有事の際はここを水が流れます。

もちろん普段はこの放水路に一般の人が立ち入ることは出来ません。 見学ツアーは貴重。
斐伊川放水路分流堰が見えてきました。
乗ってきたマイクロバスです。

たまたまこの見学時間のバスに乗車した見学者は自分一人でした。 あとは運転手と国土省の人。
国土交通省の職員さんの説明を受けながら歩く。 マン・ツー・マン。

手前に見えるのは流れた砂を溜める場所。 斐伊川は砂が多い川でたくさんの砂が流れ込む。
斐伊川上流は伝説の鉄造り「たたら製鉄」の地であり、砂鉄の黒い砂もたくさん混じってます。
この大きなコンクリートブロックは放水時、水の勢いを弱めるためにあるものです。
斐伊川放水路分流堰

堤長:約200m、起状ゲート:5門、制水ゲート:2門、沈砂池:1式
起状ゲート

幅200mの分流堰全体に5門あります。 洪水時はゆっくりと倒れ、放水路に分流する。
この起状ゲートの向こう側は斐伊川で、上から約1.7mのところまで水が来てるとのこと。
また、この真上には道路が通っています。
制水ゲート (緑色のゲート)

左右両端に2門。 分流量が規定値を越える場合は制水ゲートを降ろし、放水路に流れる水を制御します。
沈砂池

分流堰とコンクリートブロックの間にあります。 流水中の土砂を沈殿させ流れから除きます。
続いて、分流堰の横に建つ管理棟の中へ。
2階に上がって操作室の見学です。

起状ゲート5門や制水ゲート2門などの操作卓やモニター画面が並ぶ。 ここでは実際に起状ゲートが時間を掛けてゆっくりと倒れ、分流していく様子をビデオで視聴しました。
管理棟2階から眺める斐伊川放水路分流堰。

分流堰の見学は以上です。
再びマイクロバスに乗って斐伊川放水路の底を戻るように移動。
今度は土木や建設の現場で働く車たちの展示&体験コーナー。
国土交通省が独自開発した草刈り機。 県内には3台。

草刈り部上げ↑
草刈り部下げ↓

ゴムキャタピラーは左右独立駆動で小回り効く。 最大登板角度45度の坂も登れます。
ラジコン操作もさせてもらえました。

前後左右に走らせたり、草刈り部を昇降させたりしてみました。
河川パトロールカー

河川の利用状況の把握やゴミの不法投棄や焼却の監視、洪水時の水位の変化や堤防などの河川施設や周辺に異常がないかをチェックし、良好な河川環境の維持、災害を未然に防ぐため、常日頃からパトロールを行っています。
中途半端ではありますが、自己都合によりここで区切ってブログは後編へと続きます・・。
Posted at 2020/01/23 01:32:11 | |
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