
前ブログの続きです。
2019年11月17日に出雲市駅前で催された陸上自衛隊出雲駐屯地創立66周年記念行事の市中パレードです。
式典&市中パレードの開始前、朝から集まった自衛隊車両と準備の様子を見て歩いています。
各種修理車(シェルター搭載型73式大型トラック)

後部シェルター内において、火砲や電装品の修理・整備作業が可能。 整備のための工具・機材や各種装備などを格納したシェルターを搭載します。
こちらの73式中型トラックには85式地上レーダ装置を搭載。

85式地上レーダ装置は遠方の目標の発見や監視に使用します。 (レーダーが高く伸びる)
93式近距離地対空誘導弾

出雲駐屯地と同じく第13旅団、岡山県の日本原駐屯地からの応援。 第13高射特科中隊。
93式近距離地対空誘導弾は、低空域目標の撃墜を主とした地対空誘導弾です。
敵に中距離、短距離での迎撃が回避され、低空域まで侵入されてしまった場合の最終防衛線となる地対空装備の自走式地対空誘導弾で、目標を撃墜するための防空システムです。

高機動車(メガクルーザー)の後部荷台部分に地対空誘導弾を2発ずつ計4発収めた全周囲旋回式の発射機コンテナを左右に2基搭載。
山口県の山口駐屯地から第17普通科連隊の重迫牽引車。(高機動車の派生車両)

120mm迫撃砲RT(重迫)を牽引します。 高機動車のナンバープレートが「06-nnnn」であるのに対し、重迫牽引車は「50-4nnn」のナンバーが取り付けられている。
化学防護車

第13旅団の司令部を置く広島・海田市駐屯地の第13特殊武器防護隊から来た珍しい車両。
化学防護車とは、核兵器や化学兵器が使用された状況下で、放射線や汚染状況を調査・測定する車両です。

82式指揮通信車がベース。 各部の密閉度を上げ、空気浄化装置を装備することで乗員を外部の汚染から守り、車外の放射線の測定や毒ガスの検知が可能になってます。 車体後部右側には汚染された土壌のサンプルを採取できるマニピュレーター(ロボットアーム)が備わる。
屋根に赤色灯とサイレンがあり、一般道で緊急車両として扱われる自衛隊車両です。
除染車3型

化学防護車と同じく広島・海田市駐屯地の第13特殊武器防護隊から。
陸自の各化学部隊に装備され、汚染された地域や施設等の除染、防疫消毒作業を行います。

73式大型トラックがベース。 荷台部分に水や中和剤が入るタンクや加温装置・散布ノズルなどを搭載しています。
出雲市駅前の通りに集まった市中パレード参加の自衛隊車両たち。

出雲駐屯地が属する中国5県の防衛を担任する第13旅団からの応援含めて40台くらい。
73式小型トラック(1/2tトラック、愛称:パジェロ)

自衛隊向けに生産されたお馴染みの汎用四輪駆動車。 市中パレードでは先頭を切り、国旗や陸自の旗を掲げます。
偵察機動戦士レコナイザー

出雲駐屯地で独自開発し新たに装備された人型ロボット兵器。
出雲駐屯地公認キャラクターのレコナイザーが出雲駐屯地記念行事の市中パレードに初登場。

初お披露目は、この記念行事の市中パレードより2週間前にあった
産業未来博2019でした。
どこからでもカメラを向けると視線を外さずこちらのほうを向いてくれました。

なんと、市中パレードの先頭を飾る73式トラックに乗車しています。
いっぽう、式典&市中パレード終了後に装備品展示や音楽コンサートがある市役所敷地内です。

こちらの準備状況も見ています。
いろいろな資材を積んできたのであろう73式中型トラックが並ぶ。
第13音楽隊のバス。
第13音楽隊の器材トラック。
出雲駐屯地のイベントではお馴染みのふわふわドームも設営されました。
インスタ映えコーナーとして指揮所も置かれる。
装備品展示の大型トレーラーと・・
92式地雷処理車(愛称:マインスイーパー)
地雷原処理用ロケット発射装置を展開し高々ともたげる。
装備品展示はこれだけではなくて、後ほど市中パレードを終えた車両たちもここに集結します。
それでは9時15分より式典&市中パレードが始まるので駅前通りの沿道に立ちます。
日の丸の旗が配布されました。 いよいよ始まる。 ブログはここまでが序編。 次から本編。

ここで「出雲駐屯地創立66周年記念行事 市中パレード」のブログはパート③へと続きます・・。
Posted at 2020/01/26 20:16:56 | |
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